見出し画像

【中学受験編②】発達傾向の子に合う学校の選び方|うちが本気で環境を考え直した話

「塾なしで中学受験に合格するまでの設計」シリーズリンク👇
①「普通の学校じゃ無理かも」と感じた日
② 合う環境を探すためにやったこと全部
③ 塾なし半年で合格できた“本当の理由”
④ 誰でも再現できる勉強設計を公開


まずは冷静に選択肢を比較してみる


正直に言うと、
学校で上手く行っていない逆境の息子なので、直ぐに勝ち筋ルートを設計できていたわけではありません。

「学校のせいにしているだけではダメだ」
「環境を変えよう」

と決めたものの、じゃあどの環境にいたら間違いないのか?は分かりようがありません。

「とりあえず塾に入れた方がいいんじゃないか」
「専門家に任せた方が安心なんじゃないか」
「家でやるのはリスクが高いんじゃないか」

選択肢はたくさんありますので、普通はここで迷います。

こういう気持ちは、お子さんを心配する親心としては、実に自然なものだと思います。

このような想いはあれど、気をつけなければいけないのは、

👉想いの強い選択肢を選びがちということ
👉安心できそうな方を正解だと思ってしまうこと


感覚ではなく一度全部並べて考えます。

それぞれの選択肢に対して、何が得られて、何が失われるか。
また、この子にとって本当にその環境は機能するのか?を一つずつ自分なりに考察しました。

まあ考察と言いましたが、実は最終的に中学受験を目指すまでに全部経験した上での記載です。

そしてあくまで、「うちの子にとって」の要素を考えてまとめています。

選択肢①:塾


あえて個別塾・集団塾をひっくるめています。

メリットとして、確かに受験戦略・指導力という意味ではかなり強いです。
偏差値ごとの戦い方や、合格率の見方、なんなら各学校の裏事情。流石に商売にしている分、学習指導や方針を相談する相手と考えるなら、おそらく塾は充分信頼できる。

ただその一方で、多数の生徒を伸ばすためにブラッシュアップされた授業が、必ずしも息子に合った指導方法とは限りません。
個別指導なら・・・とは考えますが、学力の進捗に対して今必要な学習を適合させることは可能かもしれません。
ただし、学習進捗にプラスして、発達傾向まで考慮して対応するとなると、良い先生に巡り合う可能性も無くはない。
つまり、

👉 デイリーガチャでレアを引こうとしてるようなもの


なのです。
何より普段の学校生活でレアを引けてないから困ってるわけですから。

息子が灘・開成等の合格可能性がある生徒であれば話は別かもしれません。
まあ、逆にいうと

👉先方にとっても息子はレアではない

ので、熱意もそこそこになるでしょう。

選択肢②:支援校系


フリースクールや療育、学校の支援学級系です。

メリットとして、個別対応という意味では専門性が高い。
発達傾向それぞれの傾向に知見があり、子どもの特徴に合わせたアプローチが可能。
何より、そもそも問題を抱えている子どもに対しての忍耐力があるので、普通と逸脱した行動をしたときにも、とにかく我慢強く伴走してくれます。
ただ、方向性としては「普通の環境で生活するためのトレーニング」が中心。
属的に言うと、

👉 周りに何とか馴染んてやっていける


のを目指していく支援です。

現状の子どもを見て、「何とか普通に過ごしてほしい」と思うのは親心でしょう。
自分自身が学生だった頃を振り返っても、「なるべくみんなと一緒に」という、人の目を気にする思考が極端に強かったと思います。

学校生活は誰しもが通る道です。
そこで子どもがなるべく苦労せず、楽しく過ごしてほしいと思うならば、支援系の選択肢は、「恥ずかしい」とか「認められない」とか、親の感覚で敬遠するのは非常に大きなリスクだと思います。

ただし、

👉 「普通」に近づけるが「優位」を目指す教育ではない


ことは認識しておいたほうが良い。大人になっても使える特技は別で仕入れないといけません。

選択肢③:放置系



放置という選択もゼロではないです。
ただこれは、最初に話してしまいますが

👉ある程度自走できる子の戦略

であって、
土台が整っていない状態では成立しません。

よく、
「過保護にすると子どもが自立しない」
「子どもの好きなようにさせるべき」
「勝手に子どもの世界ができるのだから」
とアドバイスを受けることがあるでしょうけど、正直これは、発言者の余裕マウントか放棄の正当性主張なことが殆どです。

自転車の練習みたいなものです。

補助輪が付いて無いと走れない状態なのに、急に補助輪を外して「自分でがんばれ!」と言いますか?

