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【読書日記】ゆるストイック ── ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考

ゆるストイックとは
自律寛容さ

今の時代において
自分を律するストイックさと
他人と違う考えを許容し干渉しない
寛容さ(ゆるさ)を持つことが
強さなのでした。


どうも、読書セラピストのタルイです。



突然ですが、
あなたは最近ふと立ち止まって

「これから、どう生きて
いけばいいんだろう?」


なんて考えることはないでしょうか?


意識高い系の人は、
グローバル競争を背景に
自己成長やキャリアを追求する
スタイルとして広まりましたが

格差が拡大し、
多くが脱落しました。

そしてコロナ禍を機に
「意識低い系(がんばらなくてもいい系)」
が注目されました。

人々に癒やしを与える一方で
孤立や活力低下を招く
側面もありました。


今、社会は二極化が進み、
「がむしゃらに頑張る」か
「頑張らず休むか」

の狭間で多くが迷っています。

そこで、
今回ご紹介する本の著者が
提案するのが
「ゆるストイック」という
新しい生き方です。

競争に振り回されず、
怠惰にもならず、
自分のペースで淡々と進む、

現代に合った
バランス型のスタイルです。

本書によると
人生がうまくいく人の共通点は
「ゆるストイック」な姿勢です。

たとえば井上尚弥選手のように、
成果を「通過点」として捉え、

チャンピオンになっても
成長を止めず、

自分に厳しく努力を続ける
柔軟さが特徴です。

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/fight/2025/05/26/pfp/


一方で
「承認欲求の奴隷」になってしまうと
自分には甘く
他者に厳しくなりがち。

これからの時代は、
自分を磨きながらも他人を尊重する
「ゆるストイック」な生き方


ゆるストイックに生きる羅針盤は
以下の7つです。

1「現在」を正しく認識する(第1章)
→ 今がどんな時代なのかを知っておきましょう
2「思い込み」を理解する(第2章)
→ 自分の中の偏見を取り除きましょう
3「努力・運・才能」の関係を深く知る(第3章)
→ 成功という言葉の解像度を高めましょう
4「自分」を知り、「自分」を変え続ける(第4章)
→ 自分が何に没頭すればいいのかを考えましょう
5「運」をコントロールする(第5章)
→ 運の構造を知り尽くし、運のいい人になりましょう
6「分断」の時代に備える(第6章)
→ 他者の行動の理由を読み取りましょう
7「今日」が人生最後のつもりで生きる(おわりに)
→ 大切なことを決めて、今日1日を積み上げましょう

本書より

本書はたいへん親切な構成の本で、
各章を順番に読んでいけば
ゆるストイックのポイントが
押さえられるようになってます。


ではここからは
私用にまとめた

ゆるストイックとは何か?

いま、ゆるストイックが必要な理由

ゆるストイックの実践方法

最後に私が学んだこと

以上をまとめていきます。

◆ゆるストイックとは何か?詳しく

元祖ストイックな人

ではまず「ストイック」について
まとめます。

前述しましたが、
ゆるストイックは
「ゆる」と「ストイック」で
構成される造語です。

ご存知の方も多いと思いますが
ストイックの語源は
ストア派の教えです。

古代ギリシャで生まれました。


彼らは、
「自分がコントロールできること」
「できないこと」を明確に区別し

できないことにエネルギーを
浪費しない
ことを重視しました。


コントロールできることとは
自分の考え方行動選択です。

例えば、
仕事で同僚の態度に
イライラしたとします。

その時、
同僚の態度を変えることは
できませんが

自分の受け止め方反応
コントロールできます。

つまり、
「気にしない」
「自分の仕事に集中する」
という選択ができるのです。


ちょっと余談ですが
最近は「ストイック」に関する
書籍の出版をよく目にします。



いま時代が「ストイック」を
求めているのかもしれませんね。


⚫️なぜ、ゆるストイックが必要なのか?

これはゆる過ぎる


なぜならば
「ゆるストイック」は、
自分自身の価値観を大切にしながら
他者の価値観も尊重するという
多様な社会に適した考え方です。


この概念には
自己に対してはストイックに
他者に対しては寛容であるという
一見矛盾する要素を
調和させることを目指します。

いま私たちは
好景気時代の競争激化による
「成長」「競争」「勝利」を求める
意識高い生き方に
迷いが出る人が増えました。

そして世界中がパンデミックになった
「コロナ禍」を機に
「がんばらなくていい」という
メッセージが広がりました。

結果、「がんばらなくていい」
という風潮に甘えた人たちは
コロナ禍後に現実社会から
淘汰されつつあります。

まるで
“アリとキリギリス”の寓話のように、
未来への備えを怠ったツケが
回ってきたのです。

そこで登場するのが
「ゆるストイック」という生き方。

意識高い系のように周囲に
ウザさを与えることもなく
それでいて軸はしっかりと持っている。

「ゆるストイック」とは、
自分にはストイックに、
他人には寛容に。

一見矛盾しているようで
このバランス感覚こそが、
多様性と自己責任が
同時に求められる今の時代を
しなやかに生き抜く鍵なのです。


⚫️「35歳の壁」をどう越えるか?

