【暗い詩】宿題の亡霊
熱い風が足元を這っていく
空は青く高く爽やかだった
そこに雲がぶくぶくと膨れていく
ヒグラシの声が彼岸より届く
足元を冷たい何かが抜けていく
底は見えない墨の大河
河原でテキストを積み重ねる童(わらべ)
涙と慰みのバランス 崩れていく
終わらなかった宿題は
輪廻転生を繰り返し、姿かたちを変えながら
どこまでもどこまでも追ってくる
そうして夢半ば、突然目の前に現れて
「どうせまた同じ失敗をするのだろうね」
そう頭の中だけで嘯(うそぶ)く、夏の亡霊
私の中の怠惰
積み上げては崩れて
積み上げては崩れて
未だ地獄の入り口で罪を重ねている
罪の重さが測れればいいのに
せめて自分にも他人にも誠実でありたい
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