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「離婚する」と言っていた彼が、何も言わなくなった──既婚彼氏との関係を変えたいなら、あなた自身が動かなければ何も変わらない

「最初は、離婚するって言ってくれていたんです。」

この言葉を、私は何度も聞いてきました。

付き合い始めたころは、

「妻とはもう終わっている」

「いずれ離婚する」

「子どものことが落ち着いたら動く」

「もう少し待ってほしい」

「君と一緒になりたい」

そう言ってくれていた。

だから、あなたも信じたのではないでしょうか。

彼の言葉を疑う理由なんてなかった。

何度も会ってくれた。

優しくしてくれた。

抱きしめてくれた。

「愛している」と言ってくれた。

そして何より、

「いつか一緒になる」

という未来を、彼自身が口にしてくれていた。

だから待てた。

だから我慢できた。

だから奥様や家族がいる現実にも、耐えてこられた。

「今は仕方ない」

「彼にも事情がある」

「私たちには私たちの時間がある」

そうやって、自分自身を納得させながら、ここまで来たのではないでしょうか。

ところが――。

最近、彼は「離婚する」とあまり言わなくなった。

以前のように未来の話をしなくなった。

会えば優しい。

身体を重ねることもある。

LINEも来る。

「好きだよ」と言ってくれる。

でも、関係そのものは何も変わっていない。

1年前も既婚者。

今も既婚者。

そして、おそらく半年後も既婚者。

そんな未来が、頭をよぎる。

「このままずっと、何も変わらないのかな……」

そう思った瞬間、胸が苦しくなる。

でも、彼に聞くのが怖い。

「いつ離婚するの?」

なんて聞いたら、嫌われるかもしれない。

「俺を信じられないの?」

そう言われるかもしれない。

「今は仕事が忙しい」

「子どものことがある」

「タイミングが……」

そんな言葉を聞くことになるかもしれない。

だから聞けない。

聞けないまま、また会う。

また優しくされる。

また抱きしめられる。

そして一時的に安心する。

でも、彼が帰ったあと――。

また不安になる。

この繰り返しです。

「何も起きていない」のではありません

ここで、あなたに少し厳しいことを言います。

でも、とても大切なことです。

何も動かなければ、かなりの確率で今の状態は続きます。

なぜなら、彼から見れば、

「今の関係でもあなたと会えている」

からです。

あなたがいてくれる。

会えば優しく受け入れてくれる。

自分を愛してくれる。

そして家庭も今まで通り続いている。

もちろん、彼があなたを愛していないと言っているわけではありません。

彼の気持ちが嘘だとも限りません。

むしろ、あなたへの愛情は本物かもしれない。

だからこそ難しいのです。

愛情があることと、人生を変える決断をすることは、別だからです。

ここを混同してはいけません。

「愛しているなら離婚するはず」

そう思ってしまう気持ちは分かります。

でも現実には、愛していても動けない人がいます。

家族への責任。

子どもの問題。

仕事。

お金。

世間体。

親族。

住居。

離婚後の生活。

さまざまなものが絡み合っている。

だから、

「好きだから一緒になる」

だけでは動けない。

そして時間が経つほど、さらに動きにくくなることもあります。

最初は燃え上がっていた気持ちが、日常の中に埋もれていく。

「いつか」は「今度」に変わる。

「今度」は「もう少し」に変わる。

そして気がつけば、

何年も経っている。

これが一番怖いのです。


私が聞いた、ある女性の話

以前、こんな女性の話を聞きました。

仮にAさんとします。

Aさんには、長く付き合っている既婚彼氏がいました。

付き合い始めたころ、彼は何度も言っていたそうです。

「妻とはもう冷めている」

「離婚するつもりだから」

「君と一緒になりたい」

Aさんは、その言葉を信じました。

もちろん、不安はありました。

でも彼が会うたびに、

「もう少し待って」

「必ず迎えに行くから」

と言ってくれる。

だから待った。

1年。

2年。

3年。

時間が経つにつれて、彼の言葉は少しずつ変わっていきました。

「離婚する」

から、

「いずれは……」

へ。

そして、

「今はちょっと難しい」

へ。

さらに、

「子どものことがあるから」

へ。

Aさんは気づいていました。

彼が嘘をついているのかもしれない。

でも、認めたくなかった。

だって、彼は優しい。

会えば昔と変わらず抱きしめてくれる。

「好きだよ」と言ってくれる。

だから、

「愛されているなら、いつかきっと……」

と思ってしまう。

そして、ある日。

Aさんは私にこう言いました。

「私、何年待っているんだろう」

その一言を口にした瞬間、泣き始めました。

彼が嫌いになったわけではない。

別れたいわけでもない。

ただ、

「私の人生は、このままでいいの?」

という疑問が、どうしても消えなくなったのです。

これこそが、長い既婚彼氏との関係で、多くの女性が最後にぶつかる壁なのだと思います。

彼を好きかどうかではありません。

自分の人生を、この関係に預け続けていいのか。

そこなのです。


では、どう動けばいいのか