20〜30代はキャリアの全力疾走期。
吸収力・体力・柔軟性に優れた時期です。
新しいスキルや人脈を築くには最適なタイミング。

しかし35歳を過ぎると、
企業側も採用や昇進に慎重になり
チャンスは減っていきます。

だからこそ、
若いうちにしっかり土台を固め
35歳以降は戦略的な転換を図ることが
賢いキャリア戦略とあります。


⚫️人間の発達と“時間感覚”のリアル

18歳で身体が完成

20歳までに主観的には人生の80%が過ぎたように感じる

28歳で前頭前皮質(意思決定を司る脳部位)が成熟し、挑戦がしづらくなる

38歳は「自然寿命」とされ、代謝や意欲が徐々に低下

これらはすべて、
人類の進化や脳科学が裏付けています。

結論は限りある時間を、どう使うか

「何歳からでも挑戦できる」
これは理想ですが、

現実には身体や脳の変化を
無視できません。

だからこそ、
発達段階を理解し、
自分のライフステージに
合わせて戦略を立てること
が、
人生を最適化するカギ。

「ゆるストイック」な姿勢で
自分には軸を持ち
他者には柔軟に。

そんな在り方が
これからの時代を
しなやかに生きるヒントになりますね。


◆ゆるストイックの実践のための準備


「ゆるストイック」という生き方を
身につけるためには

まず私たちの頭の中に
染み込んでしまっている
数々の固定観念を
一度捨て去る必要があります。


6つの思い込みを手放す

①公正世界仮説
「良いことをすれば報われる」という思い込み。現実は、必ずしもそうとは限らない。

②被害者意識
「自分だけが損してる」と感じるクセ。視野が狭くなる原因に。

③自己責任論
「全部自分のせい」と抱え込みすぎない。環境や運の要素もある。

④ゼロリスク思考
「リスクゼロ」を求めると、一歩も踏み出せなくなる。

⑤ゼロ失敗思考
「失敗=悪いこと」ではない。挑戦には失敗がつきもの。

⑥ロジカルシンキング信仰
論理だけでは人の心は動かない。感情や直感も大事。


これら「正しさ」という概念に
とらわれすぎない
柔軟な思考の重要性が
説かれていますね。


正しさに囚われすぎると
メンタルがやられます。


成功に大事なのは「才能」じゃなくて「運」

本書によると、
ある研究で
「才能がある人が成功する」とは限らず
運のほうが大事という結果が出ました。

どういうことか?

本書では
『正規分布』『べき乗則』の
2枚の図で説明してます。

1「才能が支配する『正規分布』の世界」

画像出典:https://diamond.jp/category/s-YuruStoic

身長や体重、身体能力、知能など、
人間の統計を調べると、
多くのデータが中央付近に集中するように描かれます。

人の才能はみんなだいたい平均的なんです。
これを「正規分布」と言います。


でもお金や成功は、
ほんの一部の人に集中しています。

2「運が支配する『べき乗則』の世界」

画像出典:https://diamond.jp/category/s-YuruStoic

たとえば、
世界の上位8人が保有する個人資産(約48兆6000億円)は
人類の半数にあたる下位の約36億人が保有する資産と同じ額です。

これを「べき乗則」と言います


まとめると
つまり成功した人とは

「ちょっと才能があって
 運がよかった人」

のことなんです。


私たちはつい、
成功した人=才能があって努力した人
と思いがちです。


でも実際のところは
その人の周りのタイミングチーム
時代の流れなど、
本人の力以外の要素が
とても大きく関わっています。

それなのに、
メディアやSNSでは
「その人の力だけで成功した」
ように紹介されるため、
だんだんとその人が“神格化”されてしまうのです。


「成功には才能も努力も運も必要」って
よく聞きますが、
それは「ラーメンには麺もスープもメンマも必要」
と言ってるようなもので
ざっくりしすぎていてよくわかりません。

本当に大事なのは
「どこまでが才能?」
「どこからが運?」と
それぞれの役割をちゃんと分けて考えることです。




では、成功の“本当の仕組み”は?


