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9月の星の流れと、12星座別・ほどける色気【前編】——欲しいだけでは、もう足りない。

毎月の星の動きを、
12星座それぞれの場所へ重ねて読む、
「ほどける色気」。

8月は、
何を欲しいのか。
どんなふうに扱われたいのか。
誰に、どこまでひらくのか。

そんな境目を、
身体へ確かめるようなひと月。

9月は、その続き。

欲しいと分かったものを、
今度はどうするのか。

会いたいなら、
どこまで近づくのか。

大切にしたいなら、
何を自分で選ぶのか。

好きだから受け入れるものと、
好きでも渡さないもの。

気持ちの中だけなら、
まだ曖昧に抱えていられる。

でも9月の星は、
その欲しさを少しずつ、
言葉や関係や身体へ連れてくる。

欲しいだけでは、もう足りない。

前編はまず、
9月全体の星の流れと、

牡羊座・乙女座・山羊座。

9月の節目が、
とくに自分自身へ強く触れる3星座から読んでいくね。



9月全体の流れ

欲しさを、現実へ置いていく

9月のはじまり

動きたい身体と、止める現実

9月は、
火星と土星が強くぶつかるところから始まる。

蟹座の火星は、
感情を抱えたまま動こうとする。

会いたい。

守りたい。

大切な人のためなら、
自分から動きたい。

でも牡羊座を逆行する土星は、
その熱へ簡単には許可を出さない。

ほんとうに今、動くのか。

それをしたあとも、
自分で引き受けられるのか。

進みたいのに、
別の責任が入ってくる。

会いたいのに、
会えない事情がある。

頑張ればなんとかなると思っていたことが、
力だけでは動かなくなる。

そんな引っかかりが、
月の入口には出やすい。

ただ、
止められることが悪いわけではない。

勢いが弱くなったからでもない。

むしろ、

寂しいから動きたいのか。

好きだからなのか。

守りたいからなのか。

失いたくないからなのか。

身体を動かしているものを、
少し見分ける時間になる。

同じ頃、
乙女座の水星は火星とやわらかくつながる。

身体が先に知っていたことを、
言葉へ持っていくことはできる。

「会いたかった」

「それは嫌」

「もう少し、こうしてほしい」

大きな結論にしなくていい。

まずはひとつずつ、
言葉へ置いていく。

9月は、
そこから始まる。


9月10日頃から

きれいな関係だけでは、足りなくなる

金星が蠍座へ入ると、
恋や魅力の温度が変わる。

感じがいい。

一緒にいて楽しい。

ちゃんと好かれている。

それだけでは、
身体が満足しにくくなる。

もっと知りたい。

ほんとうは、
どう思っているのか。

誰にでも見せている顔ではなく、
自分にだけ見せるものへ触れたい。

金星が蠍座へ入ると、
魅力は広く見せるものから、
深く届くものへ変わっていく。

誰にでも好かれなくていい。

ただ、
選んだ相手とは、
浅いところだけで終わりたくない。

そんな欲しさが濃くなる。

そして11日。

乙女座で新月が起こる。

この新月は、
恋を派手に動かすというより、

日々の中にある、
小さな扱われ方へ目を向ける。

続けてきた習慣。

なんとなく受け入れていた関係。

言いたいことを飲み込む癖。

人に合わせるために、
少しずつ削っていたもの。

恋も身体も、
特別な夜だけでできているわけではない。

普段どんなふうに話しかけられるのか。

疲れているとき、
どんなふうに扱われるのか。

自分自身が、
自分の身体をどう扱っているのか。

乙女座新月が置くのは、

これからも、この扱いでいい?

という、
とても小さくて現実的な問い。


9月の真ん中

欲しさにも、選ぶ覚悟が混ざりはじめる

15日、
リリスが射手座から山羊座へ移る。

ここは、
9月の大きな切り替わり。

射手座のリリスは、
もっと遠くへ行きたがった。

知らないものへ触れたい。

決められた枠から出たい。

欲しいなら、
理由なんてあとからでもいい。

そんな自由な熱を持っていた。

山羊座へ入ると、
欲しさに違う温度が混ざる。

それ、
ほんとうに欲しい?

欲しいなら、
どこまで自分で選ぶ?

