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追悼 D'ANGELO(25年10月)

追悼 D'ANGELO

私のリポストに沿ってTLをアーカイブしておく。


タイムライン

251031 Questlove


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251017 私も2018来日公演をサルベージ

ディアンジェロに対して、別に楽器うまくねえよ。チョップして、切り貼りしただけじゃんって意見があるのだが、それは一理ある👌

だが、そこが彼が新しかったところで、DJ感覚と演奏者の感性どっちもあったってことなんだよね。今は、楽器奏者がビートメイクやDAWをやるのは普通だけど、90年代後半にどっちもやれたタイプは少なかった(とはいえ、当時はガキだったので、そうじゃねえってツッコミがあれば下さい🙇)

俺は技術ってよりもフレーズのセンスと編集能力に重点を置いてて、そこで評価している。

別に技術がある人を悪く言うつもりは全然ないけど、うまいだけでフレーズは微妙だなってのは、楽器奏者界隈のあるあるなので。
俺も演奏するから、悪く言うつもりはないんだけど、何を弾かないかという点の編集能力が楽器奏者は弱い傾向がある。

そして、ビートメイカーやDJの素晴らしいのは、それをチョップして、音と速度を変えて、イケてるフレーズにしてしまうことだ。

よく俺の親父(ソウル世代のジジイだ)とディアンジェロは奏者としてよりも、サンプラー的な身体性を持ってたのが革新的だったと話すのだが、そこの文脈で拾いたいんだよね。

DJ的な編集感覚が異常に高い。何を残して、何を弾かないかという点に対する嗅覚が異常に優れてる。

柳樂さんが言うところのJTNC以降の音楽家たちは、これに演奏力が加わるので、この辺の弱点は補ってきているが、みんなディアンジェロの教え子だよなと。

Robert Glasper、Chris Dave、Thundercat、Anderson .Paak、Terrace Martin、Steve lucy...
並べて気づいたけど、ケンドリックのTPABの面子も一部おるな😇

とはいえ、ライブも一回見ただけだが、ギターも鍵盤もボーカリストとしては、理想的なタイプだったと思う。この辺は、ライブいった人はわかってもらえると思うんだけど。

https://x.com/aoismith2nd/status/1979039200008618200


251016 追悼番組や論考

ディアンジェロの凄い点は、作曲家だけでなく、ボーカリスト及びマルチ楽器奏者としても超一流だったことにある。

『Brown Sugar』の鍵盤、『Devil’s Pie』のベース、『Left & Right』のギター──すべて彼だ。

本職は鍵盤上がりだが、弦楽器のセンスも抜群にあった。 そのうえ、歌も超一流。ラッパーとしてもやれるほどフローも優れていた。
実際、brown sugarはメロディラップの先取りのように思える。

故に、批評家、リスナー、B-BOY/B-GIRL、楽器奏者に至るまで、幅広い層の支持を集めた。これは本当に稀有なことだ。

また、思想家としても、アフリカやアフロ・アメリカンに対する目線を最後まで持ち続けた。 中村隆之先生が言うところの「アフロ・ディアスポラ」として、世界中に散らばった有色人種に語りかけ続けた。

同時に、普通のアフロ・アメリカンとしての良心を失わなかったところに、彼の本当の素晴らしさがある。 スターになろうと思えば、いくらでもなれた人なのにである。

彼はインタビューで、こう語っていた。
多分、1999年か2000年だったと思う。

「俺はR&Bシンガーだと思ったことはない。いつだってストリートに心がある。 ヒップホップが俺にソウルミュージックを発見させた。ラップはストリートのソウルだ。 そして、俺はそういうブラックミュージックをやる。」

この言葉を読んだとき、痺れるほどかっこいいと思った。
クールとは、こういうことだと、当時14歳のガキでもわかった。彼は、ストリートのヒーローだった。

そして俺は、彼を経由して Rakim や Common を聴くようになった。昔のファンクやソウルもだ。 だから、感謝してもしきれない。俺にとっての先生だからだ。

これは音楽だけじゃない。思想面でも強く影響を受けた。 ストリートにいる人たちとともに立ち上がれということ。 そして、痛みも恵みもシェアしようというメッセージを、音楽を通じて発信し続けた。

彼も完璧ではなかった。 私生活で問題は抱えていたし、メンタル面でも厳しい時代はあった。 だが、一貫してヒューマニズムの人だった。
欠点も含めて、俺のヒーローだ。
これは、多くの人にとってもそうだろう。

そして、影響の範囲が凄まじいことだ。
韓国なら BTSのRMやV(テテ)、ヒョゴのオヒョク。
日本なら Cero、Suchmos、WONK、BREIMEN。

英国なら トム・ミッシュ や ジョルジャ・スミス に代表されるUKソウル/ネオソウル派生のギターミュージック。
アメリカに関しては、もうここに書ききれるような範囲を超えている。

しかもその影響は、ジャンルを問わない。 ジャズ、ソウル、ファンク、R&B、ロック、ヒップホップ、さらにはK-POPやJ-POPにまで及ぶ。

こんなアーティストは、そういるものではない。 なぜここまで届いたのか。 それは彼が、音楽という形式を超えて“生の倫理”を鳴らしたからだろう。

音楽の奥に倫理があり、沈黙の中に祈りがあった。と同時に性愛や暴力の闇も滲ませた。 つまり、それは人間賛歌であり、勇気そのものだった。

だからこそ、時代もジャンルも国境も人種も越えたのだと思う。
ディアンジェロは神とストリートと家族から与えられた才能を存分に発揮して、世界中に届けた。

https://x.com/aoismith2nd/status/1978387490928210061?t=PPij7uP0KMYUFKTsmuu_0A&s=19


251015 訃報


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