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【医学部浪人の親】配偶者とすれ違ったまま子どもを応援するには。

前回は、
配偶者とのズレが、
医学部浪人を支える
親の辛さにつながることがある
という話を書きました。

今回は、

「話し合った方がいいのは分かる。
でも、それ自体が難しい」

そんなケースについて考えてみます。


夫婦のズレを、
完全になくそうとすると、
かなり長い時間が必要になることがあります。

そして、
相手に深い話を持ちかけること自体、
少し躊躇してしまうこともありますよね。

お子さんが医学部受験をされているということは、
夫婦として過ごしてきた時間も、
それだけ長いことが多いと思います。

長年の関係性を、
急に変えるのは簡単ではありません。

勇気もいるし、
時間もかかる。

その上、
思ったように改善しないかもしれない。

「配偶者との関係を大きく変えずに、
何とかならないだろうか」

そう思うことも、
自然なことです。

受験は、
今まさに進行中。

夫婦関係をじっくり改善してから…
と思っていても、
現実にはそこまで待てないこともあります。


だから時には、

「まずは受験期間を乗り切るために必要な部分だけ」

すり合わせをする、
という考え方でもいいのかもしれません。

例えば、

厳しく声をかけるのか、
少し距離を取って見守るのか。

お互いは、
どんな役割を担うのか。

予定や状況確認は、
どのタイミングで共有するのか。

困った時は、
どう相談するのか。

そんなふうに、
“生活を回すための調整”だけでも、
気持ちがかなり楽になることがあります。

全部を完璧に分かり合えなくても、
今必要な部分だけ協力する。

それも、
十分大切な支え方なのかもしれません。

もちろん、
夫婦でまったく同じ考えになる必要はありません。

でも、

「子どもを支えたい」

という方向が、
ある程度共有されていること。

そして、
お互いを極端に否定し合わないこと。

それだけでも、
子どもにとっては
大きな安心につながることがあります。

逆に、

両親の言っていることが毎回真逆だったり、
どちらか一方が、
もう一方に強く気を遣い続けていたりすると、

子どもは、
家の空気の変化を敏感に感じ取ります。

そして時には、
「自分の受験のせいかもしれない」
と、必要以上に
背負ってしまうことがあります。

だからこそ、
完璧に分かり合うことよりも。

「同じ方向を向こうとしている」

という感覚を、
家の中に残しておくことが、
受験期にはとても大切なのかもしれません。

イメージとしては、

「家族として完璧に分かり合う」

というより、

“受験期を一緒に乗り切るチーム”


に近いのかもしれません。

価値観そのものを変えようとするのではなく、

「子どもの受験のために、
今どんな行動が必要か」

という部分だけ共有していく。

そんな関わり方でも、
十分意味があることがあります。

そして、
大切なのは、

子どもに配偶者の悪口を言わないこと。


「お母さんが甘やかすからダメなんだ」
「お父さんがいいって言ったの?」

そういった言葉は、
子どもにとって良い影響を与えません。

夫婦の間に、
子どもを挟む形になってしまうからです。

一見、
正しい指摘のように思えることもあります。

でも、
厳しい言い方をすれば、
それは

単なる「愚痴」です。


もし、
配偶者の言動に疑問を感じたなら。

まずは、
本人に直接確認する。

すぐには難しい場合でも、
できるだけ、
子どもを介さない形で整理していく。

それが大切なのかもしれません。

モヤモヤが止まらない時は、
ノートに書き出す。
信頼できる誰かに話す。
頭の中を、
一度外に出して整理する。

それだけでも、
気持ちが落ち着くことがあります。

また、
普段あまり夫婦間で会話がない場合は、

「毎週土曜の21時から1時間だけ話す」

といったように、
話し合う時間を固定してしまうのも一つです。

家庭内のやり取りを、
少しだけ“ルール化”してみる。

感情だけでぶつからず、
確認する時間を作る。

それだけでも、
配偶者とのズレを
感じにくくなることがあります。

夫婦間に問題を感じている。

でも、
それを抱えながらでも、
子どもの医学部受験を支えていく。

簡単なことではないかもしれません。

それでも、
お子さんが、
必要以上に
家の空気を背負わなくていいように。

目の前の勉強や不安に、
きちんと向き合えるように。

家庭の空気を整えることも、
受験期には大切な支えの一つなのかもしれません。

医学部受験は、
子どもだけでなく、
家族全体に影響を与える長い時間です。

だからこそ、
子どものことだけではなく、
親同士が孤立しないことも、
とても大切なのかもしれません。


もし今、
「何から整理したらいいか分からない」

そんな状態であれば、
一人で抱え込まず、
誰かと一緒に言葉にしてみるのも一つです。

家庭ごとに状況は違います。

だからこそ、
一般論ではなく、
今の状況に合わせて
整理していくことが大切になることもあります。

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