誰かが用意してくれる未来ではなく、
自分で引き受けても欲しいものなのか。

欲望が、
急に真面目になるわけではない。

むしろ、

簡単には見せないからこそ、
隠しきれずに出たものが濃くなる。

いつも冷静な人が、
ひとつだけ譲らない。

普段はちゃんとしている人が、
誰かの前でだけ少し崩れる。

欲しいものを知っている人が、
それを大声で証明しようとしない。

山羊座のリリスには、
そんな色気がある。

その直後、
蠍座の金星と水瓶座の冥王星がぶつかる。

惹かれる力も、
かなり強くなる。

忘れようとしていた人が気になる。

ただの好意だったはずなのに、
急に身体まで持っていかれる。

相手のひとことを、
必要以上に深く受け取ってしまう。

好きと執着。

近づきたいと、
自分だけのものにしたい。

その境目も、
少し曖昧になりやすい。

深く惹かれること自体は、
悪くない。

でも、
強く欲しいからといって、

その関係が自分を丁寧に扱うとは限らない。

9月の真ん中は、
欲しさの強さより、

その欲しさを持った自分が、
どんな選び方をするのか。

そこに色気が出る。


9月後半

「ふたり」を考えながら、「私」を消さない

後半、
水星に続いて太陽も天秤座へ入っていく。

人との距離。

釣り合い。

こちらが差し出すものと、
相手から返ってくるもの。

関係の中にあるバランスへ、
光が当たりはじめる。

ただ、
きれいに半分ずつ分ければ終わる、
という話でもない。

好きだから、
少し多く差し出すこともある。

相手が弱っているとき、
こちらが支えることもある。

毎回同じ量を返してもらわなくても、
関係は成立する。

でも、

いつも自分だけが我慢している。

いつも相手の事情が優先される。

自分の希望を言うと、
関係が壊れそうで怖い。

そこまでいくと、
「相手を大切にしている」だけでは
説明できなくなる。

信じたいものと、
実際に見えているもの。

美しくしておきたい関係と、
もう気づいてしまった違和感。

その両方を見る時間。


9月27日、牡羊座満月

最後に、「私は?」が戻ってくる

27日、
牡羊座で満月が起こる。

相手はどうしたいんやろう。

どう言えば、
嫌われないんやろう。

ふたりにとって、
いちばんいい答えは何やろう。

そこまで考えたあとで、

私は?

が戻ってくる。

ほんとうは、どうしたい。

ほんとうは、何が嫌だった。

ほんとうは、
もう待ちたくない。

あるいは、

ほんとうは、
まだ好きでいたい。

牡羊座満月は、
人との関係を壊してまで、
自分だけを優先する満月ではない。

誰かと一緒にいる自分と、
ひとりで立っている自分。

その両方が、
同じ身体にいることを思い出す。

相手を大切にすることと、
自分を後ろへ置くことは同じではない。

9月の終わり、
その違いがはっきりしてくる。


9月の終わり

身体が、もう一度前へ出る

満月の翌日、
火星は獅子座へ入る。

ここまで、
守るために使われていた熱が、

楽しむ。

見せる。

つくる。

好きなものへ手を伸ばす。

そんな方向へ変わっていく。

誰かのためだけではなく、
自分が喜ぶためにも身体を動かしたくなる。

月の最後には、
水星も蠍座へ。

軽く流していた言葉の奥へ、
もう少し深く潜りたくなる。

月のはじめには、
動く前に止まって考えていた。

真ん中では、
何をほんとうに欲しいのかを確かめた。

そして月末。

選んだものへ、
少しずつ自分から近づいていく。

9月は、
そんな流れになっていく。


9月の色気

欲しさを、自分のものとして持つ

9月の色気は、
欲望の強さだけではない。

誰かを強く好きになることでも。

深く求められることでも。

簡単には手に入らない人になることでもない。

欲しいと思った自分を、
置いていかないこと。

でも、

欲しいからといって、
自分まで全部差し出さないこと。

近づく。

触れる。

待つ。

離れる。

選ぶ。

そのひとつひとつを、
相手の反応だけで決めない。

8月に見つけた欲しさを、

9月は、
自分の手で持ってみる。

誰かへ渡すとしても、
その前に一度、

これは私の欲しさやと、
身体の中で確かめる。

そこから選んだものには、
ただ人を惹きつけるだけではない、
9月の色気がにじんでいく。


※ここからの星座別読みは、太陽星座を1ハウスに置くソーラーハウス方式で、9月の星の動きを重ねています。
太陽星座では今月の自分らしさや魅せ方として。
ASCが分かる方は、ASCの星座でも読むと、現実のどの場所で動きやすいかとして受け取れます。


3星座で読む、9月の色気

今回は、

牡羊座。

乙女座。

山羊座。

9月の大きな節目が、
それぞれ自分自身へ強く触れる3星座から。


♈牡羊座

「どうするべき?」より先に、「私はどうしたい?」へ戻る色気

9月の牡羊座は、
進むことより、
自分の意思を取り戻すことが大きい。

月のはじまりは、
気持ちは前へ出たがっているのに、
簡単には動けない。

家のこと。

守っておきたいもの。

これまで積み上げてきたもの。

勢いだけでは越えられない事情が、
身体へ少しブレーキをかける。

牡羊座にとって、
止まることは少し窮屈かもしれない。

でも今月は、
止められているというより、

ほんとうに、それを自分で選びたい?

