大河ドラマ『べらぼう』ありがた山スペシャル
今回は「ありがた山スペシャル」で、またまたファーストサマーウィカが出てくる総集編の構成でした。いつもどおり観てたんだけど、NHK+やSNSで散々見ていたシーンだったので、今回の番組についてここで取り立てて書く内容は無し。代わりに1回〜16回を通した感想を書きます。
大河『べらぼう』は3部構成?
そもそも大河ドラマの本編放送が、スポーツや災害報道など特別な理由もなく休止するなんて珍しいとは思うのですが…今回は区切り良くするために、敢えて1回休止したようでしょうか?
これまで放映した16回に敢えてタイトルをつければ「第一部 吉原編」ってことになるのでしょうね。(おそらく再登場しない)主な登場人物としては五代目瀬川(小芝風花)と平賀源内(安田顕)かと。瀬川は失踪、源内は獄死と、一言で説明するとグロい感じの表現になってしまうのは、森下脚本ならではなんでしょうかねぇ?
次週からは(第二部の)日本橋が舞台になるそうですので、実はセットの組み直しに時間がかかるので放映は1回休止にした…とかが真相なのかも知れないですね。いずれにせよ、第1部の蔦重の人物描写はジュブナイルみたいな青臭さでしたが、対する吉原の面々は結構リアルな俗っぽさで描かれてたので、そのあたりの両者のズレをどう理解するべきか?
第二部も全16回だとすると8月末あたりに田沼意次の失脚があって、その後の9月以降は第三部では松平定信との対決ってことなんでしょうかねぇ?
森下佳子の作風と大石静との比較
前回の最後で「森下脚本と前作の大石脚本の違い」を考えるのは面白いと書いたのですが、そのテーマでChatGPTに質問してみました。
「脚本家森下佳子の作風は?」
脚本家・森下佳子さんは、深い人間描写と独自の世界観で知られる実力派の脚本家です。彼女の作風は、以下のような特徴があります。
### 人間の複雑さを描く深い心理描写
森下さんは、登場人物の内面を丁寧に描き出すことで知られています。例えば、ドラマ『白夜行』では、犯罪に至る人物の背景や行動原理を掘り下げ、視聴者が感情移入できるような人物像を構築しています。
### 善悪のグレーゾーンを描く視点
彼女は、物事を単純な善悪で描くのではなく、両義的な視点を持つことを大切にしています。「一人の悪者を描くとき、悪者からの視点も忘れないようにする」と語っており、曖昧さや複雑さを含んだ人間模様を描くことが特徴です。
### 日常の中の幸せを描く
『ごちそうさん』では、食をテーマに日常の中の幸せや家族の絆を描いています。大きな事件が起きなくても、日常の小さな出来事の積み重ねで人間ドラマを描くことができると評価されています。
### 歴史や原作へのリスペクトと新解釈
森下さんは、史実や原作に基づきつつも、新たな解釈を加えることで作品に深みを持たせています。例えば、映画『花戦さ』では、実在の人物を明るくコミカルなキャラクターとして描き、観客に新しい視点を提供しています。
森下佳子さんの作品は、深い人間理解と独自の視点で多くの視聴者を魅了しています。彼女の描く物語は、登場人物の内面に迫り、観る人に新たな気づきを与えてくれることでしょう。
「前作の大石静と比較して」
森下佳子と大石静はどちらも実力派の脚本家で、それぞれ異なる魅力と作風を持っています。以下に両者の特徴と違いを比較してみます。
### 森下佳子の作風(代表作:『白夜行』『ごちそうさん』『JIN-仁-』『天国と地獄』など)
- **心理描写が深い**:登場人物の内面の葛藤や影の部分を丁寧に描く。
- **グレーゾーンを重視**:善悪をはっきり分けず、人間の複雑さを描く。
- **静かな感動**:派手さよりも日常の中にあるドラマに焦点を当てることが多い。
- **構成が緻密**:サスペンスや伏線回収の巧さが光る。
- **ジャンル横断**:時代劇、ホームドラマ、ミステリーなど幅広く手がける。
### 大石静の作風(代表作:『セカンドバージン』『大恋愛』『功名が辻』『おちょやん』など)
- **セリフが強い**:ウィットに富んだ、印象的なセリフ回しが特徴。
- **女性の生き方を描く**:特に中年以降の女性のリアルな心情や社会との関係を描くのが得意。
- **情熱的・ドラマティック**:恋愛や人生の転機をドラマティックに描く傾向が強い。
- **自伝的な要素や体験を反映**:自身の体験を元にした作品も多く、リアリティがある。
- **感情の爆発**:感情のぶつかり合いを描くシーンが多く、観ていて熱量がある。
### 比較すると…
| 特徴 | 森下佳子 | 大石静 |
|-----|----------------------------|-------------------------------|
