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ラヴェル「水の戯れ」一人に絞れないことってあるよね。サンソン・フランソワ

作曲者:ラヴェル
曲名 :水の戯れ
演奏者:サンソン・フランソワ、モニク・アース

ラヴェルの初期の代表曲である「水の戯れ」は、たくさんのピアニストに
演奏されている。演奏も解釈も素晴らしいものが多い。
そんな中で1つの演奏を選び切れなかったので、2つ紹介しようと思う。

サンソン・フランソワ:Jeux d'eau, M. 30

モニク・アース:Jeux d'eau, M. 30


私はラヴェルはソナチネのほうを聴くから
水の戯れでこれだって言うのが無かった。

いろいろ聴いてみたけど、ラヴェルを専門にしてる人も居る中で、
これだっていうのが中々見つからなかった。

最後に候補に残ったのは、
ヴラド・ペルルミュテール、サンソン・フランソワ、モニク・アースで、
正直言ってこのレベルの高い3人から一人を選ぶのは無理があった。
どれも凄い演奏なのだ。
特に最後まで残ったフランソワとアースのどちらにするかは、もはや私の耳では決められないなと思うレベルだった。
だから2つとも紹介してみた。

水の戯れを聴いていてアレと思うことがある。
それは水の立体的な縦軸の表現よりも平面的な横軸の旋律を
優先している場合が多いことで、
つまり平面的な満足感を優先した演奏ができるということだ。
この曲は立体的な縦軸を優先させると満足感が弱くなる。
その満足感の差を比較することで良い演奏を絞ることが出来ると思う。

そう判断して満足感でサンソン・フランソワとモニク・アースまでは絞れた。まずフランソワを選んだ理由はフランソワはラヴェルの構造を正確に再現するとともに更に先を見ている感じがしたからだ。
そしてモニク・アースを選んだ理由は、水の戯れという曲を客観的に見てその構造を上手に表現していると感じたからだ。ただしほんのわずかに縦軸を優先している感じはした。
二人ともちょっと方向は違うんだけども完成度がやたら高くて私では決めれなかった。これはもう気分によって聴くのを変えればいいんじゃないかと思った。

たまに最後まで曲を絞れないことがある。満足度の高さで決めればいいんだけども、どちらもそれも高いとどうしようもなくなる。
音として好きなのはアースだけど旋律として好きなのはフランソワだった。
嬉しい悩みと言えばそうだなと思う。


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