と聞かれている感じ。

前半は、
まず生活や身体を整える。

恋や人間関係で答えを出すより、
ちゃんと眠れているか。

無理をしていないか。

自分の毎日を、
雑に扱っていないか。

そこへ戻る。

月の真ん中へ向かうほど、
人との距離は深くなる。

ただ会いたい。

ただ好かれたい。

それだけではなく、

どこまで近づける?

どこまで預けられる?

どこまで見せても、
私は私でいられる?

そんな深さへ入っていく。

今月の牡羊座は、
近づくことそのものより、
近づいたあとも自分を失わないことが大事。

そして27日。

牡羊座で満月が起こる。

相手の気持ち。

ふたりにとっていい形。

関係のバランス。

そこまで考えたあとで、

で、私はどうしたい?

が、かなり強く戻ってくる。

誰かと一緒にいる自分と、
ひとりで立っている自分。

その両方を、
同じ身体に置いておく。

9月は、
そこまでできたとき、
やっと恋や遊びにも熱が戻る。

ほどける行動指針

身体

動ける日ほど、
予定を詰めすぎない。

勢いが戻ったときに全部取り返そうとせず、
ひとつ動いたら、
ひとつ休むくらいでいい。

止まる時間まで、
自分で選んでみる。

意思

相手へ「どうしたい?」と聞く前に、
自分の答えをひとつ持つ。

大きな結論でなくていい。

会いたい。

今日はひとりでいたい。

もう少し待ってほしい。

その小さな意思を、
先に消さない。

深く近づきたい相手ほど、
全部を預ける前に、
自分が守っておきたいものを確かめる。

好きだから近づく。

でも、
好きだから何でも渡すわけではない。

その距離感を、
自分で選ぶ。

気をつけたい影

我慢しているあいだは、
平気な顔をしやすい。

でも、
違和感を溜めすぎると、

「もう全部いい」

と、一気に切りたくなることがある。

ほんとうはその前に、
言えなかった小さな希望が、
いくつも残っているのかもしれない。

9月の牡羊座の色気は、
強く進む姿だけではなく、
切る前に、
自分の意思をちゃんと伝えられるところからにじむ。


♍乙女座

「もっと整える」から、「もういらない」を選ぶ色気

9月の乙女座は、
足すより減らす。

もっとちゃんと。

もっときれいに。

もっと役に立つように。

そうやって整えてきたものの中に、

もう今の自分には、
必要ないものが混ざっていないか。

そこを見る月。

11日、
乙女座で新月が起こる。

自分自身を、
もう一度つくり直す。

髪。

服。

生活。

仕事。

考え方。

でも、
理想の自分になるためではない。

今の自分に合わないものを、
脱いでいくため。

乙女座は、
変えるときも正しく変えたくなる。

でも今月は、
正解より感覚。

似合うより落ち着く。

便利より好き。

必要とされるより、
無理がない。

そこへ戻る。

月の真ん中へ向かうほど、
テーマは価値へ移る。

時間。

お金。

身体。

才能。

何を差し出し、
何を残したいか。

恋も、
派手さより深さへ。

たくさん話せる人より、
少し沈黙があっても、
あとに残る人。

そんな相手へ惹かれやすい。

さらに、
恋や遊びにも、

雑にしたくない。

という感覚が入る。

軽く遊ぶことが悪いわけではない。

でも、
欲しいものを、
欲しくないふりで済ませたくなくなる。

月末には、
誰かへ預けることにも、
ひとつ答えが出やすい。

身体。

気持ち。

時間。

どこまで近づけるか。

そこも、
整えるのではなく、
自分で選ぶ。

ほどける行動指針

減らす

新しいものを足す前に、
もう合わないものをひとつやめる。

服でも。

習慣でも。

人に合わせて続けていたことでもいい。

整えるより先に、
余計なものを脱いでみる。

言葉

全部説明しようとせず、
いちばん残したい一言だけを選ぶ。

長く考えて、
完璧な言葉にするより、

「会いたかった」

「それ、嬉しかった」

そんな短い言葉のほうが、
今月は奥へ届く。

便利か。

現実的か。

失敗しにくいか。

そこだけで相手や関係を選ばない。

自分がほんとうに欲しい距離を、
「難しそうだから」と最初から小さくしない。

気をつけたい影

自分を整えようとして、
恋まで、改善対象にしやすい。

もっとよくする。

失敗しないようにする。

ちゃんと進める。

そう考えるほど、
恋や身体まで、
正解のあるものにしたくなることがある。

でも、
心が動く理由まで、
