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【#9ゼロ初級者とレッスンをしよう】発音練習について

日本語のレッスンをしていて、人によっては、少し苦労するのが「発音」ですよね。

発音は、同じレベルでも、母国語の影響や、日常どのぐらい日本語に触れるかなどによって、差が出やすいのかな?と感じています。

そこで今回は、ゼロ初級者とレッスンする際の「発音」について、私が気を付けている点などをまとめてみました。

【こんな人に読んでもらいたい】
・ゼロ初級者とレッスンしたい人
・発音を指摘する際の注意点を知りたい人

私が気を付けている事

ゼロ初級者ですので、もちろん、まだ日本語には慣れていません。
そのため、発音がバッチリできるなんて事は、稀です。

アクセント・イントネーション、特殊音、無声音・有声音など、学習者さんの母国語によって、難しいと感じる点は異なってくると思います。

いずれにしても、私が気を付けている事は、「モチベーションを維持する事」です。

当たり前ですが、何度も何度も指摘されると、「自分はダメだ」って落ち込みますよね。
ゼロ初級者ですので、できなくて当然なので、指摘しすぎたり、完璧を求めすぎるのは、学習者さんの負担になりかねないと思っています。

指摘の程度に関しては、学習者さんの母語の影響だけでなく、その方の性格も鑑みて、指摘していけたら良いと思います。

「どんどんダメな点を教えてください!」という方もいれば「指摘された...」と落ち込んでしまう方もいます。

いつ指摘するの?

毎回指摘するのは、する側もされる側もイヤになっちゃいますよね。
ですので、私は、意味が変わってきてしまう時は、伝えるようにしています。

【例えば…】
主人・囚人
おばさん・おばあさん
地図・チーズ
着て(来て)・切手
柿・蠣
二時・虹

長音・促音・イントネーションなどによって、同じまたは似ている単語でも、全く違う意味になる事がありますよね。

この様な時は、正しい発音を伝えるように心がけています。

それ以外の時は、正直、ここは先生個人の判断となるのですが、
・聞いていてあまりにも違和感がある時
・絶対に日本人が言わない発音の時、などでも伝えます。

しかし、冒頭にも書いた通り、指摘しすぎるのもモチベーションが下がってしまう可能性があるので、ある程度でOKとする時もあります。

指摘する際に気を付けてること

ゼロ初級者といっても相手は大人です。(子供の場合もありますが、ここでは大人を想定しています)

そのため、私はレッスン中「先生・生徒」という上下関係性をあまり出さないように心がけています。もちろんこれは「指摘」する際にも、気を付けると良いのかなと思っています。

怖い顔で「指摘」するのではなく、その発音だと、どうなるのか、どうしたら正しい発音になるのかを、アドバイスをするような雰囲気で伝えると、学習者さんも、気分を害することなく受け入れてもらえると感じます。

発音練習

発音練習の方法はいろいろありますので、ここで紹介する以外にも、先生方がしやすい方法で行っていただければOKです。
参考として目を通して貰えたら嬉しいです。

①単語→文へ

まずは、単語を何度か言う練習をし、その後、短めのフレーズで言う。

【例えば…】
学習者さんが「着て」と「切手」と言ったと想定します。

T:着て(パンパン)・切手(パンパンパン)
※拍手をしながら言って、拍数が違う事を伝えると◎
S:着て
T:着て(パンパン)
S:着て
T:着てもいいですか。
S:着てもいいですか。
T:これ、着てもいいですか。
S:これ、着てもいいですか。

②少し大げさに言う

違いを伝えるために、ちょっと大げさに言ってみるものアリです。

【例えば…】
おばさん・おばあさん
おじさん・おじいさん
主人・囚人
雪・勇気

特に、長音の場合は、少し変でも、「伸ばすよ」という事を伝えるために、長く伸ばして違いを伝えても良いと思います。

③早口言葉やシャドーイング

ゼロ初級者とのレッスンでは、少し難易度が高いかもしれませんが、簡単な早口言葉や、リスニング教材のシャドーイングなどを取り入れ、発音練習をしてみてもいいかもですね。

その他、ゲームなどを取り入れてみても楽しいと思います。
学習者さんの要望や、時間との兼ね合いも踏まえ、どの程度、発音練習に力を入れるか検討するといいです。
ゼロ初級者なので、ガッツリやらなくても、日本語の音に慣れてもらうだけでも十分だと思います。

国際音声記号(IPA)

国際音声記号(IPA: International Phonetic Alphabet)は、あらゆる言語の音声を文字で表記するために、国際音声学会が定めた音声記号です。

これを実際のレッスンで取り入れる事はあまりないと思いますが、先生の勉強として、興味があれば、ちょっと勉強してみても楽しいと思います。

東京外国語大学 言語モジュールに、詳しく掲載されていますので、参考になるかと思います。

この記事が、何か参考になれば幸いです。


日本語教師のたまご

日本語教師に関する情報を発信していますので、気になったらチェックしてみてください。少しでもお役に立てるようコツコツ更新しています✎

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さち|日本語教師×元人事部 オンライン日本語スクール(仮名:Online Japanese School)サイト開設を目指しています。文字が分からなくても自主学習できる構成で検討中。複数人で行ってより良い物にしたいと思いますので、人件費のサポートをお願いできればと存じします。