フランツ・リスト唯一の「ピアノソナタS.178」だけども出来がいい。ルービンシュタイン
作曲者:フランツ・リスト
曲名 :ピアノソナタ ロ短調 S.178
演奏者:アルトゥール・ルービンシュタイン
リストをやっていないことに気づいた。紹介してみようと思う。
この曲はリストが唯一作ったピアノソナタだ。
それをルービンシュタインが演奏することで
面白い表現が生まれていると思う。
この曲の良さは何度か聴かないとわからないかもしれない。
だけども癖になる名曲だと思うから取り上げてみようと思う。
Piano Sonata in B Minor, S. 178: III. Allegro energico
ルービンシュタインはしっかりと低音を深く打鍵している。そこが他の演奏者とは大きく違う。この曲は演奏者によって大きく表現方法がどれも違っているように思う。リスト特有の速弾きするだけではピアノソナタとしての表現が出てこないのではないだろうか。
リストの曲は技巧的な部分が強調され、音が破綻しないように弾いている演奏も多いが、この演奏では低音を効かせることで、まるで印象派の曲でも演奏してるように風景が見えてくる。
それがルービンシュタインの考えるピアノソナタの表現なのだろうし、リストの作曲の上手さが出ている部分なのではないだろうか。
確かにリストっぽい作りではあるけども、風景まで見えるピアノソナタになっていると思う。
この楽章を聴いていると何かを思い出す。
「ラプソディ・イン・ブルー」と似ているのだ。
特に後半にかけてはだいぶ影響を与えていると感じられる。
いい曲はやっぱりどこかに形を変えながらも残っていくんだなと思う。
