孤独な「旗振り役」から「結び手」へ。半径5メートルの関係性から始める土壌づくり
2022年8月から Engagement Run! に参加している、草野球が大好きな、駆け出し人材戦略メンバーの よこさん です。
今回は、「【2026年5月オフライン交流会】社会教育の視点でひも解く、エンゲージメント推進の突破口 〜人を「巻き込む」前に、「つなぐ」視点で考えてみよう〜」に参加しましたので、感じたことを共有します。

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いつもと違う視点から突破口のヒントを探る
今回の交流会では、社会教育という、いつもと少し違うアプローチを持ち込んでみました。直接的には組織のエンゲージメント向上とは異なる領域のように見えますが、社会教育は「学び合い」を通じて地域課題を解決したり、人とのつながりを育むことを目指しており、私たちの活動に持ち込める要素が多くあると思っています。
例えば、社会の効率性を高める「信頼・規範・ネットワーク」といった、人々がつながり、協力し合うための社会的な資源であるソーシャル・キャピタルの考え方です。このような視点を取り入れることで、行き詰まったエンゲージメント推進活動の突破口を見つけるヒントになるのではないでしょうか。
孤独な「旗振り役」から「結び手」へ
組織全体のエンゲージメント向上推進担当は、大抵の場合、多くの専任を置かれることはありません。一人で推進隊長を務めることも少なくはないと思います。
一人で推進するとき、「旗振り役」として組織全体を一度に動かそうとしたり、数字や目標で語りがちになったり、「エンゲージメントを高めよう!」と全社向けの施策を打とうとするほど、現場との温度差を感じてしまうことはないでしょうか。
推進者の思い描く理想が現場の実態と合っていない可能性もあり、「自分の描く理想は独りよがりなのではないか」という不安もよぎるかもしれません。
そんなときの一つのアプローチとして提案したいのは、「結び手」としての役割です。
まずは、推進者自身の周囲にあるインフォーマルなつながり(同期、共通の趣味の同僚、ランチ仲間など)といった、すでに話しやすい小さなコミュニティを探します。そして、いつもの雑談に「やりがいや想い」などのエンゲージメントの要素を自然に織り交ぜていきます。
また、普段エンゲージメントの話しをあまりしない相手だからこそ、思いもよらぬ視点からの意見を得て、推進活動における思考の幅を広げることができるかもしれません。
弱い絆が、本音を語れる強い組織をつくる
組織図上の縦・横の強固な関係性である「強い絆」だけでは、時に同調圧力や息苦しさが生まれて、素直な気持ちを伝えるのが難しい場面があるかもしれません。
そのため、役職や部署など関係なくフラットに話せる「斜めの関係」やインフォーマルな繋がりである「弱い絆」に注目することが大切になります。
個人的には、このような「弱い絆」こそが、本音を語り合える組織の土壌(ソーシャル・キャピタル)になり、心理的安全性をもたらして、結果として強い組織をつくることに繋がると考えます。
みなさんも、「すでに話しやすい小さなコミュニティ」を探してみてはいかがでしょうか。身近な「弱い絆」から始める土壌づくりを、ぜひ組織づくりの選択肢の一つにしてみてください。
