1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件 #10「豊田商事事件」(最終回)
※1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件
#09「グリコ・森永事件」からの続き
いよいよこのシリーズ最後の事件となります。
いやー、これもかなりヘンテコな出来事でしたね。
<概略>
1980年代の前半に発生した、一連の悪徳商法(金等の現物まがい商法)を手口とした組織的な詐欺事件
高齢者を中心に、全国で被害者は数万人にのぼり、被害総額は、なんと2000億円近くとも言われている
そしてこの首謀者でもある「豊田商事会長・永野一男」は、1985年5月に、自宅にて、マスコミ取材陣の目前で、二人組の男たちによって、短刀で殺害された

<金のペーパー商法>
まずは、商品の対象が「金」
顧客と「地金を購入する契約」を結ぶも、実際には金を購入せずに「純金ファミリー契約証券」なるただの紙切れを渡すだけだった
「召喚」が近づくと、別の商品に乗り換えろだのと、巧みに契約を継続させ
「地金を見せろ」と言われて視点などで見せた「地金」は、メッキのニセモノだった
<お次はゴルフ会員権>
「鹿島商事」(“豊田”の次は“鹿島”だってよ)なる別会社を設立し、今度の販売対象は、「ゴルフ会員権」
顧客は自分でプレーせず、権利を「豊田ゴルフクラブ」という別会社に貸与、その賃貸収入を得るという内容
それらのゴルフ場も、当然ながらインチキ
ゴルフ会員権としての資産価値は、ほとんどなかったという

<今度はダイヤモンド>
「ベルギーダイヤモンド」なる、もっともらしいブランド名をひっさげて、資産価値などまったくない「屑ダイヤ」を「恒久資産になりますよ」と売りまくる
顧客を紹介するとマージンが入る、という「マルチ商法」を導入し、豊田商事本体と並ぶほどの被害が出た

<コミック雑誌なんかいらない>
1986年に製作・公開された日本映画
内田裕也氏による脚本・主演。当時の世相を、内田裕也氏扮する「ワイドショー・リポーター」目線で描かれている

この豊田商事会長刺殺事件をモデルとしたシーンも登場し、犯人役を、北野武(ビートたけし)氏が演じた
...グリコ森永事件同様、すでに社会人と化していた吾輩にとっては、「詐欺」「殺人」も衝撃的でしたが。
豊田商事の社員たちが何とも「ブラック」環境で、当時サラリーマンだった自分と被りましたね笑。
おしまい
