写真が“趣味”から“居場所”になった日
それから時間が流れ、私は高校生になった。
部活は、写真部に入部した。
絶対に写真部に入ると決めていたし、
どんな活動ができるんだろうとワクワクしていた。
部活以外でも、私はカメラを持ってふらりと写真を撮りに行くことが増えた。
夕焼けや、花や、緑を撮ることが多かった。
カメラを持ってシャッターを切る瞬間だけは、時間を忘れるほど夢中になれた。
X(旧Twitter)で、初めて仲間ができる。
写真部は、思っていたよりも幽霊部員が多かった。
部活には強制入部しなければいけない高校だったので、
みんな楽そうな写真部に入部届けを出して、すぐ辞めてしまう人も多くいた。
同じ気持ちで、写真を好きだと思う人と出会えなかったことに心底がっかりした。
そこで、私はX(旧Twitter)で
所謂"写真垢"を作り、写真好きな人との繋がりを求めてハッシュタグを付けまくった。
そこで、私以外にも私と同じ気持ちで写真を撮る人がこんなにもいるのかと、感動した。
世界が一気に広がっていく感じがした。
写真垢でのオフ会のお誘い
写真アカウントでフォロワーも増え、毎日のようにリプライを送り合う人もできた。
そこで、オフ会のお誘いがあったのだ。
「ネットでしか知らない人たちと、実際に会うってこと…?」
「私以外の仲良しグループが出来ている中で私1人が参加するのはキツい…」
人見知りで、口下手で、自信がない。
そんな私が行っても空気を悪くするだけでは…。
そんなふうに思って、不安になった。
「やめておこうかな…」
そう決断しかけた。
でも、あのとき。
ほんの少しだけ勇気を出して、「行ってみよう」って一歩踏み出した――
あの瞬間の自分に、今では心から感謝してる。
