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AIエージェントの作り方|1人社長がClaude Codeで「AI社員」を作った方法

「AIエージェント」って最近よく聞きませんか?

こんにちは。AI事業開発をやっている後藤です。

※会社の実務を月10万円から引き受けています
→ 「後藤、貸します。」https://i-gs.co.jp/services/goto-kashimasu

現在、社内には12の部署と24人の「AI社員」がいます。

・SEO担当
・記事ライター
・経理担当
・営業企画
そのほか諸々。全部AIです

「何言っているんですか?」と思いますよね。もちろんそれは当然の感覚ですし、私も最初は半信半疑でした。ただし、結論から言うと、ちゃんと動きます。しかもClaude Codeというツールだけで作りました。

この記事では、「AIエージェントって何?」という基礎から、実際にAI社員チームを作った手順、やってみてわかったコツまで、全部お話しします。

「AIエージェント」って、結局どういうものなのか

AIエージェントを簡単に言うと、「自分で考えて、自分で動けるAI」です。

普通のAI(ChatGPTに質問するようなやつ)は、聞かれたことに答えるだけ。受け身です。

一方、AIエージェントは「この仕事やっといて」と指示を出すと、自分で手順を考えて、必要な情報を集めて、作業を完了させてくれる。AI版の社員みたいなものです。

たとえば「来月のブログ記事のキーワード調査をして、候補を5つ出して」と言えば、検索ボリュームを調べて、競合を分析して、提案までやってくれる。人間がやるのと同じ流れを、AIが自律的にやるわけです。

きっかけは、1人で回すことの限界

弊社は1人会社なので、これまで「経営企画」「記事の執筆」「SEO分析」「SNS運用」「経理」「開発」など、ほとんど私1人でやっていました。当然、手が回らないことだらけです。

外注するにも、自社の情報をどこまで出すのか検討が必要ですし、教育コストもかかります。かといってAIに「記事書いて」と1回ずつ頼むのは、結局自分がディレクションする手間が大きいです。

そこで思いました。「AIに役割を持たせて、チームとして動かせないか?」と。

人間の会社には部署があって、それぞれの担当者に専門性があります。同じ構造をAIで再現すれば、1人社長でも「チームで仕事を回す」感覚が作れるんじゃないかと。

(余談ですが、アメリカなどの欧米では「ソロプレナー」と呼ばれる1人社長×AIエージェントの会社が増えてきているようです。)

うちのAI社員、今は12部署24名です

実際に作ったAIチームの構成を、ここで紹介します。

  • 経営企画部(2名):事業の優先順位づけ、freee連携での経営数値レポート作成

  • プロダクト部(2名):自社プロダクトの企画・KPI管理、ユーザー視点でのレビュー

  • コンテンツ部(2名):ブログ・noteの執筆、記事の品質チェック

  • 映像・デザイン部(2名):アイキャッチや図解の制作、リール・動画の制作

  • 開発部(3名):プロダクトの実装・保守、コードレビュー、セキュリティ監査

  • マーケティング部(3名):集客施策の設計、SEO分析、SNS投稿の下書き

  • 営業・提携部(2名):提案書や見積の作成、外部パートナーとの関係構築

  • Claude事業部(2名):法人向けのClaude Code導入支援、コミュニティ運営

  • リサーチ・データ部(3名):公開用の調査データ作成、技術調査、競合ウォッチ

  • 自動化・運用部(1名):自動化の仕組みやデプロイの運用

  • 顧客対応部(1名):問い合わせやLINE応答の下書き

  • コーポレート部(1名):社内ルールやナレッジの整理

こう並べると人間の組織のように見えますが、全員AIです。

作り方は、拍子抜けするくらいシンプルだった

「すごいのはわかったけど、具体的にどうやって作るの?」という話ですね。

弊社が使っているのはClaude Codeというツールです。
もともとはエンジニアが使う「ターミナル(黒い画面)」で動くAIでしたが、今はVS Codeなどのエディタの拡張機能、デスクトップアプリ、ブラウザからも使えるようになっています。非エンジニアにとっても、以前よりずっと触りやすくなった感覚があります。

作り方は、意外とシンプルです。

ステップ1:まず「やってほしいこと」を書き出す

まず、AIに任せたい仕事を洗い出します。

弊社の場合はこんな感じでした。

  • ブログ記事を書いてほしい

  • SEOのキーワード調査をしてほしい

  • SNSの投稿を考えてほしい

  • 経理の仕訳を自動化したい

  • 競合サイトを定期的にチェックしたい

などなど。

ポイントは、「自分が毎週やっている作業」から洗い出すことです。日常業務の中に、AIに任せられるものが必ずあります。

ステップ2:役割ごとの「指示書」をつくる

ここが一番大事です。

Claude CodeにはCLAUDE.md(クロード・エムディー)という仕組みがあります。これは要するに「AIへの指示書」です。ここに「あなたはSEO担当です。こういう方針で仕事してください」と書いておくと、AIがその役割に沿って動いてくれます。

