【Day149】生粋のシティガール、初めて「田舎の親戚付き合い」に遭遇する①
やあ、いらっしゃい(´・ω・`)
ここは100日後に潰れるはずだったバーボンハウス。
マスターは都内住みアラサー女のワセジョちゃん。
この店は、本当は100日で終わるはずだったんだけど……
来てくれる人たちのおかげで、これからも続けていくことになった。
今日は店を開いて149日目の夜。
この店がいつまで続くか、その目でぜひたしかめてほしい。
* * *
少し前に、私の実家に帰省した話を書いた。
今回は、夫の帰省の話である。
夫の実家は、私の実家から車で30分ほどのところにある。
どちらも都内だ。
しかし夫は、毎年きちんと両親の実家に帰省している。
結婚してからは私も同行するようになったのだが、今年は例年より少し長く滞在することになった。
お盆に入る一週間ほど前、夫の親戚が亡くなった。
母方の叔父で、山奥にある生家で姉と二人で暮らしていた人らしい。
葬儀や諸々の手続きはすでに済んでいたものの、そこはいわゆる「限界集落」というやつだった。
突然ひとり暮らしになってしまった故人の姉――夫の伯母は60代。
その伯母が心配なので、今年は例年より少し滞在日数を増やすことになった。
夫の父方の実家には毎年行っているが、母方の実家に行くのは今回が初めてだった。
といっても、どちらも同じ県内にあり、車で20~30分程度の距離しかない。
夫によると、「近場の集落の人同士で結婚した」とのことだ。
ということで、まず義父の実家で墓参りをし、翌日は義母の実家で親戚たちと昼食を食べることになった。
この昼食会は急遽決まったものだったので、義母の実家に住む夫の伯母からは、「うちには何もないよ」と言われていた。
そこで私と夫が、近場のそこそこ有名なレストランまで車を走らせ、レトルトカレーを買ってくることになった。
ちゃんと買い出しをしようとすると、もっと遠くまで車を出さなければならない。
それならもうレトルトカレーでいいよね、ということで、満場一致で決まった。
そんなわけで私は、夫の親戚が暮らす限界集落へ、レトルトカレーを携えて向かうことになった。
* * *
ここで、夫と私の背景を少し説明しておきたい。
夫は、義両親が上京してきた東京暮らし2世。
私は、祖父母が上京してきた東京暮らし3世である。
夫は義両親の実家に帰ることも多く、私から見るとかなり親戚付き合いがあるほうだ。
親戚同士の仲もよさそうである。
一方、私はというと、祖父母は全員、実家との折り合いが悪かったらしい。
そのため、「田舎に帰る」ということが一度もなかった。
夏は帰省ではなく、もっぱら家族旅行の季節だった。
加えて、両親のきょうだいは全員未婚。
つまり、いとこもいない。
その未婚の伯父や叔母ともあまり会わなかったので、親戚付き合い自体がほとんどなかった。
母方の祖父母とは同居していたため、年始に父方の祖父母に会いにいくことはあった。
とはいえ、父方の祖父母は23区内に住んでいる。
まったくもって田舎ではない。
むしろ、実家より都会である。
つまり、何が言いたいかというと。
私は田舎の作法に一切触れたことのない、生粋のシティガールなのだ。
東京にずっと暮らしている人でも、親戚付き合いがあれば、多少「田舎っぽい文化」には触れたことがあるはずだ。
東京だって一つの「地方」に過ぎない。
たまたまドデカい平野だったから発展し、人口が増え、多少洗練されただけだ。
しかし、私は同居していた祖母が数年前に亡くなるまで、墓参りすらしたことがなかった。
それどころか、父方の祖父母がどこ出身なのかもそういえば知らない。
そんなナチュラルボーン・シティガールなのである。
そんな私が、限界集落のド田舎で昼食会をした。
そして、そこで初めて実感した。
私って田舎のこと何も知らないんだな……と。
……というところで、無駄に長くなってしまったので、続きは次回。
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