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インドネシア クラカタウ火山が大規模噴 -- 噴煙15km、成層圏まで

2026年9月5日02時50分ころインドネシア クラカタウ火山が大規模噴火

 噴煙は約14.6kmまで到達、成層圏は地表から高度約10km以上の高度から始まります。注目すべきは、この高度です。明け方にこの報に触れ、すぐに思い出したのが、2018年の山体崩壊と落下した土砂による、津波でした。
 数多くの物語と映像を残した、あの大噴火でした。

WebマガジンGreenPost編集部

2018年――山体崩壊の記憶

  クラカタウの名を聞いて、まず2018年12月22日の津波を思い出す人は少なくないでしょう。あの夜、インドネシア・スンダ海峡で起きたのは、典型的な「地震津波」ではありませんでした。
 アナク・クラカタウの斜面が大規模に崩壊し、巨大な火山体が海へ流れ込んだことで海水が押し出され、津波が発生したのです。当時の観測と研究では、山体の大部分が失われ、最高地点は338mから約110mへ低下。海面上から失われた山体は1億m³規模以上と推定されていますが、崩壊量には研究によって幅があります。
 津波はジャワ島とスマトラ島の沿岸を襲い、400人を超える人々が死亡しました。大きな地震が起きたわけではありません。

山そのものが海へ落ちた。

 それが2018年のクラカタウ災害でした。だから2026年9月5日未明、

「クラカタウ火山で大規模噴火」
「噴煙高度約15km」

 という速報が流れた瞬間、まず確認しなければならなかったのは、噴煙の高さだけではありませんでした。

山は崩れていないか。
海は動いていないか。

 そして日本の気象庁も、すぐに津波の可能性について調査を始めました。
では今回、クラカタウで何が起きたのでしょうか。2018年の再来だったのでしょうか。それとも、まったく異なるタイプの噴火だったのでしょうか。その答えを知るには、9月5日の爆発の瞬間だけを見るのでは足りません。

2026年9月5日、噴煙は約15kmへ

 2026年9月5日未明、インドネシアのクラカタウ火山で大規模な噴火が発生しました。気象庁が公式に示した噴火発生日時は、日本時間9月5日02時50分ごろ。噴煙は高度約50,000フィート、約15,000メートルに達しました。
 15km。
 旅客機が通常飛行する約10km前後の高度を大きく超え、対流圏上部から成層圏下部にかかる高さです。

 「クラカタウ」「大規模噴火」
 「噴煙15km」

 この三つの言葉だけを見れば、2018年、あるいは1883年の巨大災害を連想するのも無理はありません。しかし、噴煙の高さだけで災害規模を判断することはできません。今回の噴火を理解するには、

 噴火の前に何が起きていたのか。噴火のあとに山がどう変わったのか。 
 その両方を見る必要があります。


「クラカタウの子」という火山

 今回活動しているのは、正確にはアナク・クラカタウ(Anak Krakatau)です。インドネシア語で、「クラカタウの子」を意味します。
 1883年、クラカタウでは人類史に残る巨大噴火が発生しました。VEI6に達する大噴火によって島の大部分が失われ、巨大津波がジャワ島、スマトラ島沿岸を襲いました。
 死者は3万6000人を超え、その多くが津波による犠牲者でした。
 爆発は海だけでなく、大気も動かしました。巨大な大気圧波が地球を何度も周回し、世界各地の気圧計に記録されました。
 そしてその巨大噴火から約半世紀後。
 1927年末、カルデラ内で新たな海底噴火が始まり、1930年8月には新しい火山島として海面上に定着しました。それが、アナク・クラカタウです。
 つまり現在私たちが見ているのは、1883年の巨大噴火で形成された火山システムの中から、再び成長してきた若い火山なのです。

