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本来性とは、元々持っていた気質を思い出すことーー長い間、自分の気質を別のものだと思っていた

Perhaps authenticity is not becoming someone new, but remembering who we have always been.


気づいたこと。

私は長い間、
自分とは違う人間になろうとしていた。

もっと優しい人。
もっと包容力のある人。
もっと人を見捨てない人。
もっと最後まで伴走できる人。

そういう人が、
成熟した人間なのだと思っていた。

だから私は、
そうなろうとしていた。

でも、
なぜそんなことをしていたのだろう。

私は本当に、
そういう人間になりたかったのだろうか。

それとも、
そういう人間であるべきだと、
どこかで思い込んでいただけなのだろうか。

振り返ってみると、
私は昔から、
人を見ることは好きだった。

構造を見ること。
流れを見ること。
何が滞っているのかを考えること。

でも、
誰かを引っ張っていきたいと思ったことは、
一度もなかった。

それなのに私は、
長い間、
伴走者になろうとしていた。

そして、
ようやく最近、
その理由が少しわかった気がする。

私は、
自分の本来の気質を生きようとしていたのではなかった。

自分が素晴らしいと思う人格を、
生きようとしていたのだ。


🌸 私たちは、自分の気質を間違えて覚えていることがある


人は、
自分が素晴らしいと思うものを、
目指してしまうのだと思う。

優しい人。
包容力のある人。
最後まで見捨てない人。
誰かの苦しみに寄り添える人。
人を導ける人。

そういう人を見ると、
私たちは憧れる。

そして、
いつの間にか、
こう思うようになる。

成熟した人間とは、
こういう人なのだ。

愛される人とは、
こういう人なのだ。

本来の自分で生きるとは、
こういう人になることなのだ。

でも、
本当にそうなのだろうか。

世の中には、
人と一緒に歩くことが自然な人がいる。

苦しんでいる人を見ると、
隣に座りたくなる人。

話を聞き、
待ち、
寄り添い、
その人の速度で進める人。

きっと、
そういう人もいるのだと思う。

でも、
全員がそうではない。

誰かは、
全体を見る。

誰かは、
方向を示す。

誰かは、
作る。

誰かは、
守る。

誰かは、
遊ぶ。

そして、
どれが優れているかではなく、
どれが自然かが大切なのだと思う。

私たちは時々、
自分の本来の気質を生きようとするのではなく、
自分が尊敬する人格を生きようとしてしまう。

そして、
その人格が自分に合っていない時、
人は理由のわからない疲れを抱え始める。

私は長い間、
そのことに気づかなかった。

本来の自分を探していたつもりで、
実は、
理想の人格を演じ続けていたのだ。


🕊️ 私は「伴走者」になろうとしていた


私は、
本当は伴走者ではなかった。

もっと言えば、
それに憧れていたわけでもない。

伴走する人を、
特別素晴らしいと思っていたわけでもない。

ただ、
いつからだったのだろう。

気づけば私は、
そう動くようになっていた。

相手が立ち上がるまで待つ。

決められるようになるまで関わる。

できるようになるまで見守る。

困っていたら、
手を差し伸べる。

途中で離れない。

諦めない。

そして、
それはいつしか、
私の中で普通のことになっていた。

あまりにも自然に続けていたから、
疑問を持つこともなかった。

私はそういう人間なのだと思っていた。

でも、
振り返ってみると、
どこか違和感もあった。

私にとっては、
誰かの隣を歩いている時よりも、
少し離れた場所から、
全体を眺めている時の方が自然だった。

人を見る。
構造を見る。
流れを見る。
何が滞っているのかを見る。

そして、
必要なら言葉を渡す。

でも、
その人の人生を引き受けたいわけではない。

それなのに、
私は長い間、
伴走者として振る舞っていた。

たぶん私は、
伴走者になりたかったのではない。

ただ、
いつの間にかその役割の中に入り込み、
それを自分自身だと思い込んでいたのだ。


🌿 本来性とは、元々持っていた気質を思い出すこと


そして私は、
ようやく思えるようになった。

私の場合、
誰かを立たせることが役割ではなかった。

最後まで伴走することでもなかった。

人を変えることでもない。

私は、
構造を見る。
配置を見る。
流れを見る。

そして、
必要なら言葉を渡す。

でも、
選ぶのは相手。
歩くのも相手。
立ち上がるのも相手。

私は、
そこまで責任を持つ必要はなかったのだ。

そして、
それは冷たさではなかった。
未熟さでもなかった。
愛情不足でもなかった。

ただ、
私の元々の気質だったのだ。

きっと、
人にはそれぞれ、
自然と力が湧いてくる場所がある。

寄り添うこと。
守ること。
教えること。
作ること。
遊ぶこと。
全体を見ること。

どれが正しいかではない。

どれが優れているかでもない。

どれが、
無理をしなくてもできるのか。

どれをしている時、
あなたの生命が喜んでいるのか。

本来性とは、
理想の人格になることではない。

欠点を克服することでもない。

本来性とは、
元々持っていた気質を思い出し、
それに合った役割を引き受けることなのだと思う。

それが、
「本当の自分として生きる」ということの
現時点での私なりの結論。




人にはそれぞれ、
無理をしなくてもできることがあります。
寄り添うこと。
守ること。
教えること。
作ること。
遊ぶこと。
そして、
全体を見ること。
Harmoniousは、
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