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アナログチープな時間とAQ-S820W。

電池を替えなくていい時計を探していた。
それだけの理由で買った。


機械式時計を集めていた時期がある。

精密な歯車の集合体が時を刻む、
その事実が好きだった。

しかし日常使いには向かなかった。
繊細すぎた。

修理代が、時計の値段を超えることもあった。

丈夫で、安くて、電池交換不要。
条件を並べたら、答えはひとつだった。


箱から出した瞬間、軽かった。
拍子抜けするほど。

しかし文字盤を見た時、
印象が変わった。

航空機のコックピットにある
メーターを思わせる、無駄のない配置。


数字と目盛りだけで構成された顔は、
どこか機能美という言葉を感じさせた。

安いから脆い、という先入観は最初の一秒で消えた。


買った翌日から、
場所を選ばず使った。

入浴中も外さなかった。

クルマの修理作業中も、そのままだった。
以前の時計ならあり得ない使い方だ。

気にしなくていい、
という自由は思った以上に快適だった。


時報とアラームで時間を管理する。
シンプルだが確実だ。

そしてアナログ針の強みを改めて知った。

デジタルは「今」しか教えてくれない。

針は「流れ」を見せてくれる。
残り時間、経過時間が、
見た瞬間に体に入ってくる。


長年機械式を使ってきた理由が、
ここにあったのかもしれない。


アナログかデジタルか、
という話ではない。

タフソーラー、防水、
アラーム、時報。

日常のあらゆる場面で使える道具として、
これ以上の答えを私は知らない。

過ぎた時間は戻らない。
貴重な時間を大切に扱う。

チープカシオを試してみたい人に、
最初の一本を聞かれたら迷わずこれを挙げる。

AQ-S820W。
選択すべき最初の一本。



👍瞬時に時間認識可能なアナログ。
👍ソーラー電源。
  (畜電池交換必要)
👍航空機の計器みたいなデザイン。
👍デジタル機能(オマケ機能)。
👍防水。

👎厚みがある。
👎硬いベルト。
 (この手のカシオ時計、ベルトがダメ。)
👎弱い光の表示ライト🔦
 (デジタル部のみ、発光)
👎アナログ針、小さい(見えない)。
👎アナログ針の蓄光は機能がショボい。
 (数分で暗くなる。)
👎プラ製の表示表面。
 (キズがつきやすい)。


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