時間を巻き戻す――異変は6月から見えていた

 今回の出来事を9月5日だけ切り取れば、突然巨大な噴煙が出現したように見えます。しかしインドネシア地質庁・PVMBGの観測記録を見ると、もっと長い時間軸が見えてきます。
 2026年6月以降、衛星はSO₂放出と熱異常を捉え、火口には熱源が確認されました。噴気活動も強まり、低周波地震やHybrid地震など、地下のマグマや火山性流体の移動と関連する活動が増えていきました。
 6月下旬には薄い火山灰の放出も確認され、地震エネルギーを示す指標にも変化が現れました。
 そして7月2日14時05分、噴火が発生。火口上約200mまで灰色から黒色の噴煙が上昇しました。
 PVMBGは総合評価の結果、同日16時30分、警戒レベルをLevel II「Waspada」からLevel III「Siaga」へ引き上げました。火口から半径3km以内への立ち入りも禁止されました。
 重要なのは、9月5日に突然、眠っていたクラカタウが目を覚ましたわけではないということです。
 8月になっても噴火は続いた活動はその後も収まりませんでした。
 Smithsonian Global Volcanism ProgramがPVMBGの観測をまとめた8月20~26日の報告では、ほぼ毎日のように灰とガスを含む噴煙が確認されています。高さは火口上100~400m。監視カメラには赤熱した噴出物が火口上へ飛び出す様子も記録されました。警戒レベルはLevel IIIのまま。3km以内への立ち入り禁止も継続されました。
 つまり、6月の変化

→ 7月の警戒レベル引き上げ
→ 8月の継続的噴火
→ 9月5日の大規模噴火

 という流れが見えてきます。

9月4日――前日にも火山は動いていた

 さらに重要なのが、噴火前日の9月4日です。この日も複数回の小規模噴火が観測され、火山性微動や低周波地震など、活発な状態が続いていました。
 ただし、ここは慎重に表現する必要があります。これを、
「9月5日の大噴火を予告する明確な前兆だった」
 と断定することはできません。
 火山活動が活発だからといって、必ず翌日に大規模噴火が起こるわけではないからです。したがって現時点では、

「7月以降続いていた高い活動状態の中で、9月4日にも複数の噴火と火山性活動が観測され、その翌日に高度約15kmの噴煙を伴う大規模噴火が発生した」

 と整理するのが適切です。

そして9月5日未明、空が変わった

 9月5日未明、状況は大きく変化しました。それ以前から続いていた噴火・火山灰放出の中で、噴煙が一気に高高度へ発達しました。
 これを上空から監視していたのが、Darwin VAAC――ダーウィン航空路火山灰情報センターです。火山灰は航空機にとって非常に危険です。火山灰に含まれるケイ酸塩質の粒子がジェットエンジンへ吸い込まれると、高温部で溶融し、その後ガラス状になって内部へ付着することがあります。これによってエンジン内部の空気の流れや燃焼が妨げられ、深刻な場合には推力喪失につながります。
 そのため世界の空は、複数のVAACによって火山灰を監視しています。
 今回、Darwin VAACからの情報を受けた気象庁は、噴煙高度を約50,000フィート、約15kmと発表しました。

「02時50分」とは何の時刻なのか

 ここには、速報を読むうえで重要な注意があります。気象庁は今回の事象を、
 「9月5日02時50分頃のクラカタウ火山の大規模噴火」としています。
 これは公式情報として、そのまま採用してよい時刻です。
 ただし、02時50分まで火山が完全に静かだったという意味ではありません。その前からアナク・クラカタウでは噴火活動が続いていました。
 したがって02時50分を、気象庁が今回の「大規模噴火」として扱っている公式な事象時刻と理解し、それ以前から一連の火山活動が続いていた、と考えるのが適切でしょう。
 火山はスイッチを押したように始まるとは限りません。

 地震。噴気。小規模噴火。火山灰放出。
 そして巨大な噴煙柱。

 火山では「瞬間」だけでなく「プロセス」を見る必要があります。

なぜ日本の気象庁がクラカタウを監視したのか

 インドネシアの火山なのに、なぜ遠く離れた日本の気象庁がすぐに動いたのでしょうか。理由は「津波」です。
 ただし、ここには非常に重要な区別があります。
 気象庁が津波を調査した=津波が発生したではありません。

