ふるさと住民登録制度における「担い手活動」の考え方
来年度から本格的に始まる「ふるさと住民登録制度」では、各自治体が「担い手活動」という、地域づくりに地域外の人が参加するプランを用意していくこととなっている。
すでにテスト自治体では検討が始まり、取り組みの情報も少しずつ出てきている。
でも、そのつくり方って、難しくないか。
イメージはできる。
ただ、どこに主軸を置けばいいのか分からないまま進めると、取り組みが迷子になってしまいそうだ。
そこで、私なりにこの、担い手活動を考えるうえでのポイントを整理してみる。
1.自分だったら参加するかを考える
自分が、住んでいないまちの地域活動に参加するとしたら。隣町でもいい。わざわざ行く理由は何だろう。
魚釣りなら、水辺へ行く。工芸好きなら、作り手の考えに触れる。食べ物への興味があれば、料理をつくる。そんなきっかけがあると入りやすい。
何か困りごとを手伝うだけでは少し弱い。地域側のニーズだけでなく、参加する人の「やってみたい」も、しっかりと想像していくべきだ。
2.無理に活動をつくろうとしない
担い手活動をつくろうとして、無理に地域の人にその受け入れをお願いするのであれば、それはやらないほうがいい。負担となり、続かない。
何を手伝ってもらうかではなく、一緒に何ができるか、まずはそこから考えてみたい。
3.次の一歩が生まれるようにする
せっかくつながったのなら、一回で終わらせたくない。でも、最初から作り込みすぎる必要もない。
まずは「また来たい」と思ってもらえたら十分。そこから活動が広がったときに、次の一歩が見えているといい。そのための余白は持っておくべきだ。
おわりに
担い手という言葉に引っ張られると、困っていることを助ける、というイメージになりがちだ。しかしそれでは、お互い楽しくないかもしれない。
訪れる側・地域側の双方にとってハッピーな担い手活動にするためには、「何を手伝ってもらうか」ではなく、「一緒に何ができるか」を考えることが大事だと思う。
そのために、来る人のことを想像して、無理に担ってもらおうとせず、活動の幅を持たせておく、そういった視点を持っておきたい。
