「学校行きたくない」と言われたら?親が焦る前に知っておきたい、行き渋りとの向き合い方
「なんだか、学校行きたくないな……」
夏休みが終わる頃、
子どもからそんな一言が出たら、
ドキッとしませんか?
「どうしたの?」
「学校で何かあった?」
「ちゃんと行ける?」
心配すればするほど、
親の頭には不安が浮かびます。
「1学期は頑張っていたのに」
「このまま行けなくなったらどうしよう」
「休ませたら、甘やかしになるんじゃないかな」
子どもの「行きたくない」より、
親のほうが先に焦ってしまう。
実は、ここが行き渋りへの対応で、
つまずきやすいポイントなんです。
「行きたくない=学校が嫌」ではない
特に低学年の子どもは、
自分の気持ちを
うまく言葉にできないことがあります。
「友だちとまた仲よくできるかな」
「先生に怒られたらどうしよう」
「宿題、ちゃんとできるかな」
「朝、起きられるかな」
「楽しかった夏休みが終わるのが嫌だな」
大人から見れば小さなことでも、
子どもの中では
大きな不安になっていることがあります。
しかも、
「何が嫌なの?」
と聞かれても、自分でもよく分からない。
だから「行きたくない」
という一言だけが出てくることもあります。
親がやりがちな3つのこと
①「なんで?」と理由を聞き続ける
「なんで行きたくないの?」
「何が嫌なの?」
「誰かに何かされた?」
もちろん、
心配だからこそ聞きたくなります。
でも、本人にも理由が分からないとき、
質問が続くほど「答えなきゃ」と
苦しくなってしまうことも。
そんなときは、
「もしかして、
ちょっと心配なことがあるのかな?」
くらいで十分です。
②「大丈夫」とすぐ励ます
「大丈夫だよ」
「学校に行けば楽しいよ」
「みんな行ってるよ」
これも、安心させて
あげたいから出る言葉ですよね。
でも、不安の真っ最中に
「大丈夫」と言われると、
「大丈夫じゃないと
思っている自分がおかしいのかな」
と感じてしまうこともあります。
まずは、
「そっか。不安なんだね」
「休み明けって、大人でもしんどいよね」
と、気持ちを受け止める。
解決は、そのあとでも大丈夫です。
③「休ませたらクセになる」と焦る
「今日休ませたら、
明日も行きたくないって言うんじゃない?」
そう考えて、
「行かせる・休ませる」の
二択になってしまうことがあります。
でも本当に大切なのは、
二択を急いで決めることではありません。
「今、この子は何に困っているんだろう?」
と、まず状態を見ること。
「行き渋り」は言葉より先に
サインが出ることも
子どもによっては、
「学校行きたくない」
と言う前から変化が出ることがあります。
・朝になるとお腹が痛いと言う
・なかなか起きられない
・夜眠れなくなる
・急に甘えん坊になる
・些細なことで泣く、怒る
・無口になる
・食欲が落ちる
一見すると
「わがまま」「反抗的」に見える行動も、
実は「ちょっとしんどいよ」
というサインかもしれません。
もちろん、
体調など別の原因が
隠れていることもあります。
だからこそ決めつけず、
「最近、この子はいつもと違わないかな?」
と観察してみることが大切です。
じゃあ、実際に
「明日、学校行きたくない」と言われたら?
ここが一番悩むところですよね。
そんなときは、
まず次のことを確認してみてください。
・いつ頃から言っているのか
・朝だけなのか、学校の話全般なのか
・体調に変化はないか
・学校で具体的な出来事はなかったか
・休日は元気に過ごせているか
・「行きたくない」と言いながら、
何ならできそうか
こうした情報を見ていくと、
「休み明けの切り替えがしんどいのかな」
「少し様子を見ながら支えよう」
「学校にも相談したほうがよさそう」
と、少しずつ選択肢が見えてきます。
そして、親だけで抱え込まなくても大丈夫。
担任の先生やスクールカウンセラーなど、
頼れる場所に早めに相談することも、
子どもを守る大切な選択です。
「行かせるべき?」より先に考えたいこと
行き渋りに悩むと、
「今日は学校に行けたか」
ばかりが気になってしまいます。
でも、もう一つ大切なのが、
「この子は安心して明日を迎えられるか」
という視点。
行けた日もある。
行けない日もある。
泣いた日もある。
笑えた日もある。
その一つひとつを見ながら、
「今、この子には何が必要なんだろう?」
と考えていく。
私は、それも親にできる
大切なサポートだと思っています。
そして、これは
「自分軸子育て」にもつながる部分です。
私たちはつい、
「みんなはどうしてる?」
「休ませるのは甘やかし?」
「普通は学校に行くよね?」
と、周りの正解を探してしまいます。
でも、子育てには、
どんな家庭にも当てはまる一つの
正解があるわけではありません。
大切なのは、
「周りがどうしているか」ではなく、
「今、この子と私に必要なのは何か?」
と考えられること。
自分軸子育ては、
迷わない親になることではなく、
迷ったときに、
自分たちなりの基準で選べる親になること。
なのかもしれません。
行き渋りは、
その「親の軸」が
問われやすい場面の一つです。
「行かせる?休ませる?」だけではなく、
「この子は何に困っている?」
「私は何を大切にしたい?」
「今できる選択肢は何がある?」
と、一度立ち止まって考えてみる。
それだけでも、
親子の見える景色は
少し変わるかもしれません。
もし今、
「明日、学校行きたくないって
言われたらどうしよう」
「休ませるべきなのか、
行かせるべきなのか分からない」
と悩んでいる方へ。
有料記事では、
行き渋りが始まったときに、
親がどこを見て、どう判断し、
どんな声かけをしていけばいいのかを、
より具体的にまとめています。
「その場でどう対応したらいいか知りたい」
という方は、こちらも参考にしてみてください。
行き渋りの対応記事はこちらから▼
そして、このnoteでは、行き渋りだけでなく、
「ちゃんとしなきゃ」
「これが普通なのかな」
「私のやり方で大丈夫かな」
と迷う子育ての中で、
周りの正解ではなく、
自分とわが子に合う答えを見つけるための
「自分軸子育て」
についても発信しています。
ちゃんとした親になることより、
「私たちらしい子育て」を見つけること。
一緒に考えていけたら嬉しいです。
自分軸子育てメソッドはこちらから▼
今日、子どものことで悩んだあなたへ。
すぐに答えが出なくても大丈夫。
悩みながら、わが子を見ようとしている。
そのこと自体が、
もう十分に愛情だと思います。
焦らなくて大丈夫です。
親子で、一歩ずつ進んでいきましょう。

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