2022年のトンガ噴火が変えた、日本の警戒

 今回、気象庁がすばやく津波の可能性を調査した背景には、2022年1月のフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ噴火があります。このとき日本では、従来の地震津波の考え方から予想される時刻より早く潮位変化が始まりました。
 原因の一つと考えられたのが、大規模噴火によって生じた気圧波です。     最も速いラム波は秒速約300m。時速にすれば、およそ1,100km。音速に近い速さで大気中を伝わります。
 2022年当時、気象庁はこの現象のメカニズムを即座に確定できず、情報発信にも課題を残しました。その経験を踏まえ、現在では海外で大規模噴火が発生した場合、衛星画像、気圧波、海外検潮所、日本への到達可能性などを組み合わせ、火山噴火に伴う津波を早い段階から監視する運用へ改善されています。
 つまり2026年9月5日にクラカタウが噴火したとき、日本の気象庁がすぐに動いたのは偶然ではありません。4年前のトンガ噴火で得た教訓が、今回の警戒体制につながっているのです。

津波には、違う「押し方」がある

 今回のニュースを理解するには、「津波」を一種類の現象だと考えない方が分かりやすいでしょう。
 海を大きく動かす方法はいくつかあります。

1 海底が動く――地震津波
 私たちが通常「津波」と聞いて思い浮かべるものです。
 海底断層が急激に動き、その上にある大量の海水を持ち上げたり沈めたりする。
 2011年の東日本大震災は、このタイプでした。

2 山が海へ落ちる――2018年クラカタウ
 2018年12月22日、アナク・クラカタウの斜面が大規模に崩壊しました。
 観測・研究によれば、山体の大部分が失われ、海面上から失われた山体は1億m³規模以上と推定されています。
 最高地点も338mから約110mまで低下しました。
 大量の火山体が海へ流れ込み、海水を押し出しました。
 津波はスマトラ島とジャワ島の沿岸を襲い、最大約13mの遡上高が報告され、400人を超える人々が死亡しました。
 大きな地震が海底を動かしたのではありません。
 山が海へ落ちたのです。

3 空気が海を押す――大気圧波
 そして、もう一つ。
 巨大爆発によって発生した大気圧波が遠方へ伝わり、それと結びついて海面が変動することがあります。
 1883年のクラカタウでも大気圧波は地球規模で観測されました。
 そして現代の衛星、気圧計、海洋観測網によって世界が改めてその現象を目撃したのが、2022年のトンガ噴火でした。

 通常の地震津波とは発生メカニズムも到達の仕方も異なります。そのため、従来の津波予測だけでは扱いにくい現象です。だからこそ、今回も気象庁はただちに調査を始めました。

今回、気象庁は何を見ていたのか

 気象庁は、もし大規模噴火による気圧波が秒速310mで伝わり、それによって津波が発生した場合、日本で最も早い沖縄地方への到達を9月5日06時ごろと計算していました。
 しかし05時30分現在、気象衛星ひまわりの画像には、噴火に伴う気圧波に対応すると考えられる明瞭な変化は見られませんでした。海外の検潮所でも、今回の噴火に伴うと考えられる有意な潮位変化は観測されていませんでした。
 つまり、この時点で確認されたのは、「日本へ津波が来た」のではなく、「大規模噴火だったため津波の可能性を調査したが、有意な潮位変化は確認されていない」ということです。
 この違いは、災害情報を読むうえで非常に重要です。
 では、2018年型の山体崩壊は?
 ここでもう一つの問いが残ります。山そのものは、どうなったのか。
2018年の経験を考えれば、当然の問いです。
 今回、2018年のような巨大な山体崩壊と、それに伴う壊滅的な津波を示す観測事実は、現時点では確認されていません。

