松本暮らし~春(⑨お気に入りのサイクリングコース)
私は自転車旅が好きです。速くなく遅くなく、距離も稼げてちょうどいいと思います。
滞在中に、安曇野でお気に入りのサイクリングコースができました。約2時間、季節の移ろいを感じて走る心地よいコースです。
ヘッダーは、愛車と安曇野。愛車を折りたたんで車に載せ、30分走り、数分で組み立てたら出発です(ほぼ、写真集のような記事です)。
本連載は、通過する旅に物足りなさを感じ、“滞在する旅” を試した私の体験談と、その結論としての “2年間限定移住のすすめ” です。
信州ファンや滞在型の旅が好きな方の参考になれば、さいわいです。
私のライフワーク「昔の人びとの楽しみ方」の名残りも探っています。
好きな季節は、山に雪が残る春。5月まで楽しめます。
(以下の写真は、主に4月下旬(2025年)のもの)



さて、上の水路。水はどちらに流れているでしょうか?
水は、山に向かって流れています(水面の花びらをご覧ください)。
安曇野の扇状地をぐるっと回って、農業用水を供給しています。
1816年(文化13年)に、わずか3ヶ月で15kmの水路を完成させました。延べ6万7千人が参加した大プロジェクトです。
庄屋をリーダーとする農民たちが、松本藩の許可を得て工事し、拾(十)ヶ村に水を供給。畑や原野を水田に変えました。
現地の看板には、“等高線に沿って1/3000勾配の水路を作った”とあります。しかも、水量が多い奈良井川の水を、梓川の上を通して引いています(現在は、梓川の下を通すサイフォン式)。今も780haの農地を潤しているということ。感動です。
江戸時代は、住民が公共事業をする時代。大規模の治水工事は、幕府や藩が行う御用普請でしたが、この規模で、住民だけで行ったことにビックリ。

風がないことも条件で、旅行者でご覧になれた方はラッキーです。


見通しがよく、歩行者がいないので、スピードを出せる道。

裏側には、文政7年と彫られています(6月末撮影)


ここからの写真3枚はレンタサイクルの旅行者をよく見かける場所です。







標高530~570mを走る31kmの周回コース。
道標や道路上のルートマーカーも整っています。
↓紹介したAコースを含む、安曇野市のサイト
本当に、心の洗濯をできる道です。
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■私の書籍 2025年出版。江戸・明治時代の村人たちの楽しみ方と現代生活への応用について書いています。

■私のブログ つたない英語に日本語を併記しています。
