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「出会いがない」という現実と向き合う──元警察官×元消防隊ゲイカップルが語った“婚活の本音”

婚活の現場にいると、
「出会いの少なさ」や「孤立感」がどれほど人の心を追い詰めるかを、
何度も目の当たりにします。

その“現実”を、当事者の言葉で真正面から語ってくれたのが──
元警察官×元消防隊という異色の経歴を持つゲイカップル
カネさん & コッフェさん。

2024年10月、日本LGBTサポート協会の勉強会でお話を伺い、
私は仲人としてだけでなく、
支援者としての姿勢を深く見つめ直す時間になりました。

この記事では、
KMA仲人カウンセラー清水小百里が執筆した公式コラム
「元警察官×元消防隊ゲイカップルが語る“当事者視点の婚活”」

を踏まえつつ、
清水泰治(さいたま婚活ラボ)が“支援者の視点”で再編集した紹介記事としてお届けします。


■ 当事者が語った「出会いの母数が少ない」という現実

お二人が繰り返し語っていたのは、
「出会いの母数が圧倒的に少ない」という事実。

これは数字でも現場でも、はっきりと感じます。

  • 年齢を重ねるほど出会いが減る

  • 自分の魅力をどう伝えればいいかわからない

  • 仲人の存在そのものが“社会貢献”になる

私自身、当事者の方が
「魅力を言語化してほしい」
と相談に来られる場面を何度も経験してきました。

第三者が背中を押すだけで、
表情がふっと明るくなる瞬間があります。

■ 制度は進んでも「出会いの場」は自動的には増えない

この5年間で、社会制度は大きく前進しました。

  • 同性婚訴訟:6勝1敗

  • 同性婚を認める国・地域:26 → 37

  • パートナーシップ制度導入自治体:11 → 390超

しかし──
制度が整っても、出会いは勝手には増えません。

だからこそ、
「仲人がつくる出会いの場」が必要になる。

これは、私が女子サッカー指導の現場で
多様な性の子どもたちと向き合ってきた経験とも重なります。

■ 仲人に求められる“姿勢”とは何か

お二人の言葉で特に印象的だったのは、
仲人のちょっとした言葉が当事者の心を大きく左右するという点。

  • 「ゲイの友達いるので安心してください」

  • 「ゲイの人ってこうですよね?」

こうした“わかったつもり”の言葉は、
当事者の心を閉ざしてしまう。

必要なのは、
「あなたのことを知りたい」という姿勢。

これは、婚活支援でも女子サッカー指導でも、
私が一貫して大切にしてきた価値観です。

■ さいたま婚活ラボの「LGBTQ+支援ポリシー」

1. 初回面談は“傾聴”を最優先
無料相談カウンセリング(対面・Zoom・LINE)では、
カウンセリング歴20年の専任仲人・清水小百里が
あなたの価値観・希望・不安を丁寧にヒアリングします。

▼ カウンセリング内容

  • 現状と悩み、結婚観の確認

  • 相談所の仕組み・活動ステップの説明

  • 料金プラン・サポート内容の案内

  • 希望条件に合う会員データの紹介

  • 活動スタイルの提案・婚活アドバイス

「まず話を聞く」ことが、安心の第一歩です。

2. 性別区分を極力排した環境づくり
申込書の性別欄は
男性・女性・中性・どちらでもない・その他
とし、
“自分らしさを否定されない環境”を整えています。

3. 守秘義務の徹底
KMAは以下の認証を取得しています。

  • 認定個人情報保護団体 MCSA加盟

  • 結婚相手紹介サービス認定事業所 CMS認証取得

安心して相談できる環境を守ることは、
当事者支援の根幹です。

■ 清水泰治の個人的な背景

LGBTQ+支援に取り組むようになった理由は、相談所の運営だけでは語りきれません。
私自身が長年向き合ってきた“現場の経験”が、その原点にあります。

「多様性と向き合う現場」から始まった支援の原点

女子サッカーの指導現場に立ち続けてきた31年間、
私は“多様な性のあり方”が決して特別なものではなく、
日常のすぐそばにあることを何度も実感してきました。

選手たちが抱える葛藤や、
自分らしくいられる場所を探す姿を見ているうちに、
「安心して話せる居場所が必要だ」と強く感じるようになりました。

その思いは、結婚相談所の仕事と重なります。
人生の大きな選択を前に、
誰かに寄り添ってほしいと願う気持ちは、
性のあり方に関係なく共通しています。

だからこそ私は、
“性のことで悩む人が、安心して相談できる場所をつくりたい”
という想いを明確に持つようになりました。

この想いを実際の支援に落とし込むため、
日本LGBTサポート協会の学びに継続的に参加し、
当事者の声を正確に受け取りながら、
相談体制や環境づくりを整えてきました。

私にとってLGBTQ+支援は、
突然始まった活動ではなく、
これまでの人生の流れの中で自然に形になった“必然”なのです。

■ 当事者データから見える“リアル”

日本LGBTサポート協会のデータベース(2026年8月)
に登録する当事者の傾向は以下の通りです。

戸籍上男性(MtF/Xジェンダー/ノンバイナリー含む)

  • 20代:3.9%

  • 30代:42.9%

  • 40代:33.8%

  • 50歳以上:19.5%

戸籍上女性(FtM/Xジェンダー/ノンバイナリー含む)

  • 20代:19.1%

  • 30代:47.1%

  • 40代:21.3%

  • 50歳以上:12.5%

特に30〜40代の当事者が、
「安心して出会える場」を求めていることがわかります。

■ 成婚に共通するのは「自分らしさを否定されない環境」

KMAでは、性の多様性に応じた婚活支援を行い、
実際に多くの成婚が生まれています。

どの成婚にも共通するのは──

  • 自分らしさを否定されない環境

  • 仲人が寄り添い続けたこと

婚活は「人生を誰かに委ねる行為」。
だからこそ、支援者の姿勢が問われます。

■ まとめ|仲人は“出会いのインフラ”になれる

制度が整っても、出会いは自動的には増えません。

だからこそ、
仲人がつくる“安心して出会える場”が必要。

さいたま婚活ラボでは、
KMAの取り組みと連携しながら、
当事者の声に耳を傾け、
性の多様性を尊重し、
「自分らしく生きたい人の婚活」を支えていきます。

■ 関連記事

今回のテーマに関心を持った方へ、
“理解をさらに深めたいときに読みやすい記事”をまとめました。
当事者の声や多様性にまつわるリアルを、
さまざまな角度から知ることができます。

■ 次回予告

シリーズ第2回は、婚活の現場では避けて通れない「同性婚訴訟と婚姻の自由」がテーマです。
制度が整いつつある今だからこそ、
“なぜまだ結婚できないのか”
“どんな不利益が生じているのか”
そのリアルを、弁護士の専門的な視点から深く掘り下げます。

当事者の婚活を支えるうえで欠かせない「法制度の理解」。
次回は、その核心に迫ります。

■ 清水泰治の自己紹介

私の活動内容・専門領域・婚活支援の考え方を
より深く知りたい方はこちらをご覧ください。

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