「誰が悪いか」ではなく「何をより良くするか」
2022年8月から Engagement Run! Academy に参加している、草野球が大好きな、駆け出し人材戦略メンバーの よこさん です。
今回は、組織内で問題が生じた時の色々な方の反応を見て感じたことを共有します。
経緯には人の判断が介在する
組織で何かしらの問題が生じたとき、「どうしてこうなったのか」を振り返ると、必ずどこかに「人の判断」が介在しています。
しかし、そこで振り返りを止めてしまうと、物語の中に登場する「誰かの判断」が原因だと結論づけられ、原因は「登場人物の誰か」に固定されてしまいます。
当事者たちは、自分たちの判断だけが原因ではないことを知っています。
だからこそ、責任を一方的に押し付けられまいと反論し、自己防衛に入ります。
また、当事者ではない人の中には、高みの見物のように、自分の立場や価値観に近い側を支持し、遠い側を外野から批判する人も出てきます。
こうして「誰が悪いか」という議論に終始してしまうと、問題の本質からどんどん離れていきます。
過去は変えられないという原則に立ち返る
「人ではなく事柄に目を向ける」という視点はとても大切です。
私は、それに加えて「過去から未来へ視点を移す」ことも同じくらい重要だと考えています。
未来に視点を移すことで、周囲の人たちが「全員当事者」になり得るからです。
組織内で起こるあらゆる問題は、未来の自分たちに関わる問題です。
それをどれだけ自分ごととして捉えられるかが、建設的な議論ができるかどうかの鍵になります。
問うべきは「誰が悪かったのか」ではなく、「何をより良くできるのか」ということです。
感覚は普段の業務から育む
とはいえ、この感覚は一朝一夕で身につくものではありません。
日常の業務の中で意識し、少しずつ鍛えていく必要があります。
良いところは人に、改めるところは事柄に。
分析の中心をどこに置くか、未来に目を向けて対話をすることができるかは、実はとても繊細で難しいことだと思います。
例えば家族の問題を考えると、相手の行動や判断ばかりに目が向き、客観的に事象を捉えて「より良くしていくための議論」をすることが難しい場面がありますが、組織でも同じことが起こります。
普段の業務から、どの部署が悪いとか、経営者の考えが足りないとか、誰が悪いと言う話ではなく、その結論に至った経緯や影響を与えた周辺の環境に注目して、自分たちにとってより良い状態になるために何ができるかに注目するクセをつけていきましょう。
誰かを変えられるのは、その人自身だけです。
周囲ができる唯一のサポートは、本人が「より良い自分」になれる環境や関わりを提供することだと思います。
