霜月に選んだ一枚の葉書
11月もあっという間にもう終わりが近づき、
毎月書いている友人への葉書をまだ今月は
出せていないことを思い出し、葉書収納ケースを
ぱらぱらとめくっていると、1枚の絵に目が止まった。
6月に記事にもしたフォロン展で購入したもの。
友人が住んでいるところは大阪よりも寒く、
雪も降る。冬には沢山。そのぶん大阪よりも
少しだけ季節の移り変わりが早いのだ。
11月の終わりから12月にかけて、大阪では
12月に入ってもまだ紅葉が見られるくらい
だけれど、友人の住む土地では木々の葉が落ち、
雪が降り始める季節だろう。
今回選んだ葉書の絵は、私の中では、
そんな「冬の始まり」をイメージさせるもの。

「無題」1963 墨
白と黒だけで(実際は墨で)描かれた、
鹿の角が木の枝と同化している神秘的な
この1枚の絵は、私をとても惹きつけた。
山に住む鹿が、冬毛に変わった身体で、
これから来る長い長い冬を無事に生き抜くため、
ほんのわずかな食べ物を探して山の中を歩く。
歩くうち、次第に山とひとつになってゆく。
まるで遠野物語の白鹿のような神々しさ。
冬の山が持つ独特の静けさと厳かな空気を
感じさせるとてもお気に入りの1枚。
きっと友人も、気に入ってくれると思う。
昔この友人が、(その時は一時的に)山の上で
アルバイトをしていて、そこへ会いに行った
ことがあった。その時に雪深い山の奥で、
1匹のカモシカに出会った。遠くから、携帯の
ズームを最大限使って撮った画質の荒いカモシカ。
友人からもらった本の思い出を書いた時に
見出し画像に使用したのを思い出したので、
貼り付けておこうと思います。
友人へくだらない話を書きながら、
日本の雪深い山の奥の静けさと厳かな空気、
そしてそこに生きる動物たちの神々しさ、
そんなものをふと、思い出していました。
もしお時間がある方はこちらの記事もぜひ。
それではこの辺で。
今日も1日おつかれさまでした。
最後まで読んでくださってありがとう。
また気が向いたら、来てくださいね。
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