1分で読める超まとめシリーズ 昭和の大事件 #04「横井庄一氏帰国」
※1分で読める超まとめシリーズ
昭和の大事件 #03「三島由紀夫割腹自殺」
からの続き
お次は「横井さん」と「小野田さん」のダブルヘッダーです。
まずは「横井庄一氏」から。
「戦争を知らない」我々子供たちにとっては、これまた不思議な出来事でありました。
<概略>
横井庄一(よこい しょういち)氏
日本陸軍の兵士として、1944年(終戦の1年前)米国領グアム島に配属されるも、日本軍は完全に壊滅、同氏も「戦死」とみなされて、戦死公報も届けられた

ところがどっこい、実は同氏は死んでおらず、残留兵の投降を呼びかける放送が鳴り響くも、敗戦を信じなかった
仲間4名とともにジャングルで生活を続ける
終戦から1年後の1946年、仲間のうち2名は投降
さらに8年後、横井氏以外の2名が死亡(台風によるものだと言われている)
遂にひとりぼっちとなった
そして1972年、食べ物を捕獲しに出かけていたところを、現地の住民に見つかり、身柄を捕獲される
同年の2月2日、元陸軍兵士・横井庄一氏は、日本に帰国することとなり、羽田空港に降り立って、28年間に及ぶジャングル生活が全終了
満57歳であった
その後の記者会見で発言した「恥ずかしながら帰って参りました」は、皆が真似するその年の流行語となる
すでに「高度経済成長」「東京オリンピック」「大阪万博」などに湧いていた日本
「まだ戦争は終わっていなかったのか」と思わせるこの事件は深い一石を投じた

<以降のエピソード>
帰国してからしばらくは、不謹慎にも「軍人ブーム」が到来し「軍歌バー」なるものができるほどの流行に
なぜか「夜のヒットスタジオ」などのバラエティ番組にも出演し「浦島太郎」キャラとしてもてはやされた
周囲に踊らされたのか、勘違いが過ぎたのか、帰国から2年後に、「参議院議員選挙」に立候補するも落選
この年の3月に、もう一人の残留兵「小野田寛郎」氏(後述)が現れ、大衆の関心はそちらに移ってしまう
こうして「横井庄一ブーム」は静かに終わったのである
...当時中学1年生、こどもながらに、疲れたおっさんが飛行機のタラップを降りてくるシーンは、今でもよく覚えており。
「戦争を知らない」世代が、何かを感じた一事件だったようで。
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昭和の大事件 #05「小野田寛郎氏帰国」
に続く
