#56 【アズのひとりごと】夢を見る男と、現実を見る女
🌱これは“本編”とは少し違う、小話。
彼氏の山田さん、最近わかったんやけど——
どうやら、結婚に夢を持っている。
いや、結婚どころか、女性に幻想を持っているかも……しれん。
職場は男社会。
出会いは極端に少ないらしい。
———
先月、有馬温泉に行った。
旅館の朝食を見て、感慨深そうに言った。
「こういう朝ごはん、ええよなあ。
焼き鮭と卵焼きと味噌汁……一日頑張れそう」
山田さんは思ったことを言っただけ。
悪意はない。
私は笑いながら聞いてたけど、心の中でチラリと思っていた。
それ、旅館の特別仕様やから!
日常に持ち帰ったら、ただの重労働やから!
——ていうか、誰が作るんよ?😂共働きで。
(ここが1番大事)
食べるだけなら「一日頑張れる」…
だろうね。
作る側は「一日頑張れなくなる」んだが。
(私だけ?)
———
「朝に魚とか焼いたりする?」
……あ、やっぱり“やってもらう前提”なんや。
私は穏やかに答えた。
「そんな時間、ないわあ〜」
山田さんは「そうやんな」と笑って頷いたけど、
心なしか、がっかりしていたような……気がする。
———
山田さんは早寝早起き・健康第一。
最近の朝ごはんは、卵かけご飯と納豆とトマトジュースらしい。
うん、理想的やと思う。丁寧な暮らし。
でも私はというと——
トースト、キウイ、カフェオレ。
以上。
“朝から魚焼いて”とか言われたら……
朝逃げするかもしれん。
———
もし彼が
「結婚したら家事は全部やって欲しい
でなければ結婚する意味がない」
と思ってるなら(世代的にありうる)
…私は潔く身を引きたい。
私の理想は、出来れば
「パン焼いといたで!キウイ切っといたで🥝」
って言ってくれる人。
———
何が何でも結婚したいなら「家庭的な女」
を演出するのがベターなんやろうけど、
嘘はよろしくないし、そこまでして結婚したいとも思っていない。
「尽くすのが愛情だ」と言うのなら
「押し付けないのが愛情」と言いたい。
※私、割と尽くす方なので、努めて尽くさないように気をつけている😂
家事や料理は、愛情テストじゃない。
やるけど、やらされるのはイヤ。
———
旅館の朝ごはんは“非日常”。
でも現実の朝は、5分との戦い。
私の“愛”は、キウイの皮を薄くむく精度に
宿ってる。
朝から火は使いたくない。
でも——目玉焼き……いや、スクランブルドエッグならギリ…かな…。
目玉焼きってややこしい。
半熟がどうのとか…
元夫は朝ごはん食べる習慣がなかった。
だから、ちゃんと作ったことないんだよね💦
———
今、気づいた。
私と結婚するメリット、山田さんにはないかも😂
それを判断するのは、私じゃない。
だから今はまだ、気にしなくてもええかな😅
……キウイむきながら、考えよっと🥝
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