逆に補助輪無しで走行できるのに、後ろを抑え続けますか?

要は、

👉習熟度による


これだけです。
既に子どもが困ってて、自分の力だけではどうにもならない状態であれば、手助けをして当然です。
どう補助するかの問題なのです。

選択肢④:家庭学習


塾にも行かない、支援にも頼らない。家でやるだけ。言わずもがな、これが一番難易度が高いです。
ただし、学校の環境で上手くいっていないうちの子の場合は、これも選択肢に入ります。

メリットから言うと、

👉 周囲に比較されずに自分のペースで対応できる

特に今回のように、
・処理速度に課題がある
・周囲との比較で崩れる
・崩れたときに騒ぎ立て迷惑がられる
という子どもの特性がある場合、上記の課題を全てクリアすることができます。

費用面でも全部自走するわけですから、習い事系のコストが大幅に抑えられ、家族イベントや子どもが欲しいもの等にお金を充分に使えるようになります。

ただし、このメリットを全て打ち消すレベルのデメリットとして、

👉学習や特性支援の設計を全て家庭で設計

しなければなりませんし、更に理想の設計を立てたとしても、親自身の能力と時間が伴わない場合は、全てが半端になり、全てが一気に崩れるリスクがあります。

さらに言うと、

「頑張っているのに結果が出ない」状態を作ってしまうと、本人の自己肯定感ごと崩れ、親も疲弊。
コストも含めリターンも大きいが、決して気軽に選択できる方法ではありません。

では結局、最適解は何だったのか?


ここまで色々と書いてきましたが、最終的にたどり着いた結論はシンプルです。

👉 1つの環境に正解はない

塾にもメリットはある。
支援にも価値はある。
放置にも成立する条件がある。
家庭学習にも再現性がある。

ただし、 どれも単体では足りない。
ここが一番重要でした。

だからこそ発想を変えました。
「どこに入れるか」ではなく、「どう組み合わせるか」

この視点で考えたときに、ようやく現実的な解が見えてきます。

まず前提として、家庭学習は一番コントロールが効きます。

急かされない。
比較されない。
その日の状態に応じて調整できる。

つまり、

👉 ベースは家庭に置くのが一番安定する

ただし当然、家庭だけでは足りない部分も出てきます。

・受験情報
・学習知識
・現状理解
・療育アプローチ
・外部の刺激

ここは家庭では補いきれない。
全部を任せるのではなく、必要な機能だけを切り出して使うのが一番合理的と考えました。

ここで一度整理します。
必要だった条件はこの5つです。

・学習指導ができること
・中学受験知識を有すること
・急かされないこと
・比較されないこと
・自分のペースで進められること

一見すると当たり前ですが、この5つが同時に揃う環境はほぼ存在しません。
だからこそ、 1つに決めると必ずどこかで崩れる。
逆に言えば、分解して組み合わせれば崩れない。

👉 家でできることは全部家でやる
👉 家で再現できない部分だけ外注する

外注中心で組み立てると、自分の知らぬところで環境に振り回される状態になります。

美味しいご飯を食べたい時に、自分の料理の腕よりも劣る料理店にわざわざ足は運びません。

教育も同じだと思います。
まず子どもにやらせる前に親自身がやらせるものを理解し設計する。
仮に外部に依頼をするにしても、確実に必要である根拠を持つことを徹底しました。

基本自分で頑張る。無理なら外注。
外注したけど必要なければすぐ止める。

この考え方を基礎に置いたことで、一気に視界がクリアになり、ようやく前向きに「戦える状態」に入ったと感じました。

次は、

👉 実際にどうやって勉強を進めたか

ここを具体的に書いていきます。

👇️次の記事はこちら
【中学受験編③】塾なし半年で中学受験合格を勝ち取れた話|発達×戦略パパ|塾なしで学年1位


いいなと思ったら応援しよう!