著者がいろいろな事例を分析した結果

導き出される成功の方程式は

「独自性 × タダ乗り(=才能・努力 × 運)」


この掛け算でできていたのです。


画像出典:https://diamond.jp/category/s-YuruStoic


独自性とは、
「他の人にはない
 私たちの魅力」
のことです。

例えば、誰も考えたことのない
新しいアイデアや、
ちょっと変わった製品、
面白いコンテンツなどなど

ここまでを読んで

「もう新しいものなんてないよ」

と思うかもしれませんが
そうではありません。

今みんなが「普通」だと
思っていることから、
ほんの少しだけズレたものなら
それはもう独自性になります。

昔流行ったものが形を変えて
また人気になるように

時代が変われば新しいものとして
受け入れられます。

つまり、
この「独自性」を生み出すには
才能努力が重要です。

でも、ただ努力するだけじゃなく
時代に合った
「ちょうどいい新しさ」
見つけることが大切なのです。




タダ乗りとは

「すでに世の中にある
 便利な仕組みを最大限に使うこと」

のことです。

せっかく独自性のあるものを作っても
それだけではなかなか広まりません。

大きく成功するには
人気のあるものが
さらに人気になるような
流れに乗る必要があります。

一番わかりやすいのが
YouTubeやInstagramなどのSNSです。

自分でゼロから
ウェブサイトを作るのではなく

すでにたくさんの人が使っている
SNSに投稿することで
一瞬で何百万もの人に
知ってもらえるチャンスが生まれます。

YouTuberがYouTubeの仕組みに
乗っかって成功したように

既存のサービスや
流行りの言葉(「〇〇活」など)を
うまく使うことで
大きな手間をかけずに
広めることができます。

この「タダ乗り」の段階では
個人の努力ではどうにもならない
「運」の要素が大きく関わってきます。




成功のバランス

成功するには、
「あなたの魅力で人を引きつける力
求心力)」と

「外部の力を借りて広めていく力
遠心力)」の
二つを同時に発揮する必要があります。

こだわりすぎて
全部自分でやろうとすると、
せっかくの素晴らしいものが
広まらないことがあります。

逆に、
広めることばかり考えて
独自性がなくなると
面白みがなくなってしまいます。

まるで
「職人のように創造的で
 トレーダーのように合理的」

そんなバランスの取れた考え方が
求められるそうです。




成功と「運」の関係

筆者は、成功は「運」がとても大事な
「くじ引き」のようなものだと言います。

たしかに
私たちは「努力すれば報われる」
と教えられてきましたが
実際は不確実な要素が多いですよね。


この「くじ引き」には、
引く回数に制限がない
という面白い特徴があります。

つまり、
たくさん挑戦すればするほど
当たる確率が上がる
ということです。

「運の良い人」とは、
実は「たくさん試している人」
とも言い換えられます。


成功している人は、
裏でたくさんの失敗を経験しています。

失敗したからといって諦めず
好きで得意なことなら
結果が出なくても
楽しみながら続けられます。


このように考えると、
成功は、特別な才能がなくても、

「自分を知り、夢中になって行動し
 変化を恐れずにたくさん挑戦すること」

で、引き寄せられるものだと
言えそうです。


◆〈私のまとめ〉時代は「自律」と「寛容さ」を求めている

大谷翔平さんは自律と寛容さのアイコンです。


本書の内容は
いかがでしたでしょうか?

私は「ゆるストイック」を読んで、
この本の大きなテーマは、

自律(自分で考えて行動すること)
寛容(いろんなものを受け入れること)

この二つだと感じました。

「自律」とは、
誰かの指示を待つのではなく
「自分がどうしたいか」
「どんな自分でありたいか」

を自分でしっかり考えて
行動することですよね。

今の時代、
何が正解かわからないことが
多いからこそ

周りに流されず、
自分の軸を持って動くことが
大切だと本書は伝えています。


「寛容さ」とは
いろんなものを受け入れる
ことですよね。

予測できない出来事や
自分の失敗
自分とは違う価値観など

様々なことを広く受け入れる
心の余裕
を指します。

成功には運も大きく
関わることを認めたり

変化を恐れず受け入れたり

既存の仕組みを
うまく利用したりするのも

この寛容な姿勢から
生まれると思います。


自分でしっかり考え行動しながら

同時に

世の中の不確実性や多様性
自分の失敗なども柔軟に受け入れる


ことで、

自分らしく、しなやかに成功できる

と教えているのだと
私は解釈しました。


単なる効率化や自己啓発ではなく
自分らしい生き方を追求するための
哲学ともいえる内容でした。




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