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noteのビューが消えた日 〜665万の内訳〜

9月8日、noteのダッシュボードが変わった。ビューという指標がなくなり、インプレッションとページビューに分かれた。私の全体ビューは6,657,427で止まっている。


最後の数字

アプリ版で撮った9月10日20時10分の集計は、全体ビュー6,657,427、コメント3,781、スキ234,359。ブラウザ版の新しい画面を21時20分に開くと、インプレッション27,564,793、ページビュー1,306,369、スキ221,083、コメント3,598だった。

同じアカウントの、一時間しか離れていない数字がこう並ぶ。

開かれていたのは二割

ページビューは1,306,369。旧ビュー6,657,427に対して19.6%

ここで公式の文書が二つに割れる。リニューアルの告知記事は、ページビューはこれまでのビューと「ほとんど同じ数字になる方が多くなります」と書いている。同じ9月8日に更新されたヘルプセンターは、「多くの場合、ページビューはこれまでの『ビュー』より小さい数字になります」と書いている。真逆だ。

私は後者だった。

告知記事のほうには但し書きが付いていて、もともと記事がたくさん表示されていた人は数字が小さく見えることがある、とある。3,580本のストックが記事下のおすすめ欄に出続けていれば、そうなる。

インプレッションは27,564,793。ページビューの21倍。直近28日で見ると1,507,508対52,700で28.6倍だから、比率は改善していない。

足しても戻らない

公式は、インプレッションとページビューは集計の対象範囲が違うので、2つを足してもこれまでのビューと同じ数にはならない、と注記している。実際に足すと2,887万になり、665万からは大きく外れる。インプレッションのほうは検索結果やハッシュタグページでの表示まで数えるようになり、旧ビューより広く取っている。

だから665万の内訳を、あとから割り出す方法はなくなった。この記事のタイトルは内訳と書いたが、内訳そのものは今後、永久に出てこない。

スキが合わない

アプリは234,359、新しい画面は221,083。差は13,276。コメントも3,781と3,598で183ずれている。集計時刻の開きは70分で、その間に1万3千のスキは付かない。

ヘルプにスキの注記はある。記事ページに出ているスキは現在の合計、アクセス状況は期間内に新しく付いた数なので一致しないことがある、という説明だ。ただしこれは記事ページと集計画面の話で、アプリとブラウザの食い違いの説明ではない。ヘルプがアプリとブラウザの差として書いているのは全体ビューだけになる。

もうひとつ、ヘルプはスキが取り消されても数が減らないことがあると書いている。確定した数値はあとから変えない仕様だからだ。減らないはずの側が、1万3千少ない。

消した記事のぶん

記事一覧を最後まで開いた。3,580行。すべて公開中で、下書きも非公開も、そして「削除済み」の記事も、一件も混じっていない。

全行を合計すると、インプレッション27,564,932、ページビュー1,306,379、スキ221,087、コメント3,598。上のカードの数字とほぼ一致する。読み込んだ時刻が二時間ずれているぶんだけ多い。新しい画面は、いま存在する記事を全部数えてスキは221,083になっている。

では13,276はどこにあるか。

1本あたりの平均スキは61.8だから、割ると215本ぶんになる。私は記事を消している。誤りに気づいたもの、続報で前提が変わったもの、書き方を誤ったもの。理由は概ねその三つだ。消した記事のスキが、アプリ側の集計にだけ残っていた。

コメントの差183も同じ形で説明がつく。現存分のスキとコメントの比は61.4対1、差分のほうは72.6対1。桁が揃う。

裏づけになるのは、noteのヘルプが削除記事について三通りの説明を並べていることだ。記事の削除方法を説明するページは、削除した記事はダッシュボードの一覧にも表示されなくなる、と書く。誤って削除した場合の復元を説明するページは、ビュー数が1以上なら内容を確認でき、タイトル横に「削除済み」と記載される、と書く。さらに別のページには、2025年7月1日現在、削除済みの記事を自分のダッシュボードから削除することはできない、とある。

私の一覧に「削除済み」は一件もなかった。新しい画面は、削除記事を一覧からも合計からも外している。アプリの234,359は外していない。

四百万で止めていた

節目の記事を書いてきた。100万を超えたのが2025年9月11日、330日目。そこから150万、200万、250万、300万と数えて、400万が2026年4月15日、542日目

500万も600万も書いていない。4月15日で止めた。

止めたあと、有料記事1000件販売の振り返り1万フォロワーの記事で、次は1000万ビューと大風呂敷を広げていましたが、と自分で書いている。看板を降ろす動きは5か月前に始まっていた。

新しい画面のグラフを見ると、インプレッションの山は2026年4月で、5月から5か月続けて下がっている。数えるのをやめた月と、noteの中で表示されなくなり始めた月が重なる。因果は主張しない。露出量はnote側の配信で決まる部分が大きく、こちらの手元にある材料では検証できないからだ。

当たっていた指摘

ビュー数を誇るの、やめませんか?を書いたのは2025年2月3日だった。noteのビューは読まれた数ではない、本当のところはアナライズを買わないと分からない、と書いている。今回のリニューアルの1年7か月前になる。

指摘は当たっていた。当たっていたのに、そのあとも100万、150万、200万と数え続けた。内訳を知らないまま数字を出していた点では、誇っていた人たちと変わらない。

スキ率10%の正体では、自分の実数は100見られて4〜5スキだと書いた。分母に旧ビューを使っていたからだ。新しい分母で計算し直すと、221,083÷1,306,369で16.9%になる。旧ビュー基準なら234,359÷6,657,427で3.5%。同じ実績が3.5%とも16.9%とも書ける。スキ率が高いか低いかを論じる前に、分母が何を数えているかを確かめないと、議論そのものが成立しない。

どこから来ているか

新しい画面には流入元が付いた。全期間のページビューの内訳はこうなる。

note.com 830,423(63.6%)、Google 155,378(11.9%)、参照元なし 124,051(9.5%)、Bing 75,605(5.8%)、Yahoo 50,822(3.9%)、X 34,292(2.6%)、DuckDuckGo 7,412(0.6%)、通知 6,349(0.5%)、はてなブックマーク 4,025(0.3%)、SmartNews 3,988(0.3%)、その他 14,217(1.1%)。合計は1,306,562で、上のカードの1,306,369より193多い。集計の時刻がずれているためと見ている。

検索エンジンを足すと289,217で、全体の22.1%。3分の2はnoteの中で回っている。Xからの到達は34,292で、2.6%。ただし私はXに本文を全文転載しているので、Xで読み終えた人はnoteに来ない。この2.6%は、Xで読んだうえでさらに有料部分を開いた人や、スキや保存のために移動した人の数に近い。Xでの読者数を測る数字ではない。

参照元なしの9.5%が何なのかは、公式の定義が見つからない。アプリ内の遷移やブックマークからの直接アクセスが入っていると推測しているが、確認は取れていない。仮にそれがnote内の移動だとすれば、note依存はさらに高い。

これから数える単位

ページビューで数え直す。1,306,369から。インプレッションは採らない。表示回数を看板に掛け替えたら、批判してきたことをそのままやることになる。

アプリを開くと、全体ビュー6,657,427がまだ表示されている。


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