第40話:チューブトップのブラジャーを知らない男性がいじられていた話
※ 実話です。
SNSで話題になっていたツイートを見た。チューブトップのブラジャーを知らない男性が、散々いじられていた。知らないのが信じられない、童貞だと言われていた。
肩紐がないブラジャーなんてあるのかよ…… pic.twitter.com/m6b1RInx0Y
— 下手好き (@Futazuki3) April 18, 2026
自分にとっては一般常識だった。

理由は二つある。
一つは女装をしているからだ。下着売り場に行くのは普通のことで、チューブトップのブラジャーも当然知っている。ストラップレスブラとも呼ばれる。肩紐がなく、バストトップを覆う形状で、チューブトップや肩が出るデザインの服に合わせて使う。これを知らないのは、確かに女性の服装に疎いということになる。ただ、女装していても自分は女性用の下着は着けていない。(妻に怒られる)
もう一つはカメラマンをやっていたからだ。女性を撮影する機会が多かった。衣装の話をすることも多く、自然と女性の服や下着の知識がついた。
ただ冷静に考えると、女装もしない、カメラマンでもない、普通の男性が知らなくても不思議ではない。下着売り場に縁がなければ、そういうものの存在を知る機会がない。
いじられていた男性が童貞かどうかはわからないが、知らないこと自体は責められないと思った。チューブトップのブラジャーはそもそも外す必要がない構造なので、女性と親密な経験がなければ存在を知る機会がない。
女性経験がない男性はフロントホックが当たり前だと思っている可能性がある。もしかするとホックすらなく、かぶって着けるものだと思っているかもしれない。知らないのは経験の問題であって、責める話ではない気がした。

女装をしていると、男性が知らない女性の常識を自然と身につけることがある。着替えに時間がかかること、ストッキングが伝線すること、チューブトップのブラジャーの存在。第30話で書いた「女性に寛容になれる」というのも、こういう積み重ねからきている。
知っているから偉いわけではないが、知っていると少し生きやすくなることはある。

前回の話はこちら