きれいに説明できなくてもいい。

9月の乙女座の色気は、
すべてを整えきることではなく、
まだ説明できない欲しさも、
そのまま残しておけるところからにじむ。


♑山羊座

「必要だから」ではなく、「欲しいから」を許す色気

9月の山羊座は、
欲しさそのものがテーマになる。

月のはじまりは、
人との関係に熱が入る。

近づきたい。

進めたい。

もっと関わりたい。

でも、
生活。

家。

これまで守ってきた土台。

そこまで考えると、
勢いだけでは進めない。

山羊座は、
選んだあとまで、
自分で引き受けようとする。

だから、
簡単には手を伸ばさない。

でも15日。

リリスが山羊座へ入る。

ここから、

必要か。

続けられるか。

責任を持てるか。

では説明できない、

欲しい。

が、身体へ出る。

山羊座は、
欲しいものほど、
欲しくない顔をすることがある。

でも今月は、
その欲しさが少し漏れる。

視線。

声。

服。

誰かを見るときの間。

隠しきれないものが、
そのまま色気になる。

後半は、
仕事や外で見せる自分にも、
欲しさが混ざる。

もっと上へ行きたい。

認められたい。

ここまでやりたい。

そういう野心も、
悪いものではなくなる。

月末には、
外の顔と、
家での自分の差も見えやすい。

誰の前なら、
ちゃんとしていなくていい?

そこまで含めて、
自分の居場所を選び直す。

そして関係は、
さらに深くなる。

ただ近くにいるだけでは足りない。

でも、
深く関わることと、
全部渡すことは同じじゃない。

ほどける行動指針

欲しさ

何かを選ぶとき、
必要かどうかのあとに、

「欲しい?」

も聞いてみる。

理由がない。

役に立たない。

将来につながらない。

それでも欲しいものを、
すぐに却下しない。

装い

いつもの自分なら避けるものを、
ひとつだけ取り入れる。

少し色っぽい服。

違う香り。

いつもより柔らかい素材。

大きく変えなくていい。

隠していた好みを、
少しだけ外へ出す。

関係

進めたい相手がいるなら、
恋だけを見ない。

生活。

仕事。

ひとりの時間。

今の自分が大事にしているものを残したまま、
どう近づけるかを考える。

どちらかを犠牲にする前提にしない。

気をつけたい影

欲しいと認めた瞬間、
今度はそれを、
きちんと手に入れたくなりやすい。

失敗したくない。

曖昧なままにしたくない。

先のことまで、
確実にしておきたくなる。

でも、
欲しいと感じることと、
その先の結果まで管理することは別。

まだ形になっていない欲しさを、
急いで完成させなくてもいい。

9月の山羊座の色気は、
欲しいものを確実に手にする姿ではなく、
答えが出る前の欲しさも、
静かに持っていられるところからにじむ。


3星座を読んでみて

9月は、

11日に乙女座で新月。

15日にリリスが山羊座へ。

27日に牡羊座で満月。

その節目が、
それぞれ自分自身へ強く触れる3星座を、
まず読んでみた。

乙女座は、
余計なものを脱いでいく。

山羊座は、
理由の前にある「欲しい」を認める。

牡羊座は、
相手を見たあと、
もう一度「私はどうしたい?」へ戻る。

同じ9月の空でも、
自分自身へ触れる場所は違う。

そして、
その違いは残りの9星座では、
恋や仕事、
居場所や人とのつながりへずれていく。

続きでは、

牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・天秤座・蠍座・射手座・水瓶座・魚座。

残り9星座の9月を、
同じ空へ重ねて読んでいきます。

自分の星座を読んで、
心や身体のどこかが少し動いたら、

その感触を、
そっと聞かせてもらえたら嬉しいです。

——ほしのりりす🌙🌑
感じるよるの占星術



続きの9星座はこちら

牡牛座・双子座・蟹座・獅子座・天秤座・蠍座・射手座・水瓶座・魚座の色気読みは、8/30 19時に公開予定です。
「9月の星の流れと、12星座別・ほどける色気【後編】——その欲しさを、自分で選ぶ。」
こちらから読んでくださいね。


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ほしのりりす🌙🌑感じるよるの占星術 読み終えて、なにかが残ってしまったなら── その余韻を、そっと返してもらえると、うれしいです。 わたしはまた、ひらいて書ける気がします。