しかし、
「大津波がない」=「山体に一切変化がない」
 ではありません。

 火口縁が崩れたのか。斜面が移動したのか。
 火口の形が変化したのか。

 それを確認するには、別の「目」が必要です。

雲の向こうを見る――SAR

 噴火直後の火山を普通の衛星カメラで見るのは、意外に難しいことがあります。噴煙、火山灰、気象雲が山を覆うからです。夜間ならさらに困難になります。
 そこで重要になるのがSAR――合成開口レーダーです。
 SARは電波を地表へ送り、その反射を観測します。光学カメラとは違い、夜間でも観測でき、雲の影響も受けにくいという大きな利点があります。
 噴火前後のSAR画像を比較すれば、大規模な山体崩壊や海岸線の変化などを調べることができます。
 さらに、複数時期のレーダー画像の位相差を利用するInSARという方法を使えば、条件が整えば小さな地表変位まで追跡できます。
 ヨーロッパのSentinel-1だけではありません。日本の「だいち」シリーズも、こうした地球観測を担うSAR衛星です。
 最新の「だいち4号(ALOS-4)」もLバンドSARを搭載し、災害状況の把握や地表変動監視を重要な目的としています。

実は2018年の山は、以前から動いていた

 ここに、今回の噴火を考えるうえで非常に重要な2018年の教訓があります。2018年12月22日の山体崩壊は、発生した瞬間だけ見れば突然の巨大災害でした。
  ところが、その後に過去の衛星データを詳しく解析すると、別の景色が見えてきました。
 GFZなどの研究チームが2014~2018年のSentinel-1 InSARデータを解析したところ、後に崩壊する南西斜面は、少なくとも4年前から動いていました。平均変位速度は約27cm/年。しかも2017年初頭と2018年6月には、マグマ貫入と時期が重なる加速も確認されています。
 さらに別の衛星測地研究でも、ALOS-1、COSMO-SkyMed、Sentinel-1などから南西斜面の長期的変位が示されています。
 つまり、災害が突然起きたことと、山が突然動き始めたことは同じではなかった。これが2018年から得られた重要な教訓です。
 だから2026年9月5日の噴火でも、巨大な噴煙が消えたあとに本当に見なければならないものがあります。
 山そのものです。

「15kmだから2018年級」ではない

 今回の噴煙は約15km。非常に大きな数字です。
 しかし、
 噴煙高度が高い=過去の巨大災害と同規模
 ではありません。噴煙高度は、マグマの噴出率、火道の状態、大気の成層など複数の条件によって変化します。災害規模を判断するには、

 噴出物の総量、噴火の継続時間、火砕流、火山ガス、山体変形、
 そして山体崩壊、

 などを総合的に見る必要があります。

 2018年を壊滅的災害にした決定的な要素は、大規模な山体崩壊と、それによって発生した津波でした。現時点で、今回の噴火を2018年と同規模の災害と判断する根拠はありません。

四つの「目」が、一つの火山を見ている

 今回のクラカタウを追っていると、現代の火山監視の姿がよく見えてきます。
 一つ目はPVMBG。地震、噴火、山体変形などを監視する、「地上から火山を見る目」。
 二つ目はDarwin VAAC。衛星などから火山灰の高度と拡散を監視する、「空を見る目」。
 三つ目は日本の気象庁。遠く離れた海や大気へ影響が伝わらないかを見る、「広域災害を見る目」。
 そしてSARやInSARという、「雲の向こうの山を見る目」。

 地上、空、大気、海、宇宙。

 一つの火山を理解するために、これだけ異なる観測が組み合わされています。

もう一つの災害――「情報の噴火」

 そして2026年には、もう一つ監視しなければならないものがあります。
SNSです。「クラカタウ」という歴史に刻まれた名前。
 1883年の巨大災害。
 2018年の衝撃的な津波映像。
 この記憶が強いからこそ、過去の映像が、「いま起きているクラカタウ」
として悪意なく、あるいは意図的に再拡散される危険があります。
 これは想像上の問題ではありません。
 2026年7月、インドネシア地質庁は実際に、船上から撮影したとされる噴火映像について検証し、現在のアナク・クラカタウ噴火を撮影した映像ではないとして虚偽情報と公式に発表しました。
 さらに、「気象庁が津波を調査」という正しい情報も、SNSを一度通過すれば、「日本に津波」へ変化しかねません。
 火山灰が風によって広がるように、情報も広がります。
 しかし情報には、さらに厄介な性質があります。拡散する途中で、意味そのものが変わる。だから災害時には、

