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湯河原温泉 蘇った老舗旅館 その2(完)~「富士屋旅館」 歴泊記 2026.3.12-13 ~「文化財に泊まりたい。」ファイルNo.18

 まずは「富士屋旅館」のオサライ。この宿は湯河原温泉の指折りの老舗。しかし、諸般の理由で2002年に閉業となり、廃屋同然になってしまった。それから十数年。町を挙げての再生プロジェクトがスタート。元の建物の使える材料は使って建て直したのが今の旧館なのだ。

詳細は【その1】⇩

 さて、館内探索を終えて本日宿泊する旧館1階の部屋「春告草」へ。  

 もったいぶっちゃったけど、室内初披露。「では、入ります!」

踏込みは廊下のフローリングが続いている
右側の襖障子を開けて部屋に入る
じゃーん‼
踏込みから次の間(6畳)
その向こうが本間 
部屋に入って最初に興味を惹かれるのが欄間 
海の波間に千鳥 が舞う意匠
いわゆる彫刻欄間だ
反対側からも
磨かれてピカピカ
残っていた材の中でも秀逸 
素晴しいの一言だ
続いて本間(8畳)の座敷飾り
床柱などの材は古の再生っぽい。 
床脇にきれいに収まっているけど
我的にはテレビは不要。
エアコンやオイルヒーター、空気清浄機は
冬の必須品 シャアナイ(笑)

 以下、同じような写真が多く、かつ順番が行ったり来たりだけど、撮った順にそのまま掲載する 。整理するのが手間ということもあるけど、その方が振り返ったときに、その時の熱が伝わるハズ(笑)。

 備忘録(記録写真)とは言え、自分でも呆れるくらいに同じようなの撮ってる(激写してる)からねーッ。
 一応、「これは余りにも、、、」ってヤツは消してるんだけどね。

これは広縁の角の衝立 
本間 
踏込みから次の間・本間・広縁   
次の間から本間・広縁
広縁
ガラス戸や床の板などは
イイ感じに年季が入っている
ロッキングチェア側から衝立 
衝立 ズーム!
衝立(角)からロッキングチェア側  
衝立からもう一辺の広縁
角部屋だから広縁が二辺(嬉)
広縁の天井はこんな感じ
  反対方向から衝立側を臨む
こっちの広縁は普通の椅子とテーブル
   広縁のガラス窓
 もちろん歪みガラス
見えているのは中庭

 中庭は回遊できるようになっているハズ。窓も開けられる。だけど、庭に出てはいけない掟。なぜなら他の客室が覗けてしまうかららしい(残念)。  

両側の障子を開けると開放感いっぱい    
角部屋サイコーっ!
床の間側から次の間側
この椅子の揺れ具合が気持ちイイ
座ってゆらゆら・ギコギコ 
でも広縁は寒い (泣)
次の間から踏込みを見た構図
右奥が水回り(風呂・洗面・トイレ)

 それでは水回り。風呂・洗面・トイレは再生にあたって増築されているので設えは全部新しい。

まずは洗面
  トイレ 大分奥まっている
狭いから余計にそう見える(笑)
ちなみに一歩入るとフタがオートで開く

 実家のバアサンのところのトイレも自動で開く。でも、もう20年くらい前のシロモノだからセンサーがイカレてて座ろうとすると蓋が閉まっちゃう。壊れ具合はバアサンと同じだ。もちろんこの宿のトイレはそんなことはないよ (笑)。

風呂の手前にある棚
この引き出しには浴衣が沢山
二枚借用をお願いしなくても、最初からOK
バスローブもあるからチョー嬉しい 

 水回りの最後はお風呂。温泉だ(嬉)。

  檜の香が漂ってくる
左の洗い桶の下にある椅子
これが最後にいい仕事をしてくれるのだが
それはまた後で話したい 
湯気もモワモワ
蛇口から熱そうなのがズーっと出てる
源泉かけ流し(嬉)  
でも、さっき大浴場に行ったばかりだから
今はイイ。あとから入ろう!
 以上、水回り 
次の間のコーヒーメーカーなど飲み物類
お茶セットは別にある

