変わってない。が嬉しかった|エッセイ。文藝大賞応募作
約20年ぶり。
みんな、今どうしてるんだろう?
変わったかな?
そもそも、わたしのことなんて
覚えているだろうか?
こういう時、わたしの
スーパーネガティブが遺憾なく
発揮されてしまう。
大人になるにつれ、付き合う人は減り、
そのぶん関係は濃くなった。
今も定期的に会う友人なんて、
片手ほどしかいない。
(覚えられてなかったら、どうしよう…)
(やっぱり行くのやめようかな…)
普段はTシャツ、ジーパン、
スニーカーばかりで
「着ていく服がない!」とアウトレットで
ワンピースまで買ったというのに。
恐る恐る、大理石の床に
足を踏み入れると
黒字に金色で刻印された案内板が
目に入ってきました。
エレベーターに乗り、絨毯が
敷き詰められた長い廊下。
一歩進むたび、
コツコツと靴音が廊下に響きます。
角を曲がり、見えてくる受付。
懐かしい顔がちらほら見えます。
「〇〇(私のニックネーム)やーん!」
「久しぶり!」
「全然変わってなーい!」
あ、覚えててくれたんだ。
その一言で一気に中学生の頃に
戻っていく私。
あちこちで、懐かしい話に花が咲きます。
35歳になった今も、
男友達が昔のニックネームで呼んでくれる。
結婚して変わった苗字でもない。
「〇〇ちゃんママ」でもない。
助産師でも、妻でも、ママでもない。
ただ、私の名前。
ただ、私の愛称。
その名前で笑いかけてもらえることが、
なんだか無性にうれしかった。
母としてどうだとか。
仕事でどうだとか。
今の私は、
つい肩書きで自分を評価してしまう。
でも、
ここには、まだ何者でもなかった頃の
私を知っている人たちがいる。
あの頃は、誰かの妻でも、
誰かのママでもなかった。
何者になるのかさえ決まっていなかった。
ただ、自分の名前ひとつでそこにいた。
くだらないことで笑って、恋をして、
悩んでいた私を覚えてくれている。
そんな、私の青春が詰まったこの空間。
なんか、すごくいいな。
名前で呼んでもらえるって幸せだな。
私が私でいられる場所。
同窓会は、たった2時間。
シンデレラの魔法みたいに、その時間は
あっというまに終わってしまいます。
明日から、私は妻になり、ママになり、
仕事へ行きます。
それでも。
私の名前を呼んでくれる人たちがいる。
何者でもない、
ただの「私」に戻れる時間があった。
そんな時間が、私は好き。

この記事は、こちらに応募するために
私が最近「楽しい」と思えたこと
「何か好きやわー」と思えたこと
何かあったかなー?🤔
思い起こし、書き上げたものです🙇♀️
普段、私が書く記事とは
少しテイストが違ったかもしれませんが
「エッセイ」をうまくなりたい!
という思いもあり、挑戦の意味で書きました✍️
“エッセイ”という存在を知り、
何気ない日常が言葉に変わる。
毎日が「今日はどんな日になるかな?」と
楽しくなりました☺️
嬉しいことがあった日も。
悲しいことがあった日も。
この経験から、私は何を学んだ?
何を感じた?
それをどう伝えると良いだろう?
そんなことを考えながら、
発見と気づきのタネを見つけています🌱
そのタネが、誰かの心で
咲いてくれることを願って🌸
この企画を考案くださった
須川氏、まきさん、
企画・協賛くださっている
りっちゃんさん。
そして、
「エッセイって何かいいな」と私に
その世界を教えてくださり、
今回の企画を知るきっかけをくださった
“れいぽんさん”
ありがとうございました🙇♀️
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メンタルケアは”フィジカルケア”から🫶
「整えて、温める」を大切に、自分の体と時間を大切にできる場所。ママや妊活女性向けケアサロンを作ることを夢見ています🥹その準備資金とさせていただきます🙏🧡