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入れそうな大学より学びたい分野が学べる大学選びをしてほしいと思う件

共テを明日に控えてどことなく他人事と思えない時間を送る。
ここまできたらまずは受験室まで無事に辿りつくこと。そして問題の分かる分からないを別として、本人なりに体調不良個所なく試験を受け終えることができることを願うばかりではなかろうか。
母ちゃんの目線でひとこと申し上げると、受験前日に試験に勝つ!(カツ)でとんかつやら揚げ物を受験生に振舞いたくなるのはわかるが、やめておいた方が無難であろう。そんなダジャレで勝負に勝てるのならば、世界情勢もダジャレ一発で遠山の金さんばりに解決してもらいたいものだから。
本人が食べたいと思うリクエストメニューがとんかつならばもちろん喜んで調理します。しかし、明日のことを思う受験生が好物をテーブル一面に並べてもらうことを望むとは思い難い(確率的にね!)。
ならば、消化が良くて味つけも本人になじみのあるもの。くだものやデザート(プリンやゼリーなどちょっと特別感のある甘いもの)などを添えてあげれば喜ばれるのじゃないかな。部屋中にひろがる揚げ物アブラの匂いのほうが最終日を迎えてその子なりの精神統一をはかりたい夜の邪魔になるのではと懸念する。あくまでいつも通りに!本人の望む夜を過ごさせてあげたい。


しずかに見守ることがどんなにかけがえのない時間なのか味わってほしい


マルコ、キレイナホシゾラネ


大丈夫です、朝から「○○は持ったか?忘れ物はないか?あ~心配だわ~」と大声でまくしたてなくたって、相手は18歳(以上)ですよ。自分の進路がかかっているんです。おうちのかたにワーワー言われなくたって自分でやります。そそっかしい子もいることはもちろん熟知しています。それだって、あらかじめ準備した保護者サイドの手書きメモで受験票、ハンカチ、昼食(間食用お菓子含)、交通費少額、スマホ…ウン!あるね?とゆっくりと一緒に確認してあげる程度で十分であろう
朝からアレコレ注文される受験生の身になってあげればスッと身を引けるのではないでしょうか。


あとは本人の健闘を黙って祈るばかり…なのだが、志望校決定に関して少々気になっていたことがある。

え?数学が苦手なのに経済学部に進学するの?


そう。大学を学びたい分野で選ぶのではなく、入れそうな大学いわゆる大学名で選ぼうとする愚行である。
もう一度立ち止まって考えてもらいたいのだが、大学は自分が学びたいと思う学問の専門分野をより深く学び、ゆくゆくはその結果を活用し社会に還元して世の中の発展に貢献するための通過地点なのではないだろうか。卒業後は会社に勤めるもよし、自らで会社を興してもよし。まずはそのスキなことを学ぶ場としての大学ではないかと思うのだが、生徒を見ていると「だって〇〇大学以下だとバカにされる」とか「〇〇大学はFランだから」とかまだ合格すらしていないのにネット上でのうわさ話や友達同士での会話内容をそのまま受け入れて志望校をなんとなく決定している子がいる。
そして、どうして本校を希望なさったのですか?といったよくある面接質問への回答に苦戦することになるのだ。


大学はタダではないのだよ?学費がかかるし、条件が満たなければ留年するよ?



えっ?留年すか?もう一年分の学費…


興味もない分野の講義受講、レポート作成、定期試験、耐えられるの?と聞きたい。だったらきちんと興味のある分野が学べる大学を選ぶべきだろうし、たとえその大学名が他者からすれば嘲笑の標的になろうとも、じっくり自分の身の丈に合ったレベルと内容で学問をきわめるべきじゃないのかなと思う。
合格した(=入学できた)ことに慢心してまたとない4年間を棒にふるってはならない。1限に行くのがダリイ…だから休んじゃえ、まだまだ休んでもアンパイ!と謎の自信で過ごしている姿をひけらかす学生の声も耳に入りますが、そんな考えの人材が社会に出たからと言ってシャキッと心を入れ替えれるとは思えない。怠惰はどこまでも怠惰であろう。


興味のある分野に入っていないからだよ



ほんとうに好きな授業なら、時間割が1限だしダリイから休んじまおうなんてならないですよ?先生の講義が聞きたい。友達に会いたい。そうだ今日はサークルの活動がある日だっけ?ならば遅れずに学校に行こう。それにそもそも留年したくない!そういうマインドにならないのかな?不思議である。


筆者は大学内の教授では飽き足らず、学部生時代に年間購読していた栄養学の雑誌内に記事が掲載されたとある大学の教授に会いたくて、今じゃまぼろしと化した往復はがきを使ってその大学の教授宛てにお手紙を書いたことがある。
あいさつに自己紹介を連ね、先生の講義を聴講させてほしい旨を書き、
①聴講可能日とその時刻 
②教室(部外者なので略さずにお願いします)
③持ちもの(ございましたら)
と返信用はがきに回答用の空欄①~③をあらかじめ書いておきポストに投函した。投函後果たしてお返事が来るかな?とドキドキして待った日々があたたかく、思い返すとほほえましい
数日後に教授からご連絡をいただき、ゼミナール(学部生と院生の)があるからいらっしゃいと日時を詳細連絡をきちんとボールペンで書き込まれた返信ハガキを受理した。このときの気持ちの高揚を忘れない
この手口はのちにもう一校の大学教授にも利用し、夜間大学院への聴講許可を得て潜入していた。この経験がその後大学院入試への挑戦につながり、なれない院試勉強と国試勉強で死にかけながら院試突破を果たした。

学ぶのが楽しかった。専門分野の先生方にお会いできて幸せだった。
こうした時間の過ごし方をしていた筆者としては、飲み会にあけくれ、経済状況では仕方がないけれどバイトに邁進し、大学を欠席しまくる他の学生の行動の意味が分からなかった。そこにきて都合の良い時だけ猫なで声でノートを貸してほしいと依頼してくる愚行。(「昼飯おごるから」でなんでも言うことを聞いてもらえると思いなさんな!と今なら猛説教できる)


郷のご両親にその姿を見せられるの?



ボルテージが上がったのでお花畑をどうぞ


興味が無いのなら、興味が出る分野に出会うまで時を待つのも手ではないかと思う。あわてて大学名だけで学校を決めたところで、初回の講義を聴いて何を言っているのかチンプンカンプン。おまけに苦手な数学を大学でもこんなに駆使するの?今さら知る事実にボー然とする学生もいるだろう。


学校で生徒たちにこういった話はハッキリ言って時間がないためしていないと言っても過言ではない。
おのおのが決めた志望校なので、興味の有無までは介入できないし、学校によっては合格実績の数字が重要よ♡と顔に書いてあるからだ。


中高生よ、ようく考えてほしい。他人の目ではなく自分の人生だ!


あなたが納得して送っていける人生をみつけていってほしい。
そして明日受験する高校生たちよ、健闘を祈ります。

筆者の冬旅はまだまだ続く。


羊頭狗肉にならぬようにのう by芭蕉

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