#12【アズのひとりごと】婚姻費用ビジネス?その発想が、既にモラハラですよ!
🌱これは“本編”とは少し違う、小話。
⚠️本記事で扱うのは、
モラハラ・DV・不倫・ギャンブル等
『専ら夫側に有責事項があり
かつ夫の方が高収入である』
ケースに限る。
それ以外の事例を一括りに論じる意図はない。
別居状態にある妻が、夫に婚姻費用を請求すると
「婚姻費用ビジネスだ」
「別居して金だけ取る制度だ」
などと揶揄する声を、ネットで見かける。
私から見れば、
その発想自体が、すでにモラハラである。
💰婚姻費用は「生活費」
婚姻費用とは、夫婦の生活費だ。
婚姻関係にある限り、同居・別居を問わず
生活を維持するために必要な費用。
子が進学で家を離れたら仕送りをするように
夫婦が別居状態になれば、夫は妻(または妻子)に生活費を送る義務がある。
なぜなら、世帯主であり、より高い収入を得ている側には、その所得に見合った生活を
家族にさせる法的義務があるからだ。
これを、扶養義務という。
家を出た妻は、まず
「安心して暮らせる住まい」
を失っている。
夫を追い出せばいいという思うかもしれない。
しかし、それは非常に難しい。
考えてみてほしい。
話の通じる常識的な夫は、モラハラなんてしないのだ。つまり、規格外。
そして、規格外の夫は、絶対に出て行かない。
死ぬほど勇気を振り絞ったとしても、
「ここは俺の家や。お前が出ていけばいいやろ。
(どうせ出来ないくせに)」
と、さらに傷つけられるか、離婚したがって
いるのを察知されて、面倒なことになるのが
オチだ。
「しばらく距離を置こう。俺が出て行く。
君はここに住めばいい(キリッ)」
※こんな台詞は漫画の世界だ。
仮に夫が出て行ってくれたとしても、
戻って来たら怖いので、自分が出て行った方が安全だったりする。
話を戻す。
婚姻費用を払わない夫たちは口を揃えて言う。
「妻は実家に帰ったんだから困ってない」
「妻は貯金を持っている」
——それらは、婚姻費用の要否とは
一切関係がない。
婚姻費用は
妻が楽をするための金でも
別居ボーナスでも
ましてやビジネスでもない。
夫婦の収入差を前提に算定され、
妻の収入が103万円以下であれば
実務上は専業主婦と同等(0円扱い)として算定されることも多い。
※どの主張をどう組み立てるかは
弁護士の腕が問われる部分ではある。
だが、これだけは断言できる。
遊んで暮らせる金額など、算定されない。
🧐「ビジネス」になるなら、そもそも揉めない
仮に、
「婚姻費用だけで悠々自適に暮らせる」
金額が算定されるとしたら。
それはつまり、
夫の年収が相当高い場合だ。
そして、そういう人は概して頭もいい。
📌ここで揉めれば自分が不利になる
📌未払いは後で確実に跳ね返る
📌感情的に抵抗しても、得をしない
これを理解している。
お金があるから外面を取り繕う余裕もある。
だから払う。
むしろ、きちんと。
時には多めに払う。
婚姻費用の支払い実績が、
・調停
・裁判
・慰謝料
・社会的評価
あらゆる局面で「保険」になることを
知っているからだ。
ごく稀に、経済力を盾に最高裁まで争う猛者もいるが、それはまた別ジャンルの話。
🪞「婚姻費用ビジネス」という言葉の正体
では、誰がこの言葉を使うのか。
👀払いたくない側。
しかも多くの場合、
✅自分の有責行為には触れない
✅別居に至った経緯を曖昧にする
✅DV、モラハラ、不倫、浪費は
「なかったこと」にする
その上で、
「金だけ取られている!」
「制度が女に有利だ!」
「別居して楽している!」
と被害者ポジションを取る。
モラハラの再生産以外の何物でもない。
⚠️「生活費を払う=搾取」という思考が危険な理由
婚姻費用とは、
📌生きるための金
📌生活するための金
📌最低限の安全を確保するための金
であって、
❌夫を罰するための金
❌仕返しのための金ではない。
それを
「ビジネス」
「楽して稼いでいる」
と考える時点で、
配偶者の人格を、金勘定でしか見ていない。
生活費を搾取だと思うなら、
そもそも結婚してはいけない。
⚖️共同親権? 連れ去り?
この話題になると、なぜか制度論だけが
一人歩きする。
私には子どもがいないため、
共同親権や連れ去り問題の細部については
あまり詳しくない。
それを前提に、一つだけ言う。
そんな夫の元に、子を置いて行けるわけがない。
会わせるのも怖い。
💥モラハラ
💥DV
💥不倫
💥ギャンブル
💥経済的圧迫
それらを「なかったこと」にしたまま、
制度論だけ振りかざすのは順序が逆だ。
問われるべきは、ただ一つ。
「その人は、子にとって安全な大人か」
🧨子の母を殴る。
🧨泣かせる。
🧨精神的に追い詰める。
それだけで、もう答えは出ていると考えるのは
間違っているだろうか。
🎯まとめ
婚姻費用請求を「ビジネス」と呼ぶ人間は、
・制度を理解していない。
・理解した上で、支配が効かなくなったことに苛立っている。
そのどちらかである。
婚姻費用は、
誰かを儲けさせるための制度ではない。
生き延びるための制度だ。
ここを履き違えたままでは、
議論は永遠に噛み合わない。
🛑 以上、解散。
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