子どもだけで帰る初日|待つ時間は長かった | 2026/06/01
2026/06/01
朝の窓を開けると、冷たさの残る風が部屋を通った。
空はよく晴れていて、昼には暑くなりそうだった。
梅雨前のこの時期にしては珍しく、空気が軽い。
白湯を飲みながら、お弁当を詰める。
庭のきんかんから、葉を少し摘んだ。
「美味しそうな葉っぱ選んでね!」と次女。
子どもたちが学校で幼虫の観察をしているのだ。
気持ちよく送り出したはずが、夫はお弁当を忘れて出ていった。あらら、と苦笑いしながら、冷蔵庫に入れ、「忘れ物〜」とだけLINEを入れた。
玄関が開くまでの、長い30分
子どもたちが学童から二人だけで帰ってくる初めての日だった。
心配していないと言ったら嘘になる。
何度も時計を見て、外の音に耳を立てた。
「そわそわ」という言葉がこんなにぴったりな日はないと思いながら、夕飯の鶏肉をポン酢で煮ながら待った。
まだかな。
ちょっとゆっくりすぎないか、と不安になる。
玄関の向こうから声が聞こえたとき、思っていた以上にほっとした。
「ただいまー!」
ふたりとも笑顔だった。
楽しく帰って来れたらしい。
私だけが、なんだか長い時間を過ごしたような気がした。
待つことも、暮らしのひとつ
子どもができることが増えるたび、親の手は少しずつ離れていく。けれど、手を離したからといって、気持ちまで離れるわけではない。
見えない時間を想像して、勝手にそわそわしている。
6月のテーマを考えた時、暮らしの中に好きなことを置きたいと思った。
6月のビジョンシートはこちら↓
隙間って、意識して作らないと気づいたら埋まっているんだよな。予定、タスク、「ちゃんとしなきゃ」という気持ち。
どこからともなく入ってきて、気づけばぎゅうぎゅうになっている。だから、何も決めずにいると、その場所には心配や家事がすぐ入り込んでくる。
今日のような帰宅を待つ30分も、これから少しずつ私の隙間時間になっていくのかもしれない。
もっと成果にならない楽しみを増やしたい、と最近よく思う。役に立つかどうかじゃなくて、ただ好きだから、という時間。
鍋の湯気を見ながら
夕飯は、長女の好物の鶏肉のポン酢煮にした。
味噌汁には、小松菜と豆腐と椎茸を入れた。
義母からいただいたきんぴらと魚の煮付けも並べる。
いただいたおかずがあるのをすっかり忘れて、いつも通り夕飯を作ってしまった。
おかげで食卓が少しにぎやかになった。
子どもたちは、学校の席替えや休み時間の話をしていた。今日の帰り道も、きっと二人なりの出来事があったのだと思う。
お弁当を忘れたこともあった。
そわそわしながら、待っていた時間もあった。
それでも夕飯は娘たちと食べられて、笑って一日を終えられた。
何かを頑張るためではなく、ただ好きだから残しておきたい時間。そんな時間を今月は少しずつ増やしてみたい。
あなたの暮らしのすき間には、何を置いてみたいですか?
\ 過ぎゆく日々を振り返る /
▶︎ 昨日の私から、今日へのバトン✧︎*。
▶︎ 一年前の私より…
季節が巡っても、変わらない大切なこと◎
▶︎ 飲み込んだ本音を、鍵をかけて置いてます
気になるものから、ゆっくり開いてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!
今日の気づきが、あなたの心にもそっと寄り添えたなら嬉しいです。いただいたサポートは、これからの言葉の種として、大切に大切に育てていきます。