 観測されたこと。まだ分からないこと。
 過去に起きたこと。
 
 この三つを分けて読む必要があります。

「分からない」を残す

 9月5日朝の段階で、多くのことが分かっています。 

 噴煙は約15kmに達した。6月から活動の変化が観測されていた。7月2日に警戒レベルがIIIへ引き上げられた。8月にも噴火活動は続いていた。
 気象庁は日本への津波影響を調査した。

 そして少なくとも05時30分時点では、明瞭な気圧波や有意な海外潮位変化は確認されていない。
 一方、まだ分からないことがあります。

 今回の噴火によって、火口や斜面がどの程度変化したのか。局所的な崩壊がなかったのか。SO₂はどれほど放出されたのか。
 そのうちどれほどが高高度まで運ばれたのか。

 これらは今後の衛星観測やPVMBGなどの解析を待つ必要があります。

「分からない」と書くことは、記事の弱点ではありません。

 災害の途中では、
 何が分かっていないのかを正確に示すことも、重要な情報です。大噴火を見たあと、私たちは何を見るべきなのか
 クラカタウ。
 その名前には1883年の巨大噴火という記憶があります。
 そして、さらに新しい記憶として2018年の山体崩壊と津波があります。
だから高度15kmまで立ち上がる巨大な噴煙は、どうしても私たちの目を奪います。しかし火山災害を理解するために、本当に見るべきものは爆発の瞬間だけではありません。

 噴火の前に、山はどう動いていたのか。噴火のあとに、山はどう変わったのか。海は動いたのか。大気は動いたのか。
 そして私たちの手元へ届いた情報のうち、何が観測事実で、何がまだ推測なのか。

 雲の向こうでは、衛星が次の観測を続けています。
 そのデータが解析されれば、火口や斜面が今回の噴火によってどう変化したのか、さらに詳しい姿が見えてくるでしょう。それまでは、衝撃的な過去映像や、まだ確認されていない推測を事実として扱わないことです。分からない段階で、結論を急がない。
 それもまた、現代の災害を「観測する」ということなのだと思います。大噴火を見るとは、爆発の瞬間を見ることではない。その前と、その後を見ることです。
 2018年、クラカタウでは山が崩れました。
 2022年、トンガ噴火は私たちの津波警戒の考え方を変えました。
 そして2026年9月5日。
 噴煙が15kmまで上がったクラカタウで、私たちが次に見るべきものは――山そのものです。


