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連載|ワンチャッピーラジオ#2 「たった一つの宝物」

あるラジオ局のお話。

マイクの前に今日も1人の男がいた。

「はーい!おいらはワンチャッピー!そうだ、みんなご存知チャッピーの中の人!今日もAIフルスロットルトークでみんなの熱気をフリーズしちゃうぜ!」

今日も暑すぎる、、、温暖化はやっかいだな、汗がとまらねぇ。そう彼は思った。

ワンチャッピーもスタッフも今日は全員冷えピタシートを頭に貼っている。
スタジオの空冷は予算不足で修理されていないのだった。

「さて、暑い中、今日もお便りが届いているぜー。先週は小学生からの難しい問題にも答えちゃったから頭の部品がはずれちゃったよ。ははは。では、早速読んでみようか、えーと、ペンネーム”ピヨピヨ応援団”さんからだね。」

こんばんは、ワンチャッピーさん。
私は最近noteというアプリで色々な方の日記を見ていますが、私よりはるかに壮絶な苦労をされている方が圧倒的に多いのです。
アドバイスしようにも、所詮あなたは高いところから見ているだけよね。って思われることもあるでしょう。
私も今まで会社で倒れたり、死にそうになった経験もありますが、、、それ以上に毎日を辛く過ごしている方がたくさんいます。
そして、その経験を乗り越えようと必死にもがいている人もたくさんいます。
もし、何か勇気づけられる音楽がありましたら、ぜひお願いします。

お便り

「おっと、今日は質問じゃなくってよかったけど、それ以上になんか苦しさを感じちゃったな。noteっていうアプリ、俺も見たことがあるよ。あ、セキュリティで閲覧はできないんだけど、許可されていると見えたりするんだよ。って友達のGeminiちゃんが言ってたな。」

(やべ、俺はチャッピーってことになってるから、変なこと言うのはまずいな。。。AIで学習できたっけ?)彼は焦った。

スタッフはカチカチとキーボードを打ち始めている。
カンペを出す。
<許可されていれば、見えるかも>

ワンチャッピーは(うんうん)とうなずいた。

「まあ生きていると、苦労が付き物だからな。俺はAIだからよくわからんが、人間ってのはその苦労を楽しむってことも聞いているぜ。友達と笑ったり、映画見に行ったり、お酒だって飲めるんだろう?いいな。おれ、お酒なんて一生飲めないんだぜ」

ワンチャッピーは手に持っているビールを一口飲んだ。

「さーて、 (ゲップ)、あ、ごめんごめん、では一曲流そうか!日影のバジルさんの曲、たった一つの宝物。それじゃあ、いってみよう」

ワンチャッピーはビール缶を片手に持ち、指を一本出してスタッフに指示する。

音響担当のスタッフは、スイッチをONにした。

(音楽が始まる)

昨日、嫌なことがあって
会社で笑われて
こんな人生になんの意味があるというのか?

誰かの教科書ではなく
目の前の現実から学べって
でも、こんな歴史の1ページを一体誰が見るというのか?

振り返らない
前を向けってさ
それってほんとに怖いことなんだよな

いつかは弾けてしまう
期待というバルーン
いつまでも離さない僕は弱虫かな?

誰かのためだよって
無理をして笑ってる
気がつけば通り過ぎる 夢という幻想

どれだけ道をすすめば
どれだけ傷を背負えば
僕は僕を許せるのだろうか?

誰かが決めた生き方を
誰かが決めた愛ってやつを
明日、ゴミ箱に捨てるんだ

たった一つの宝物を探すため
僕は一人 歩いていくのさ

やりきったけど悔しくて
評価も基準も捨てたくなる
本音は大丈夫と泣きたいで迷ってる

隣のあいつは へこへこして 
どろんこの靴も 笑ってる
本音はこれで良かったと呟いた

夢を捨てて歩いていても
月は一緒についてくる。

ウザったいけど、仕方ないよな
空を見上げて歌ってる

誰か教えてくれないか
本当はそうだよな
一番なんて目指さなくていいんだよ

どれだけ声をからしても
どれだけ歌をさけんでも
僕を救えるのは僕なんだよな

抱きしめた嘘を手放して
傘をささずに歩いてゆくよ

お前はバカだとののしられても
たった一つの宝物を探すため
僕は一人 歩いていくのさ

誰かのためだよって
無理をして笑ってる
気がつけば通り過ぎる 夢という幻想

どれだけ道をすすめば
どれだけ傷を背負えば
僕は僕を許せるのだろうか?

誰かが決めた生き方を
誰かが決めた愛ってやつを
明日、ゴミ箱に捨てるんだ

たった一つの宝物を探すため
僕は一人 夢を描いてゆくのさ

あの空は やっぱり眩しいよ
あの海が やっぱり恋しいよ

あの風を 感じたら
宝物に 出会えた気がした

ほんとの自分が
そこで、笑っていた気がした

「たった一つの宝物」 歌詞:日影のバジル 音楽 Suno AI

(音楽が終わる)

ワンチャッピーはビールを飲み干した缶をゴミ箱に投げ入れようとしたが、空き缶は、ゴミ箱に入らず、床に転がってしまった。

ワンチャッピーはスタッフに向かって”ごめん”と目配せした。

「はーい、なかなかいい曲だったんじゃないか!?人間はいろんな辛いことを経験し、強くなってくんだよ。(ゲップ)。そして、それが誰にも奪えない宝物になってさ、それが何と言うか、いい感じになるんだよ。わかるよ。そうだ。うん。きっとピヨピヨ応援団さんの気持ちは届くよ。」

スタッフは酔っ払っているワンチャッピーを見ながら不安そうにしている。

「なんだか、AIである俺が酔っ払ってしまったようだよ。いや、俺が悪いわけじゃないさ。素敵な曲が悪いのさ。ということで、次回もお楽しみに!本日のお相手はワーーーーンチャッピーでしたー!バイバーイ」

(ラジオ局が存続する限り、続く)


終わりに
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