画像生成でスライド「修正」するインパクト
notebookLMとnano bananaで体験した画像ベースのプレゼン制作と編集。
静止画スライドに、息を吹き込む
最近、生成AIの進化のスピードには毎回驚かされるのですが、今回は特に「プレゼンテーション資料のつくり方」が根本から変わるかもしれない、ちょっと衝撃的な体験をしたので、それについて書いてみようと思います。
きっかけは、GoogleのnotebookLM。テキストベースでプロンプトを書くだけで、資料構成やスライド内容を提案してくれる、あのツールです。わたしも試しに何本か資料をつくってみたのですが、仕上がるアウトプットはあくまで「PDF形式」の静止画スライド。ほとんどうまくできてしまうんですが、そのまま使うわけにはいかないところも画像化されたスライドがPDFになっているので編集ができないわけです。
そんなときに見つけたのか、以下のnote。これはやってみる価値はあります!
GASでPDFを画像化してプレゼン化
先の記事に基づき、notebookLMで作ってダウンロードしたスライドPDFを、Googleスライドに取り込んで、各ページを画像として取り出す作業です。ここでは先の記事にあるようにGAS(Google Apps Script)を使って、PDFをページごとの画像として抽出しました。
書かれているとおりにやればスムーズにできます。若干の手間はあるのですが、各ページの画像をGoogleスライドの各ページに配置してしまえば、あとは「画像としての編集」が可能になります。
nano bananaでスライドを「描き直す」
画像になったスライドを、Googleスライドから「画像を編集」とすれば「nano banana」が使えます。
たとえば、スライドに書かれたテキストを「別の表現に言い換えたい」とき。通常なら元のテキストデータを編集するわけですが、今回はそれが画像です。文字としては編集できません。でも、nano bananaなら、新しい文言をその場所に「画像として」自然に描画する、なんてことができてしまいます。
元々の画像を画像生成で修正する…これはちょっと、プレゼン編集の概念が変わる体験でした。
なぜか「遠回り」に見えて、実は速い
もちろん、正直に言えば「え、それ普通にPowerPointやGoogleスライドで編集したほうが早くない?」というツッコミはあります。実際、私もやりながらそう思いました。
でも、notebookLMがアウトラインや中身を自動生成してくれる時点でプレゼン資料づくりは大幅に時間短縮されています。画像を画像で修正するというプロセスであってもこの時点でかなり効率化できているはず。
今までだったら、ゼロから自分で構成を考え、スライドを並べて、言葉を練る。それを「AIがベースをつくって、人間がちょっと修正していく」感覚。遠回りどころか、本質的なところに集中できているようにも感じました。
プレゼン編集の未来の入り口
とはいえ、もちろんこれは実験的なアプローチですし、現状では「普通に編集できたらいいのに…」というもどかしさもあります。テキスト(今回の場合、画像化されたテキストですが…)をテキストとして扱えない不便さ、手間の多さ、細かいニュアンスが伝わりきらないもどかしさ。
でも、これも一つの「未来の入り口」なのだと思います。静止画でつくられたスライドを、生成AIが柔軟に書き換え、こちらの意図を汲み取って調整してくれる。そんなプレゼン編集の未来が、すぐそこまで来ているのかもしれません。
いずれ、notebookLMのスライドがそのままGoogleスライド形式で編集できるようになったり、nano bananaのようなツールが直接スライドエディターに組み込まれたりするかもしれません。
そのとき、私たちの「資料づくり」の役割も、もっと変わっていくのかもしれませんね。