参考資料

1.気象庁「令和8年9月5日02時50分頃のクラカタウ火山(インドネシア)の大規模噴火について」
今回の大規模噴火について、噴煙高度約50,000フィート、気圧波、海外検潮所、日本への津波影響をまとめた日本側の最重要一次資料です。05時30分時点の状況も確認できます。
https://www.jma.go.jp/jma/press/2609/05a/202609050600.html
2.気象庁「火山噴火等による津波」
地震以外にも、火山噴火、山体崩壊、気圧波などによって津波が発生する仕組みと、気象庁が現在どのように情報発表を行うかを説明した公式資料です。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/tsunami/various_causes.html
3.気象庁「令和4年トンガ諸島の火山噴火に伴う潮位変化」
2022年トンガ噴火で従来の地震津波とは異なる潮位変化が観測された経験と、その後の情報発信・監視体制改善を理解するための重要資料です。
https://www.jma.go.jp/
4.インドネシア地質庁/PVMBG「Anak Krakatau Level IIIへの引き上げ」
2026年6月以降のSO₂、熱異常、火山性地震、噴火活動などを整理し、7月2日に警戒レベルをIIからIIIへ引き上げた根拠を記録した一次資料です。
https://geologi.esdm.go.id/media-center/kenaikan-tingkat-aktivitas-gunungapi-anak-krakatau-provinsi-lampung-dari-level-ii-waspada-menjadi-level-iii-siaga-tanggal-2-juli-2026-pukul-16-30-wib
5.インドネシア地質庁「Anak Krakatauの虚偽動画について」
2026年7月、過去または別時期の映像が現在のクラカタウ噴火として拡散した問題を地質庁自身が検証。災害時の映像ファクトチェックの重要性を示す資料です。
https://geologi.esdm.go.id/media-center/laporan-khusus-konfirmasi-video-hoaks-g-anak-krakatau-tanggal-4-juli-2026
6.Smithsonian Global Volcanism Program「Krakatau」
1883年大噴火、1927~30年のAnak Krakatau形成、2018年崩壊、最近の活動までを長期的に追える国際的な火山データベース。歴史と現在をつなぐ基本資料です。
https://volcano.si.edu/volcano.cfm?vn=262000
7.Darwin Volcanic Ash Advisory Centre(VAAC)
インドネシア周辺を含む地域の火山灰を衛星などで監視し、航空機向けに高度・位置・移動予測を提供する機関。今回の高度約15kmの火山灰を追う主要資料です。
https://www.bom.gov.au/aviation/warnings/volcanic-ash/
8.Scientific Reports「Modelling of the tsunami from the December 22, 2018 lateral collapse of Anak Krakatau volcano」
2018年の山体崩壊津波を数値計算と観測データから分析した代表的研究。最大級の遡上や沿岸被害を再現し、火山性津波の危険性を詳しく検討しています。
https://www.nature.com/articles/s41598-019-48327-6
9.Science Advances「The 22 December 2018 tsunami from flank collapse of Anak Krakatau volcano during eruption」
Sentinel-1 SARなどを使って2018年の山体崩壊前後を分析した重要研究。雲や噴煙に覆われた火山でもレーダー衛星が劇的な地形変化を捉えられることを示します。
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6962046/
10.GFZ「Interactions of magmatic intrusions with the multiyear flank instability at Anak Krakatau」
2014~2018年のInSARを解析し、2018年に崩壊した南西斜面が数年前から変位していたことを示した研究。「突然の災害」の前に何が起きていたのかを知る重要資料です。
https://gfzpublic.gfz.de/
11.NOAA「Understanding a unique tsunami event caused by the Tonga volcano eruption」
2022年トンガ噴火で大気圧波が約312m/sで伝わり、海面変動と結びついた過程を解説。通常の地震津波とは異なる火山性津波を理解する基本資料です。
https://www.pmel.noaa.gov/acoustics/news-story/understanding-unique-tsunami-event-caused-tonga-volcano-eruption
12.NOAA「Historic Krakatau Eruption of 1883」
1883年クラカタウ大噴火の規模、津波、大気圧波、世界的影響を整理した歴史資料です。1883年と2022年の大気圧波現象を比較する際の重要な参照資料です。
https://www.ncei.noaa.gov/news/day-historic-krakatau-eruption-1883
13.JAXA「先進レーダ衛星『だいち4号』(ALOS-4)」
LバンドSARを搭載する日本の地球観測衛星。夜間や雲の多い条件でも観測でき、地震・火山などの災害把握や地表変動監視を担う最新の観測技術です。
https://www.jaxa.jp/projects/sat/alos4/index_j.html
この形なら、冒頭で2018年の記憶を強く提示しながら、今回の噴火を「2018年の再来か?」という読者の自然な疑問につなげ、その後の記事全体で丁寧に答える構造になっています。


関連

コメント-

 災害情報をまとめる。それも、できるだけ早く、ということにチャレンジしてみました。情報が情報なだけに、慎重を期すことをAIでの調査で強調したことで、当初の予定になかった ”「分からない」を残す”の一節を入れることがAIによって繰り返し提案されたので、くどい感じもしましたが、記事にあえて残しました。
 今、読み返せば、重要なポイントかもしれませんね。
 津波がいまのところないようなので、9月5日の午後2時半の時点で、ひとまず安心しています。(2t)


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付録

2018年の大噴火と津波の衝撃→観測、各国の対応 Google Gemini Notebook 画像生成

The 2018 Sunda Strait Volcanic Tsunami and Anak Krakatau Collapse
The 2018 Sunda Strait Volcanic Tsunami and Anak Krakatau Collapse

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