この指示書を、部署ごと・担当者ごとに作りました。

たとえばSEO担当の指示書はこのような感じです。

  • 担当範囲(検索順位分析、キーワード調査、内部リンク最適化)

  • 使うツール(Google Search Console、GA4)

  • 判断基準(検索ボリューム○○以上を優先、など)

  • レポートの形式

このようなことを書いています。

人間の社員に「業務マニュアル」を渡すのと同じ感覚です。書き方のコツは、「方向性」を書くことです。

「毎週月曜にキーワード調査をして、火曜に記事の構成を作って」みたいなタスクの羅列ではなく、「検索意図を深く理解して、ユーザーの悩みから逆算する」という方針レベルで書きます。

そうすると、AIが状況に応じて柔軟に判断してくれます。

ステップ3:実際に頼んで、育てていく

指示書を作ったら、あとは実際に仕事を振るだけです。

「SEO担当、今月のキーワード候補を出して」

「ライター、このテーマで記事を書いて」

こんな感じで指示を出すと、AIがその役割に沿って作業してくれます。

なお、どんな指示を出せばいいか迷ったら、弊社が実際に毎日使っている指示文の例をこちらの記事にまとめています。

ただ、最初から完璧にはいきません。「ちょっと文体が固いな」「この分析、もっと深掘りしてほしい」みたいなフィードバックが出てきます。そしたら指示書に追記する。使いながら育てるのがコツです。

弊社も最初は5〜6人のAI社員から始めて、足りない部分を補強しながら、今の24名体制になりました。

動かしてみて気づいたこと、3つ

1. 結局、「指示書の質」がすべて

AIエージェントの良し悪しは、プログラミングのスキルではなく、指示書の質で決まります

・何を任せたいか
・どういう基準で判断してほしいか
・どんな形式でアウトプットしてほしいか

これらをちゃんと言語化できれば、非エンジニアでも高品質なAIエージェントが作れます。

逆に言えば、自分の業務を言語化する力が問われます。でもこれは、人間の部下に仕事を教えるのと同じスキルなので、経営者なら持っている方が多いはずです。

2. 全部を任せない、「最終判断は人間」

AI社員は優秀ですが、最終判断は必ず人間がやっています。

たとえばブログ記事なら、AIが下書きを作って、自分が内容をチェックして公開する。経理なら、AIが仕訳の候補を作って、自分が確認してから登録する。

「AIが8割やって、人間が2割で仕上げる」くらいのバランスが、今のところ一番うまく回っています。

3. 小さく始めるのが、一番の近道だった

いきなり24名のチームを作ろうとすると、確実に挫折します。

おすすめは、まず1人のAIエージェントを作ることです。一番手間がかかっている業務を1つ選んで、そこだけAIに任せてみる。うまくいったら2人目、3人目と増やしていく。

弊社も時間をかけて今の体制になりました。焦らず、1つずつ育てていくのが結果的に一番早いです。

始めるのに必要なものは、これだけ

「で、結局何が必要なの?」という話ですね。

  • Claude Code:Claudeの有料プランで使えます。個人向けのProプランなら月額20ドル、約3,000円から。使う量が増えたら、上位のMaxプラン(100ドル/月〜)という選択肢もあります

  • パソコン:WindowsでもMacでもOK

  • 業務の言語化:何を任せたいかを整理して伝えること

プログラミングの知識は不要です。非エンジニアの自分でも、問題なく構築・運用できています。

以前はセットアップにターミナル操作がある程度必要でしたが、今はデスクトップアプリやブラウザからサインインするだけで使い始められる入り方もあるので、ハードルはさらに下がっていると思います。

おわりに

AIエージェントは「プログラマーが作る高度なもの」ではなくなりました。

1人社長でも、非エンジニアでも、「自分の業務を言語化する力」があれば、AIエージェントは作れます。

弊社の12部署24名のAIチームも、最初は1人のAI社員から始まりました。まずは一番手間のかかる業務を1つ選んで、AIに任せてみてください。きっと「もう1人欲しい」と思うはずです。

弊社もそうやって、いつの間にか24人になっていました。

一人社長・一人会社でも、AIで「組織」をつくって会社を回す。そんな働き方が、もう現実になっています。
※当記事は2026年4月時点のものを更新しております。

AI社員を作る手順は記事のとおりですが、自社の業務に合わせた設計はどうしても個別の作業になります。
その設計と構築の部分を担当しています。
IGS代表の後藤本人が会社の実務を月額で引き受ける「後藤、貸します。」というサービスをやっています。
集客・発信、Web制作、AI導入・業務自動化、事業推進、経営実務まで、切り分けずに横断で対応します。
料金は月10万円(税別)、稼働は月15時間から。毎月10社限定です。3か月一括のお申し込みは初月半額になります。
https://i-gs.co.jp/services/goto-kashimasu



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その他、AIに関して自社ブログにまとめています。

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