越後松之山温泉 宮大工の技が冴える里山の高楼 その1 ~「凌雲閣」 歴泊記 2026.6.5-6 ~「文化財に泊まりたい。」ファイルNo.24
6月初旬の2泊3日の歴宿(文化財の宿)めぐり。一泊目の越後長野温泉「嵐渓荘」をチェックアウトして、途中、弥彦神社に寄って参拝し終えたところまでが前話⇩
今回は二泊目の歴宿「松之山温泉 凌雲閣」のある十日町に向かうところから始まる。
時刻はちょうど12時。弥彦神社から三条燕ICに戻って高速に乗る。

グーグルマップより

弥彦神社で歩き回ったので少しお疲れ
リポビタンD飲んで疲労回復を試みた

13時半に十日町市博物館に無事到着。予想以上に遠かった。とりあえずホッと一息。
50メートルくらい離れた体育館の駐車場が日陰になっていたのでそちらに車を止めてちょっと歩くことにする。
途中に博物館への方向を示す矢印が二本。なんと別々の方向を示してる。「どっち行けばいいんじゃい⁉」
まぁ、どう見ても一方は間違ってる。エントランスに入って受付のお姉さんにその旨話したら、確認してみますとのこと。「うん、そうしてね。」
さて、ここに来た目的はもちろん国宝の火焔型土器。昨日の三条に続いて、土器マニア気取りで鑑賞なのだ。

ライトアップされ浮かび上がるように展示されていた。
番号は「5」だけど、真中に単独で展示されているってことは
この土器が一番貴重ってことなのかな。
「オーっ、やっぱりスゴイねー」って唸ることはできるけど、所詮「俄か〇〇」ってヤツだかねらね。「何がスゴイのか」なんてウンチクは語れません。
ということで、今回も note のAIアシスタントさんにチョー簡潔な解説を挿入してもらった⇩
十日町市博物館における国宝「新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器(火焔型土器)」の展示の特徴や見方は以下の通りです。
・展示の主役としての演出: 展示室中央の独立したケース内で、代表的な土器が燦然と浮かび上がるようにライティングされ、360度全方位から鑑賞できるようになっています。
・圧倒的な存在感と意匠: 「火焔型土器」の名称の由来となった、燃え上がる炎のような鶏冠状(けいかんじょう)の突起や、複雑な縄目の文様が特徴です。
・「国宝」の重み: 笹山遺跡から出土した土器群のうち、附(つけたり)を含め928点が日本で初めて縄文土器として国宝に指定されました。その中でも最も代表的な土器が単独展示されています。
・保存状態の良さ: 数千年前のものとは思えないほど欠損が少なく、完全な形状を保っている点が見どころです。
・多様な解釈: 角度によっては「ウシの頭」のように見えるなど、見る者の想像力をかき立てる造形美を持っています。
さすが note のAIさん。中央の展示は保存のため入れ替えがあるらしい。今日はNo.1じゃないのはちょっと残念。(補記:この時はそう思ったけど、このnoteの記事を読み直して、「⑤」っていうのは展示番号のことで、国宝指定番号は「1」って書いてあるのに気づいた。ちゃんと「1番」を見れたってことだ(大笑)。以下のキャプションも大笑い。)


国宝の土器は一つだと思っていたら、いっぱいあるんだね。スゴイねー。こんなに完全な状態でよく残っていたものだ。







昨日は三条市の博物館でも火焔型土器を見たけど、ここの展示品は確かに国宝に指定されるだけのことはある。ちなみに三条市のほうは「三条の至宝」って解説されていた。貴重なことには間違いない。
ワレはこれまで、こういうものに特に興味はなかったけど、今回の旅の寄道(観光)候補をSNSで検索していたら、たまたま火焔型土器について熱弁している記事を見つけた次第。
しかも「国宝」だというではないか。その二文字に誘われたって感じだ。ミーハーだからね。 でも、確かにこの独特な形状、意匠。数千年前に遡る歴史ロマン。土器マニアの気持ちも分かる気がする。見に来てよかった(嬉)。

最近巷ではマンホールカード集めが人気みたいだけど
十日町のはこれなんだね


日本のミケランジェロと称される「石川雲蝶」による彫刻なんだそう
このポスターに魅せられて翌日訪問することに決定
帰り際、受付のお姉さんから矢印が間違っていたとの報告と謝辞をいただいた。多分、台風の強風で「アッチ向いてホイ」だったのかも。いずれにせよ、ヨカッタ、よかった(笑)



時刻は14時を少し回ったところ。本日の歴宿「凌雲閣」までは1時間弱の距離なのでちょうどいい時間だ。
松之山温泉は市街からかなり奥まったところに位置する。しかも「凌雲閣」は温泉街からやや離れた山合に建っている。起伏が多い山道だけど整備されていて走りやすい。
「凌雲閣」の建物については予習用に文化財データベースを添付しておく⇩