 部屋の鑑賞・撮影会をひとまず終えて、冷蔵庫の缶ビールで一服。ちなみに部屋の冷蔵庫の缶ビールとジュースはフリーでいただける(嬉)。

 ということで、今回の滞在中は途中のローソンで調達したヤッホービールの出番がなかった(笑) 。 

出番のなかったヤッホー缶兄弟
家に帰って美味しくいただきました(笑)
これは座卓の上にあったお土産の注文票
ウナギもあるらしい
土産にするにはちょっとお高い

  さて、時刻は16時半。一息ついたら撮影会を再スタート。今度は屋外・宿の外観だ。

まずは廊下に出て窓からパシャリ  
赤い富士屋橋が見える
 玄関から外へ出たところから見た新館
右側の1階が うなぎ屋「瓢六亭」
宿泊客の食事会場にもなっている
  富士屋橋を渡る 
ヤッパリ しびれる構図 
いつもの激写
どうしても枝が入ってしまう
藤田屋の駐車場の方に移動
こっちからも全景撮るのは無理ゲーっぽい
宿の方に戻りながら イイ感じの一枚
川沿いの小径に折れる手前の入母屋
橋側から奥側の入母屋を見るとこんな感じ
2階の入母屋と入母屋の間の窓 
奥の入母屋を見上げる
  振り返って橋側の入母屋を臨む 
さらに小径の奥へ行って
橋側を見るとこんな感じ
左側は旧館から洛味荘への廊下
橋の袂(玄関)の方へ戻る  
玄関上がって、振り向いてパシャリ 
玄関に展示されている文化財登録証
  部屋に戻る
次の間の照明を消したら
  欄間が影絵のよう
キレイ

 iPadでゲームのルーチンやってたら、17時半にセットしておいたスマホのアラームが鳴動。夕食の時間だ。

 昼はホットドッグだけだったので、仲居さんのお勧めに従ってちょっと早い時間にした。 橋の袂の看板にもあったけど「国産太鰻」が自慢らしい。チョー楽しみ!

 食事会場は「瓢六亭」
新館へ向かう
こっちから入って、、、
  宿の玄関横(フロント手前)に
「瓢六亭」の入口がある
スタッフが迎えてくれて席へご案内
ぼっち個室
壁の装飾  
年季が入っているみたいだから
昔の宿で使っていたものかも
これをめくると、、、
「春うらら 食は力なり」
まったく そのとおり
どれにしようか悩む
スタッフのお兄さんにお勧めの地酒を聞いて
「いずみ橋 恵 青ラベル」を所望。
手ごろな値段で嬉しい
ちなみにワインはラインナップが豊富
だけどお高い 
  トップバッターがこれ
1年(以上⁉)ぶりの対面かも
歯ごたえありつつ、柔らか
こういう食べ方は多分初めて
下のご飯に味が沁み込み
ホッペがキューンってなる味  
  料理も進んで日本酒は残高ゼロ
次の飲み物は焼酎
「中々(なかなか)」をロックで
揚げ物と焼酎の相性バツグン
 メインディッシュ登場
お兄さんが土鍋から茶碗にサーブしてくれる
その前に慌てて撮ったらブレてしまった(笑)
 茶碗に盛り付け後はこんな感じ
  土鍋に入っていたのに皮はパリパリ
もちろん身はプリプリ&フワフワ 
炭水化物との融合 シアワセ 
「まだお代りがある」というビジュアル
至福かも
デザートは羊羹とゼリー   
完食 満腹 満喫
「ごちそうさまでした」(幸)

 時刻は19時。「瓢六亭」を出て そのまま夜景撮影だ 。

その前に誰もいないロビーをパシャリしておく
ソファーもなかなかの年季っぽい
フロントに戻って、、、
外へ
玄関前から富士屋橋  

 夕食前は明るかったけど、さすがにもう真っ暗。薄暮の時間に撮影すべきだったかも。ご飯食べてたからシャアナイけど。

橋の手前から
橋を渡り終えて
藤田屋の駐車場から
     戻りながら  橋の上から 渾身のパシャリ
悪くないけど
ライトアップがもう少しあったらなー  

 夜景の理想はこんな感じ(⇩)だったけど、やっぱり無理ゲー。まぁ、スマホだからね、しゃあなし。

   これ⇧は富士屋旅館HPから借用
さすがプロフェッショナルって感じ
  旧館玄関
  玄関のガラス窓
これは廊下の窓
「すりガラスの模様が違っているのは、、、
残っていたガラスを集めて嵌めたから」
という記事を読んだ

