『思考をアップデートする全技術』感想
澤 円 著『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考えを柔軟に変化させられるのか?』
前回の記事でも少し紹介た本ですが、もう少し深掘りしていきます。
「女の敵は女」なんてよく言われますけどね。
現実は、社会を動かす立場にいる圧倒的多数はオッサンです。
女性の社会進出を妨げているのはオッサンなんです。
日本では、小学生のころから学校のルールを厳守することを徹底され、同調圧力を叩き込まれているため、「いったん、決められたことに異を唱える」という発想が生まれにくくなっています。
このため、若いビジネスパーソンでも同調圧力に簡単に屈してしまう人や、同調圧力の存在にさえ気づかない人がたくさんいます。
日本のピークは約30年前に終わっています。
バブル期とは時代も状況もあまりにも大きく変わったため、30年以上前にできたルールや慣例はほとんど参考になりません。
「若者は若者らしく上の者の言うことを聞け!」
という同調圧力に対して、若者は
戦うか
逃げるか
のどちらかの選択をする必要があると著者は言います。
「戦うか逃げるか」の二択だと、戦うことが善で、逃げるのは消極的選択と思われそうですが、決してそうではありません。
古い価値観のオッサンを説得し、考えを変えさせるのは無理です。
戦うだけ時間の無駄だと思ったら、とっとと逃げる方が効率的なのです。
自分を変えるなら、アウトプットが一番。ただし一次情報を発信すること。
自分を変えるのに、どうしてアウトプットが一番なのかというと、自分がマーケットのどんな位置にいるのか、どんな価値があるのかということについて、客観的に見るきっかけになるからです。
アウトプットをすれば、次第にそれに賛同してくれる人、味方が増えていきます。味方ができれば、良質なフィードバックを得ることができ、自分の考えをより深めていくことができます。
ただし、ここで大事なのは一次情報(自分が体験した情報)を発信することです。
SNSに流れてきたものを情報の真偽も確認せずにシェアしたりリポストしたりする行為はアウトプットでも何でもなく、むしろデマを拡散するだけの迷惑行為です。
これは、私いじわる魔女の猫についても言えることです。
ブーメランが刺さりまくってます。
読書感想文を書くという行為は、本に書かれている内容をそのまま紹介するだけになってしまうことがよくあります。
自分自身の感想を語らず、本に書かれていることを紹介するだけなら二次情報の文章になってしまいます。
とはいえ、必ずしも「一次情報=価値が高い」というわけでもありません。
面白かった。
勉強になった。
おわり。
という感想は確かに一次情報ですが、読者に提供できる価値はほとんどありません。
著者も、「本当に信頼できる人からの情報は伝聞してもいいかもしれません」と、限定的に二次情報を認めています。
一次情報かどうかということを厳密に考えて発信を迷うよりは、どんどんアウトプットすることの方が重要といえます。
好きなことや得意なことは、やめずに続ける
「つい、やってしまっている行動」こそが才能
「ついやってしまうこと」が才能であるというのは、色んな自己啓発本で見かけるフレーズです。
確か中谷彰宏さんも同様のことを言っていました。
もちろん、上には上がいますから、天狗になってはいけません。
私自身について言うと、noteで読書感想文を書いていますが、読書量、感想文の執筆量、文章の深さ、どれを取っても他の誰よりも優れているというものはありません。
私よりずっとたくさんの本を深く読まれてる方もいますし、読書感想文だけで毎日投稿されている方もいます。私よりずっと面白い文章を書かれる方もたくさんいます。
1つの分野で1番になれなくても、2つの異なる分野を組み合わせれば1番になれるかもしれない。
できれば、3つ組み合わせると強いと著者は言います。
ささいなことでもいいし、自分ではマイナスだ、弱みだと思っていることでも、見方を変えたり目的が異なれば強みになることがあります。
例えばnoteやXには、自分が鬱であることを隠さず発信している方もいます。
鬱の経験から得た視点や、当事者だからこそ語れる言葉が、発信の独自性や誰かの共感につながっている例と言えます。
