上司の顔を立てて己を立たせ-敵の欲を利用する処世術
人は誰しも、
「自分の功績を認められたい」
という欲を持っています。
特に、組織に長くいる方ほど
その傾向は強く、
過去の自負と
現在の焦りが混ざり合うと、
それは“承認への渇き”へと変わります。
私は、それを否定する気はありません。
むしろ、理解し、
利用するようにしています。
私の上司である管理職にも、
典型的な“上に見せたい欲”がありました。
✅️経営陣から評価されたい
✅️部下から尊敬されたい
しかし現実には、
現場からの信頼は薄く、
孤立しておられました。
その「満たされない承認欲求」を、
私は常に意識していました。
私はある採用施策を通したい、
と考えていました。
しかし、
正面から提案すれば警戒され、
一方的に否定されることは目に見えていました。
そこで私は一つの工夫をしました。
「この案、●●部長のご構想に沿って整理しました」
と伝え、
部長の“欲”を満たす形に置き換えたのです。
その瞬間、提案は一気に通りました。
結果として、部長は満足し、
経営陣にも“自分の発案”として報告されました。
しかし、
実際の設計と実行はすべて私が主導していました。
それで良いのです。
誰が主役かを競うよりも、
“現実を動かす”ことに価値があります。
人を動かすのに、
力や声の大きさは必要ありません。
必要なのは、
相手の欲を読むこと。
そして、その欲を
自分の目的の中に組み込むことです。
「敵を立てて、己を立たせる」
これは決して
卑怯なことではありません。
むしろ、組織の中で成果を出すための、
最も洗練された知恵だと思っています。
いいなと思ったら応援しよう!
読んで「腑に落ちた」部分が一つでもあれば、
コーヒー1杯分のサポートで応援してもらえると助かります。