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AIが作業を自動記録!「何の話だったっけ?」が消える”コンテキスト自動書記スキル”を作った話。

こんにちは、井ノ部(いのべ)です。


毎日、何かしらAIと一緒に作業をしています。

データの分析、
ちょっとしたアプリ作り、
記事に使う資料のファクトチェック……。

今や、だいたいの作業にAIが欠かせません。

でも、ずっと困っていたことがあったんです。


「前にやった作業の続きを進めたいんだけど、どこで話してたかな。」
「AIとの壁打ちでいいアイデアが出たはずなんだけど……どんな話だったかな。」

そう。

AIと行う作業が多すぎて、
どこでどんな話をしたか忘れちゃうんです。

これをどうにか解消したいとずっと思っていました。



結論:AIに「作業記録」を自動で記録してもらう

解決するためにやったことはとてもシンプルです。


AIとの会話が進むたびに、その内容を記録してもらい
自動でコンテキストを貯めていく

「自動書記スキル」

を作っちゃいました。


AIに指示するのは、最初の1回だけ!

あとは何も言わなくても、
ふだん通りAIと作業して一区切りつくたびに、
AIが勝手に作業記録を作成・保存してくれます。

おかげで、冒頭の困りごとはすっかり消え去りました。

今はAIにこう打ち込むだけです。

先週あたり、〇〇について壁打ちしたと思うんだけど、
その時の記録を探して、出ていた案を並べてもらえるかな?

すると、AIが過去の記録を引っ張り出して
「〇月〇日に「~~~」って会話をしてましたね」
って返してくれるんです。

記憶を記録に変えた。」
これで、めちゃくちゃ効率化できました。


今回はこの作業をコピペするだけで
チャットの履歴を知的資産に変えられる

「自動書記スキル」

を作ったので、記事の後半に共有しますね!



必要なのは「AIエージェント」

ただ、
「おっ、やってみようかな」と思ってくださった方に、
先に言っておかないといけないことが1つあります。

この方法、ブラウザで開く
ChatGPTやGeminiの画面ではできないんです。


必要なのは「AIエージェント」と呼ばれるタイプのAI
(Claude Code、Codex、Antigravity、Cursorなど)

何が違うかというと、
あなたのパソコンの中にあるファイルを、
AI自身が開いて書き足す必要があるからです。


今回は私がメインで使っている
「Claude Code」を例に進めますが、
Antigravityや、Codexなど
他のエージェントでもほぼ同じことができますよ!



きっかけは「もったいない!」という気づき

この仕組みを思いついたのは、
今年2月に書いた音声ジャーナリングの記事がきっかけでした。


「その日の出来事はジャーナリングとして記録してるけど、
せっかくAIでも毎日いろんな作業をしているんだから、
これ、全部記録しておけば後から使えるんじゃないかな?」

そこから実際に形にしたのは4月の終わり。
やったことは拍子抜けするくらい単純です。



日誌と索引、2つのファイルの仕組み

記録は必ず「日誌」と「索引」の2つに分けます。
なぜなら、片方だけだと使い物にならないからです。


1. 日誌(1日1ファイル)

その日やったことを、詳細まで全部書くファイルです。

何をして、なぜその方法にしたか。
どこでつまずき、どう直したか。
やり残しは何か。

(※私の場合は1日で2,000行を超える日もあり、
日誌だけだと量が多すぎて目当ての情報を探せません)


2. 索引(全期間で1ファイル)
1件につき1〜3行だけ書くファイルです。

「何をして、何ができるようになったか」と、
その日の日誌へのリンクのみ。
(※索引だけだと中身がないので、
どうやって作ったかの詳細が分からず後から再現できません)


だから、「探すための索引」
「読むための日誌」に分けて、
お互いにリンクを張るのがベストなんです。



想定外の活用法が2つ出てきました

このスキルを実装して、
過去のやり取りを簡単に探せるようになったのはもちろんですが、

想定外の嬉しい使い道が2つ出てきました。


① やりかけのタスクを発見できる

INDEX.md を見て、この1か月でやったことを一覧にして。
やりかけで止まっているものがあれば教えてもらえるかな?

と頼むと、自分の判断待ちのままストップしていた作業を
AIが洗い出してくれます。


② 同じ失敗を繰り返さない

同じエラーで前にも止まったことがないか、journal/ を全部見て確認してほしい。

と聞くと、
「前にもここで止まって、原因はこれでした!」と教えてくれます。
これ、うまくいった時より、
失敗の記録のほうが何倍も役に立つんですよ。

失敗から学ぶのは人もAIも同じなのかもしれません。


この2つの使い道のおかげで
やりかけていた事を1からやらなくても済むようになったり
一度失敗したことを繰り返さなくてよくなったり。

作業の手間が格段に減りました!



記録は、AIを「自分専用」に育てる材料

しばらく続けてみて気づいたんですが、
これは私が
過去の記録を探すためだけのものじゃありませんでした。


AIって、プロンプトをどれだけ工夫しても、
一般的な知識しか出てきませんよね。

「私はこの件をこう考えている」
「うちのやり方はこうなっている」
といったコンテキスト(前提条件)は、
こちらが渡さない限りAIには知りようがないんです。


でも、この日誌と索引があれば、
毎日そのコンテキストが自動でたまっていきます。

私はいま、記事を書く時も判断に迷った時も、
まず索引と直近の日誌を読ませてから相談しています。

同じAIでも、
「私が何を考え、何をやってきたか」を知っているAIからは、
全く違う質の答えが返ってくるんです。

今後AIを使っていくうえで重要なのは、
うまい聞き方を覚えることよりも、
「渡せる材料をどれだけ手元に持っているか」
だと確信しています。



もう、覚えておくのをやめていい

以前、テッド・チャンの『息吹』を読んで、
すべてが記録される世界に
ついて書いた記事を出したことがあります。

ここでは、
「人間関係の「余白」までが
すべて記録されてしまう世界では、
常に心が休まらない気がします。」
と書いたあと、記録について答えが出ないと書いていましたが、

一点だけ、「自分の仕事」限定されるなら
記録をとるのはすごく便利だと痛感します。



内向型の私は、頭の中でずっと考え事をしていて、
「あれをやった」「あのファイルはあのフォルダだ」と、
その記憶にかなりのリソースを使っていました。

でも、これって外に置いていいものだったんです。

仕事の記憶を記録に変えることで、
作業時間が減っただけでなく、
頭の中が信じられないくらいスッキリしました。



記録を自動化する使い方:コピペでOK

お待たせしました!ここが実物です。

やることは1つだけ。
お使いのAIエージェントに「以下の内容を実装したい」と伝えて、
下のブロックをまるごと貼りつける。

それだけです。

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