| 主題 | 人間の複雑さ、心理劇 | 女性の人生、恋愛、情熱劇 |
| 雰囲気 | 静かで深い、じんわり響く | 熱くて濃厚、エモーショナル |
| セリフ | 内省的、リアルな言葉 | 印象的で鮮やかなセリフ回し |
| キャラ描写 | 多面的でミステリアス | 力強く個性的、感情的 |
| 好きな人に刺さるタイプ | 心理劇・構成美に魅力を感じる人 | エモさ・人生観に共鳴する人 |
どちらが優れているというよりも、「どんな物語に惹かれるか」で好みが分かれます。森下は“深く考えさせる”、大石は“心を動かす”という印象が強いですね。
「NHKの大河ドラマは時代考証とか脚本を考える段階から多くの人間が関わっているけど、そういったチームワークから作品が生み出されることを考えると、森下と大石のどちらが向いていると思う?」
それぞれの作風や創作スタイルを考えると、大河ドラマのように「巨大なチームで、長期にわたって、歴史という“共通素材”をベースにドラマを構築する」場において、どちらがより“チームにフィットするか”という視点はとても興味深いです。
### 大河ドラマの脚本家に求められる資質
- 長期間にわたる執筆体力
- 歴史考証チームとの協調
- 演出・制作陣との連携力
- 時代の空気感を踏まえた物語構築
- 主演俳優やキャスティングに応じた柔軟な筆力
### 森下佳子はどうか?
- **構成力・歴史解釈の柔軟性が高い**:『JIN-仁-』『花戦さ』のように、歴史や人物像に新しい角度からアプローチするのが上手い。
- **チームプレイに長けている**:医療監修や時代背景のある題材も多く、専門家と協働して作る姿勢が見える。
- **“外枠を借りて”自分の物語を描くのが得意**:歴史そのものを再現するよりも、そこに生きる人物の内面に迫ることに重きを置く。
→ **大河に向いているが、“チームの中で個性を光らせるタイプ”。**
### 大石静はどうか?
- **キャラ造形と会話劇が強み**:群像劇というよりも、特定の人物にスポットを当てて、感情を描き切るタイプ。
- **チームより個の色が強い**:大石さんの作品は明確に“これは大石の物語”と分かるほど作家性が強い。
- **実際『功名が辻』(2006年)で大河脚本を担当済み**:評価は分かれたが、登場人物の心の動きを繊細に描く方向性だった。
→ **大河に適性はあるが、物語の“芯”を任される形で力を発揮する。逆に歴史ファンからの賛否が出やすい。**
### まとめ:どちらが向いている?
| 比較視点 | 森下佳子 | 大石静 |
|----------|----------|----------------------------------|
| チーム適応力 | 高い。共同作業に強い | やや個人プレイ寄り |
| 歴史解釈 | 独自の視点と調和できる柔軟さ | 情熱的だが、原作や史実とぶつかることも |
| 感情表現 | 緻密で静か | 濃くてドラマティック |
| 大河向き度 | **バランス型で非常に向いている** | **芯に据えると強いが賛否あり** |
なので、**大河のように長期で協働する場では、森下佳子の方が“チームプレイヤーとしての適性”は高い**と思います。特に、史実をベースに“共感される人間ドラマ”を仕上げるという点で、制作チーム全体の意図を汲みつつ持ち味を出せる人。
もちろん、大石静のような“個の熱量”で突っ走る作品も、それはそれで爆発力がありますが、それが生きるのはもっとエモーショナルな人物像が際立つ時(『おちょやん』のような)かなと。
まぁ、ChatGTPとこの手の話をすると、妙に説得されちゃうところがあるのですが、やはり森下佳子の方が大河の各種考証の先生方と上手くやりそうに見えますよねぇ。
で、森下佳子と大石静、どちらが視聴者に人気なのか?
これについてはじぃじの肌感覚なんですけども…確かに『べらぼう』の方がネットで話題を見かけることが多いです。が、これはNHKがSNSなどを活用した宣伝告知に力を入れているからなんだとじぃじは理解してます。
で、実際の視聴者の反応、つぶやく系のワンセンテンスの感想は『べらぼう』の方が多いように見えるのですが、例えば note の #テレビドラマ感想文 などのボリュームのある感想文は前作の『光る君へ』よりも減っているような気がしています。これはじぃじが書いた記事の関連記事の欄を見ても明らかなんですよね。商売柄なのか「この原因はなんなんだろうか?」などとついつい考えてしまうじぃじでした。
ともあれ…
じぃじはダジャレを連発する横浜流星に好感を持ってます。
この調子で頑張って欲しいところです。
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