【サッカーW杯】ミリ知らワールドカップご飯:第09戦|ドイツ料理編🇩🇪
エジプトで散財した。
私は飯田橋のピラミッドで、王家の財宝を失ったのである。
次の国は、少し手頃に行きたい。
そう思って向かったのが、吉祥寺の ケーニッヒ だった。
ビール。
ソーセージ。
じゃがいも。
哲学。
ベートーヴェン。
ゲッチンゲン翼型。
そう、ドイツである。
ケーニッヒは、小金井に本店を持つドイツソーセージとハムの専門店で、吉祥寺店は井の頭公園へ向かう道の途中にある。

店先にはホットドッグの看板。ショーケースには、ソーセージやハムがずらり。

黒板には、ソーセージの絵がたくさん描かれている。
プレーン。
チューリンガー。
チョリソー。
ほうれん草チーズ。
ゴロ肉ガーリック。

ソーセージの国、さすがドイツである。
サッカーの選手層も厚いのだろうが、こちらは腸詰めの選手層が厚い。
私は昔、ドイツに行ったことがある。
その時、ソーセージとビールのうまさに驚いた。

ミュンヘンの広場。
絵画のように美しい街並み。
そして、でかいグラスのビールと、うまいソーセージ。
あの時、私は思った。
ドイツ人、ずるい。
そして私は今回、吉祥寺でその記憶に再会しようとしている。しかも、手頃に。

注文を済ませると、番号札の代わりにスプーンを渡された。

かわいい。
そして、満を持して焼き上がったホットドッグがやってきた。

燻製の香り。
パンの香り。
追加したピクルスがチャームポイントのように煌めいている。
かじる。
ダンケシェーン!
思わず、口の中がドイツになる。
ソーセージが、ぱきっとしている。
噛むと肉汁と香りが出てくる。
燻製の香りが、ぐっと広がる。
さすが、ソーセージの帝国。
パンもいい。
焼き上げられたパンが、なぜかプレッツェルを思い起こさせる。
香ばしくて、少ししっかりしていて、ソーセージとタッグを組んでいる。
ピクルスもいいパスを出している。
全て合わさってシンプルに、ド直球に美味い。
フランクフルトでフランクフルトを食べ損ねた男が、その物語を終える。
回り道にもほどがある。
見回すと、ショーケースにはまだまだソーセージがある。
ハムもある。
ビールもある。
ワインもある。

これは一度では終わらない。また吉祥寺を訪れた時には、きっと再訪するだろう。
記事:まるのすけ
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