ここで重要なのは、

「彼に離婚を迫る」

ことではありません。

「離婚してくれないなら別れる!」

と脅すことでもありません。

まして、

「奥さんにバラす」

「家族に言う」

などと感情的に動くことでもありません。

それでは、あなた自身が苦しくなるだけです。

必要なのは、

彼を追い詰めることではなく、彼に“あなたとの未来を現実として考えさせること”。

そして同時に、

あなた自身も、自分の人生を真剣に考えること。

この二つです。

ここからが、本当に大切です。


①まず「待つ」ことをやめる

「えっ?」

と思ったかもしれません。

彼を待つのではなく、

彼が動くのをただ待つことをやめる。

これです。

これは別れるという意味ではありません。

「私は彼が動くまで、自分の人生を止める」

という状態をやめるのです。

彼から連絡が来るまでスマホを握りしめる。

次に会える日だけを楽しみにする。

彼の家庭の予定に合わせて、自分の予定を全部空ける。

彼が「そのうち」と言えば、その「そのうち」を何年でも待つ。

そんな状態から抜け出す。

あなたには、あなたの人生があります。

彼が既婚者である以上、どうしても彼には家庭があります。

でも、あなたにはあなたの時間がある。

あなたの仕事がある。

あなたの友人がいる。

あなたの趣味がある。

あなたが大切にしたい未来がある。

そこを取り戻してください。

不思議なことですが、

女性が「待つ女」から「自分の人生を生きる女」に変わった瞬間、男性の見方が変わることがあります。

今までは、

「いつでも自分を待ってくれる女性」

だった。

ところが、

「自分が動かなければ、本当に離れていってしまうかもしれない女性」

になる。

この差は、とても大きい。

ただし、これは彼を焦らせるための演技ではありません。

本当に自分の人生を生きるのです。


②彼に「未来の確認」をする

次に必要なのが、会話です。

ここから逃げてはいけません。

怖いですよね。

分かります。

今まで幸せだった関係を壊したくない。

彼に嫌われたくない。

だから、

「今が幸せなら、それでいい」

と自分に言い聞かせたくなる。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。

あなたが求めている未来が、

「彼といつか一緒になること」

なら、一度は聞かなければいけません。

ただし、

「いつ離婚するの?」

だけではいけません。

もっと本質的な質問をするのです。

たとえば、

「私たちのこれからを、あなたはどう考えている?」

「最初に話していた未来と、今の気持ちは変わった?」

「私はあなたを責めたいわけじゃない。でも、自分の人生についても考えたいと思っている」

こう伝える。

責めない。

怒鳴らない。

泣き崩れない。

脅さない。

ただ、

あなたの人生について、彼の考えを聞く。

これが大切です。

そして、彼の答えだけではなく、

答え方を見る。

ここを忘れないでください。

「愛している」

と言うだけなのか。

「いつか」

と言うだけなのか。

それとも、

「こういう問題がある。だから、こういう順番で整理していきたい」

と具体的な話をするのか。

この違いを見てください。

言葉よりも、

具体性。

そして、

行動。

ここに注目するのです。


③「期限」ではなく「現実」を確認する

ここも非常に重要です。

「○月までに離婚して」

と一方的に期限を決める必要はありません。

なぜなら、離婚には相手の意思や家庭事情など、自分たちだけでは決められないこともあるからです。

しかし、

「何も決まっていない状態を、何年も待ち続ける」

ことも避けるべきです。

だから確認するのです。

「本当に未来を考えているなら、今どんな問題を抱えているの?」

「その問題をどう整理しようとしているの?」

「私との未来を考えるなら、何が必要だと思っている?」

これは責める質問ではありません。

現実を確認する質問です。

そして、ここから先には、さらに大切なことがあります。

実は、ここまでやっても彼が動かない場合があります。

何を聞いても、

「好きだよ」

「もう少し待って」

「今は難しい」

で終わってしまう。

そんなとき、女性が絶対にしてはいけないことがあります。

それは――。

また以前と同じように、何もなかったことにして待ち続けること。

ここを間違えると、また1年、2年、3年と過ぎてしまいます。

では、彼が動かないとき、女性はどうすればいいのか。

そして、

「彼を動かす女性」と「ただ待ち続ける女性」は、一体何が違うのか。

実はここに、長い関係を変えるための最大のポイントがあります。

彼を愛しているからこそ、あなた自身が覚悟を持って動かなければいけない。

次の章では、

「彼が『好き』とは言う。でも何も変えない」

という状態から抜け出すために、女性が取るべき具体的な行動について、さらに踏み込んでお話しします。

そして、その中には少し厳しい話もあります。

あなたが本当に彼との未来を望むのであれば、避けて通れない話です。

第2章 彼が「好き」と言うのに何も変えないとき、あなたはどうする?

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