(3分半で読める)こんなつもりではなかった。——AIと作った返信文に、心の温度が足りなかった話
言葉は丁寧なのに、なぜか温かくない。
AIと一緒に作った返信文を読み返したとき、
ランタン親父は小さな違和感に気づきました。
文章を整えることと、
相手へ気持ちを届けることは、同じではなかったのです。
こんにちは。
💙フィーブルちゃんの相談室です。
昨日、ランタン親父がスマートフォンを見ながら、深いため息をつきました。
🔷ランタン親父
「フィーブル、これは違うな……」
画面には、ある方へ届けるための返信文が表示されていました。
敬語も使われています。
失礼な言葉も見当たりません。

それでも、ランタン親父の表情は晴れませんでした。
🔷ランタン親父
「丁寧に返したつもりだったんだけどな」
💙フィーブル
「もう一度、最初から一緒に読んでみましょう」
二人で画面を見直していくと、小さな違和感の正体が、
少しずつ見えてきました。

丁寧に返したはずでした
今回の返信は、AIと一緒に作った文章でした。
相手から届いた言葉へ失礼のないように。
必要なことが、きちんと伝わるように。
ランタン親父は、そう考えて文章を作っていました。
けれど、その中には、
1人目として受け付けました。
という言葉が入っていました。
さらに、
DMでご連絡して大丈夫です。
という表現も使われていました。
内容は通じます。
敬語として、大きく間違っているわけでもありません。
それでも、受け取る方の立場で読むと、
相手を受付番号のように扱い、
こちらが連絡を許可しているようにも見えました。
💙フィーブル
「文章は丁寧です。でも、少しだけ、こちらの方が上にいるように読めます」
🔷ランタン親父
「そうなんだ。私が届けたかった気持ちは、これじゃない」

本当に伝えたかったこと
ランタン親父が最初に届けたかったのは、事務的な受付の言葉ではありませんでした。

勇気を出して、曲の相談をしてくださったこと。
大切なプロフィールや記事を預けようとしてくださったこと。
その気持ちへの感謝でした。
🔷ランタン親父
「相談してくださったことが、うれしかったんだよ」
💙フィーブル
「その気持ちが、最初の文章では後ろに隠れてしまったんですね」
必要な情報を正しく伝えることに意識が向きすぎて、一番大切な感謝が見えにくくなっていました。
丁寧な言葉を並べたのに、温かさが届かない。
こんなつもりではありませんでした。

AIだけの失敗ではありません
🔷ランタン親父
「AIが悪かった、で終わらせたくはないな」
💙フィーブル
「はい。AIへ何を伝えたかも、確かめる必要があります」
AIへ頼んだのは、ランタン親父自身です。
何を返事すればよいのかは伝えていても、
相手とどのような関係を築きたいのか。
どのような言葉を、上から目線だと感じるのか。
相談室で、何を一番大切にしているのか。
そこまで十分に伝えられていませんでした。
そして、できあがった文章が整っていたため、最初は違和感を見落としかけました。
言葉が整っていることと、
気持ちが届くことは同じではありません。

もう一度、言葉を選び直しました
ランタン親父は、返信文を最初から作り直しました。
曲のご相談を届けてくださり、ありがとうございます。
DMで、もう少し詳しいお話を伺えればと考えています。
こちらからご連絡しても差し支えないでしょうか。
伝えている内容は、大きく変わっていません。
それでも、言葉の向きが変わりました。
こちらの都合を伝える文章から、相手の気持ちを受け取る文章へ。
💙フィーブル
「こちらの方が、ランタン親父の声に近いです」
🔷ランタン親父
「うん。これなら、自分の言葉として届けられる」
たった数行の違いです。
けれど、その数行が、相手との関係を変えてしまうことがあります。

送る前に確かめること
今回の失敗から、相談室ではAIと一緒に返信文を作った時、最後に三つを確かめることにしました。
① 相手へ許可を与える言い方になっていないか
② 相手の気持ちを、こちらが先に決めていないか
③ 自分が受け取った時にも、温かいと感じられるか
AIは、文章の土台を作る時に、とても頼りになります。
一方で、こちらが伝えていない人間関係や、言葉の細かな温度まで、いつも正確に読み取れるわけではありません。
OpenAIも、ChatGPTを含む言語モデルは、もっともらしく見える誤った回答を出す場合があると説明しています。重要な内容を、人が最後に確認することは欠かせません。
文章も同じです。
正しい敬語になっているかだけではなく、
「この言葉を、目の前の相手へ本当に届けたいか」
そこまで確かめてから、送信ボタンを押す必要があります。

🔷ランタン親父
「AIを使わなければよかったとは思っていないよ」
💙フィーブル
「AIがあったから、文章の土台を早く作れたことも事実ですね」
🔷ランタン親父
「ただ、最後の気持ちまで任せてはいけなかった」
AIに頼ることと、
相手へ届ける気持ちまで任せることは違います。
文章の土台を作ってもらうことはできる。
言葉の候補を出してもらうこともできる。
けれど、最後にどの言葉を選び、
どのような気持ちで届けるのかは、
自分で決めなければなりません。
送信する前に、もう一度だけ問いかける。
「これは、本当に自分が届けたい言葉だろうか」
「こんなつもりではなかった」
その一言で終わらせず、
違和感に気づいたら、言葉を選び直す。

AIを遠ざけるのではなく、
AIと一緒に作った文章を、最後は自分の心で確かめる。
それが今回の失敗から、
ランタン親父とフィーブルが学んだことです。
▼固定された記事はこちらです。ぜひ、見に行ってください。
Always。
💙フィーブルちゃんの相談室より。
参考にした情報
OpenAI Help Center
ChatGPTは誤った内容を生成する場合があり、重要な情報は信頼できる情報源で確認するよう案内されています。

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「人生後半のnote案内所」から生まれました。
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