見込み通り15時ちょっと前に宿に到着。駐車場に止めて、チェックイン前にパシャリ。

車寄せ(玄関)と、その上に見える大屋根の千鳥破風
形・大きさのバランスが絶妙

青空にちょうどイイ具合に白雲がなびいてて、とっても映える
宿は道路からアプローチの坂を上った高台に建っている。道路の方から見上げると正に「聳える」って感じだ。




玄関で声を掛けると女将さんが出て来てくれた。まずは「鏡の間」の部屋指定を受け入れていただけたことのお礼。
実はネット予約した際は部屋指定ができなかったんだけど、そのあとダメもとで電話でお願いしてみた。そのときも女将さんが対応してくれて、それならということで「鏡の間」を割り当ててくれたのだ。
第一希望は「管領の間」だったんだけど、お一人様はNGだった。ただ、もし当日空いていたら「管領の間」に変更してくれる約束も取り付けていた。オタクは転んでもただでは起きないのだ。
そんなことがあって、来るまでは「管領の間」の可能性に期待していたけど、本日は満室で見学も難しいとのこと。残念だけど、次の機会ってことだ。

ロビーのソファに座って宿帳に記入。フロントのお姉さんから食事や風呂の説明を聞いて、部屋の鍵をいただいてチェックイン完了。部屋は3階。最初だけエレベータで。

「鏡の間」の部屋に荷物を置いて、とりあえず廊下に出る。他のお客さんが来る前に廊下側の飾り窓の鑑賞会をすませちゃうのだ。

廊下の床がテカテカに光ってる
一足ごとに軋む音もイイ感じ


この宿の3階の部屋はすべて担当した宮大工が異なるのだそう。宮大工を集めて腕を競い合わせたということだ。今日は部屋の中は見れないけど、廊下にズラリと並ぶ飾り窓だけでも見ごたえがあるのだ。
まずは「管領の間」から順に各部屋の飾り窓を鑑賞していく。

この宿で最も格式が高い部屋なんだそう。
飾り窓(火頭窓)にも高欄が付いていて、さもありなん。








「鏡の間」はほぼ中央ってことだね






一番端の「桔梗の間」の写真がないということは
飾り窓がない部屋だったんだろうね(多分)

それでは 「鏡の間」に戻る。入口からリテイクでパシャリ 。






姿見の後ろがさっきの飾り窓。


しかも大きい








ちなみに裸足で歩くと床(畳)の微妙な歪み(軋み)を感じる




材は松なのかなー?

広縁って言うより、もうリビングみたいな広い一部屋


欄間に合わせて、これも材は松なのかなー(不明)



「鏡の間」たる由縁だ






部屋の鑑賞はひとまず終了。今の時間なら風呂が独泉できるかも。ついでに2階の様子も見ておきたい。浴衣に着替えて、中央にある階段で2階へ。

こういう建物に来たら、やっぱり階段使わなきゃね












以上、2階。そのまま1階へ下りて風呂に向かう。



風呂は別の棟にあるのだ

突き当りを右に折れて、、、


「文化遺産を守る会」の提灯 もある
「秘湯を守る会」のは玄関に掛かってる


そのあと温度計見たら42度
このくらいがワレには適温だ

ここのも負けてなかった。
この説明書を読むと、ここの温泉は「海水が岩盤に閉じ込められ、、、噴出したもの」って書いてある。そりゃ、ショッパイわけだ。
次は大浴場。

大浴場には先客のオジサンが一人いたので写真不可。このオジサンは出たり入ったりで長風呂。オジサンが湯から上がり脱衣場に出ていってしばし。ワレも湯から上がって脱衣場に出たら、まだ扇風機で涼んでいた。
暑い。ワレも扇風機にあたりたい。オジサンの隣に座って扇風機を共有。温泉談義。なかなか面白いオジサン。オジサンは浴室に戻って行った。ワレはもう十分だ。





明日の朝食はここらしい



悩んだけど結局行かなかった

思わず、オーッ!


同じような写真6枚も撮ってしまった。
さすがに掲載は半分にしておいた(笑)

太い柱がドーン スゴイ迫力

スマホの時間と見比べたらピッタリ同じだった
部屋に帰る前にフロント周辺を探索してみる。





ここにも真中に太い柱がドーン







そろそろ部屋へ戻ろう。喉も乾いたので一杯やりたい。






浴衣は歩きにくいから
1階から3階まで階段だと達成感がある(笑)

その2につづく
※画像の引用は本文に記載の通り
その他の画像は滞在時に撮影