 そういえば「洛味荘の階段は一枚板でリッパ」っていう記事も読んだ。でも、その写真を撮るのを忘れていたことを思い出した(笑)。ということで洛味荘へ。

 階段まで行ってパシャリ 
確かにリッパ 
 壁の装飾窓からこんな風に見える
面白い写真が撮れた(嬉)

 では、部屋に戻る。 

 食事の間に布団を敷いてくれてあった 
フカフカだ 

 まだ19時を少し過ぎたところ。部屋風呂に入ろうかな。 

 温泉分析の掲示  
  熱いので加水
寝湯でプカプカしたいところだけど
浴槽がちょっと深めで断念

 寝湯できず残念(笑)。 でも満足。いいお湯でした。
 この日は以降の写真の記録なし。なのでよく覚えていないけど、多分 iPad で note 読んで、ゲームして、アニメ見ながら寝た。

 エアコンとオイルヒーター両方入れっぱなしで布団に入ったけど、夜中は室温が上がらない。もちろん広縁のカーテンや障子は全部閉めてる。さすが古い木造だ。

 でも今回はしっかり厚手のパジャマ持参で来たから寒さの問題なかったけどね。

 翌日目が覚めたのは5時前。睡眠アプリのログを見ると就寝時したのは21時前。途中起きていた時間が少しあって睡眠時間は7時間半。スコアも82点で良好だ。 

 ということで、目覚めの朝風呂だ。大浴場もいいけど、屋外に出るのは寒そうでイヤなので部屋風呂だ。

 今回も腰掛のアイデア浮かばず寝湯はなし。実は寝湯ができたのはチェックアウト前に入った1回のみ。もっと早く気づけばよかった。残念。 

  風呂から上がってスマホ片手に部屋の中を徘徊。

撮り忘れていた館内図をパシャリ
2階の図がないので、
昨日部屋を見学させてもらったけど、
間取りが不明 (泣)
広縁のすりガラスの模様
玄関や廊下と同様に模様が不ぞろいで面白い 
障子はこんな風にもスライドできることを発見
ガラスが嵌っている
普通の雪見障子とか猫間障子より大きい細工
いろいろ動かして楽しむ
オタク全開(笑)  
欄間の障子も動かせる
  床の間の天井 
これは本間の天井 光の当たり具合で
歪みや裂け目の陰影がハッキリ

 天井板をよく見ると歪んだり割れていたりしてる。この旧館は元の部材の使えるものは使うというポリシーで「蘇った宿」。すりガラスなどもそうだけど、この天井も昔の建物の材を使ったということなんだろうね。

 この見た目だと、そう言った経緯を知らないとちょっと引いちゃうかもだけどね。

  布団に仰向けになって
天井を見上げるとこんな感じ

 寝転んだら眠くなってきたので、念のため8時にアラームをセット。安心したらそのまま二度寝してしまった(笑)。

 スマホのアラームの音で本日2回目の起床。朝食は8時半だからまだちょっと時間がある。 ということで、また洛味荘まで廊下を徘徊。今度は洛味荘側から旧館、春告草を見ておきたい。

  ここは洛味荘の手前の廊下の窓
竹格子で見にくいが正面1階の部屋が「春告草」
右の新しめの部分は風呂(増築)だ 
ココから見える入母屋の屋根はまた違う形状
建物の全景がうまく整理できない
複雑で頭が混乱する
まぁ、それが面白いんだけどね
洛味荘の方(反時計回り)に進みながらパシャリ
これも同じ
竹格子がなくなったら、今度は庭木で見えない 
意図的に目隠しになるように
植栽しているんだろうね
  旧館の方に戻りながらパシャリ
部屋に戻って広縁から洛味荘側を臨む
さっきパシャリしてきたのがあの辺り
   広縁は寒い 
障子を閉めたら陰影がキレイ
 障子をスライドして またパシャリ   
こんなことをしている間に
朝食の時間が近づいてきた。
朝食も瓢六亭。お品書きもある 
 向こうは二の膳(嬉)
ボッチ感が薄まる⁉
これで全部揃った 賑やか
朝のご飯も土鍋炊き
カワイイ赤い漬物
最近泊まった宿でときどき見かける

 この赤い漬物。ネットでググったら「千成ひょうたん」っていうらしい。コリコリの食感がイイ。

 ひょうたんの漬物は有馬温泉では昔から名物らしい。縁起物でもあるようだから全国的に人気上昇中なのかな。

なめろう(右) 大好き
ここではブリを使っているんだそう
朝からお酒が欲しくなっちゃうけどね 
最後にコーヒー
毎度、食べ過ぎたかも
「ごちそうさまでした」

 腹ごなしを兼て、もう一度外の散策だーッ!  


富士屋橋の上から川面(下流側)を覗く
鴨ちゃんがたくさん 
上流側 こっちにも鴨ちゃん
向こうにも赤い橋が見える
  橋を渡ってパシャリ
何度見てもイイ
 最近殆ど見かけない公衆電話がある 
この構図 もう10回くらい撮ったかも 
  川沿いの小径へ入る
橋側から小径の奥
 ここも3回目くらい  
春告草の部屋付近の廊下窓
  旧館の軒下  
富士屋橋は欄干が老朽化
もちろん橋桁や床板は大丈夫なハズだけどね
駐車場からパシャリ
このアングルは初かも
大屋根の真ん中の破風(入母屋)が
カッコいいんだけど
木が邪魔になっちゃって残念
これは瓢六亭 
 旧館の方に戻って猪の剥製のところからパシャリ
旧館&中庭側 一番向こうの部屋が春告草 

 部屋に戻って広縁で一服と思ったけど、窓の外が気になってパシャリ。

  中庭の奥に、分かりにくいけど
池に流れ込む小さな滝がある
肉眼だと見えるんだけど 写真だと
撮った本人でも気づかないくらい
これは広縁の軒下 
もう一つの広縁の軒
さっきと造りが違う

 唐突に部屋の襖障子の手掛けにスポットライトをあててみた(笑)。 凝ってるほどではないけど変化は出てる。

  次の間 手掛け 
次の間の別の襖障子 
こっちは本間の手掛け 

 さて、時計を見たら10時。チェックアウトは11時なので時間はまだある。ということで最後にもう一度風呂に入っておきたい。

 本当は大浴場に行こうと思っていたのだが、大浴場は10時までなので時間切れ。写真撮影に夢中で入り損ねてしまったということだ。しゃあない。部屋風呂だ。

寝湯できたあああー!
プカプカ サイコー ‼

 でも、不幸中の幸い⁉ 最後の最後で、洗い場の椅子を浴槽に沈めると絶妙なスタンスで寝湯ができることを発見できたのだ。椅子は木製だから、湯船での浮遊感、プカプカ感がハンパない! 何でもっと早く気づかなかったんだろう(笑)。※ただし、おひとり様じゃないときはやらない方がイイよ。

湯上り 寝湯できて満足
バスローブのイイ男
名残惜しいけど最後の一枚をパシャリ

  ポカポカのまま帰り支度完了。フロントに行って会計を済ますと、仲居さんがそのまま外まで見送ってくれる。

 愛車「流星号」に荷物を載せようとしたら、ヤケに車内がよく見える。なんと窓ガラスを開けっぱなしだったのだ(笑)。

 仲居さんが「気づかなくてスイマセン」と言ってくれたが、「とんでもありません」。自分の注意不足なんだから。

 とりあえず天気が良くてよかった。 「おせわになりました。また来まーす。」 

 帰りは我が家までノンストップ。13時シャープ、無事帰宅。

  
(完)

※画像の引用は本文に記載の通り
その他の画像は滞在時に撮影


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