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ESにAIを使うとバレる?28卒が知るべきAI活用の正しい方法と3つの注意点

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はじめに|深夜0時、あなたは今どんな気持ちでこの記事を開きましたか?

締め切りが迫ったエントリーシートを前に、カーソルだけが点滅している。
「何を書けばいいのかわからない」「自分の言葉がうまく出てこない」——そんな夜、スマホでこっそりChatGPTを開いた経験がある人は、きっと少なくないはずです。

でも、そのすぐあとにこんな不安が頭をよぎりませんでしたか?

「これ、バレたら終わりじゃないかな…」

結論から先にお伝えします。

AIをうまく使えばバレません。でも、使い方を間違えると、技術的な問題ではなく「中身のなさ」として面接でバレます。

この記事では、28卒の就活生が知っておくべき「AIとESの正しい関係」を、最新データと具体的な活用ステップで丁寧に解説します。読み終えたあとには、「明日から何をすればいいか」が明確になっているはずです。

① 採用担当者はAIで書いたESを本当に見抜けるのか?

「12.3%の企業しか気づいていない」という現実

AIでESを書くことへの不安、その多くは「採用担当者に見破られる」というイメージから来ているのではないでしょうか。

では実際に、企業はどれほど気づいているのでしょうか。

マイナビが実施した調査によると、学生が生成AIを就活で利用していると「実感している」企業はわずか12.3%(2025年時点)でした。前年と比べて7.7ポイント増加してはいますが、それでも1割程度にとどまっています。

一方で学生側を見ると、2026年卒の就活生の82.7%がAIを利用した経験があり、就活に限定した場合でも66.6%、約3人に2人がAIを活用しています(マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査)。これは2024年卒の39.2%から、わずか2年で2倍以上に増えた数字です。

つまり現状は、学生の3人に2人がAIを使っているのに、企業が気づいているのは8社に1社程度という状況です。

AIを検知するツールは万能ではない

「GPTZero」や「Originality.AI」のようなAI検知ツールは存在しますが、いくつかの大きな限界があります。

  • 日本語への対応精度がまだ不安定なものが多い

  • 人間らしい書き方をしたAI文章は検知をすり抜けやすい

  • 自分の経験をもとにAIに補助させた文章は、ほぼ判別不可能

実際に採用の現場で、提出されたESをAI検知ツールにかけて選考に使っている企業は、現時点では非常に少数です。

では、「バレない」のならなんでも使っていいのか?
残念ながら、そうではありません。問題はもっと別のところにあります。

② それでもAI丸投げESが落とされる本当の理由とは?

「バレる」より怖い「面接で詰められる」問題

AI検知ツールを怖れる必要はほぼありません。ところが、AI丸投げで作ったESは、面接という場で静かに崩壊します。

たとえば、こんな場面を想像してください。

あなたはAIに「学生時代に頑張ったことを書いて」と入力し、出てきた文章をそのままESに貼り付けました。「チームの課題を見つけ、主体的に行動し、成果を出した」という、きれいすぎる内容です。

面接官はこう聞いてきます。

「チームの課題って、具体的にどんな状況でしたか?」
「あなたが主体的に動いたというのは、たとえばどんな行動ですか?」
「そのとき、どんな気持ちでしたか?」

——この質問に、あなたは答えられますか?

自分が経験していないことを書いたとき、人は深掘りされた瞬間に言葉に詰まります。採用担当者が本当に警戒しているのは「AIかどうか」ではなく、「この学生は、書いてあることを本当に経験しているか、理解しているか」という点なのです。

マイナビの調査でも、採用担当者がAI対策として最も多く検討していたのは「面接での質問内容を工夫する(深掘り質問をする等)」(21.3%)でした。これは、ESの文面よりも「面接の深掘りで見抜く」という方針を示しています。

「全員が同じESを出してくる」問題

もうひとつ、あまり語られない問題があります。それは「横並び」です。

ChatGPTに「商社志望 自己PR」と入力すると、世界中の誰でも似たような文章を得ることができます。採用担当者の元には、同じような構成、同じような言い回しのESが大量に届くことになります。

「リーダーシップを発揮し、チームをまとめた」
「困難な状況でも諦めず、粘り強く取り組んだ」
「その経験から、貴社でも〇〇に貢献したいと考えています」

——もしあなたのESがこういった定型文で埋まっているなら、採用担当者の記憶に残ることはまずないでしょう。

AIで落とされるのは「AIだから」ではなく、「あなたらしさがないから」なのです。

③ 内定者が実際にやっていたAI×ESの正しい使い方とは?

AIは「代わりに書く道具」ではなく「壁打ち相手」

正しいAIの使い方を一言で言えば、「自分の思考と経験を整理するためのコーチとして使う」こと。決して、自分の代わりに文章を作らせるツールではありません。

実際に就活でESをうまく通過している学生の多くは、こんな流れでAIを活用しています。

ステップ1:自分の経験を「メモ」として書き出す

まず、箇条書きで自分の記憶を書き出します。うまい文章じゃなくて構いません。

・3年間バスケ部で副キャプテン
・3年生のとき練習のモチベーションが下がったメンバーが増えた
・自分から個別に話を聞きに行くようにした
・全員が試合に出られるような役割分担を提案した
・地区大会でベスト8になれた

ステップ2:AIに「整理と質問」を頼む

この箇条書きをAIに渡して、次のようにプロンプトを入力します。

以下の経験をもとに、エントリーシートのガクチカとして書きたいと思っています。
この内容で「あなたが工夫したこと」「感じた気持ち」が伝わりにくい部分はどこですか?
また、面接で深掘りされそうな質問を3つ教えてください。

[経験の箇条書きを貼り付け]

ステップ3:AIの質問に自分で答える

AIが出してきた「深掘り質問」に自分の言葉で答えます。この作業が、ESで書くべき「本当のエピソード」を掘り起こす最も大切な工程です。

ステップ4:自分の言葉で文章を書き、AIに添削してもらう

ステップ3の答えをもとに、自分の手で文章を書きます。そしてその文章をAIに見せて「わかりにくい箇所はどこか」「より伝わる表現はあるか」を聞きます。

ステップ5:最終確認は「声に出して読む」

完成したESを声に出して読んでみてください。「自分がしゃべるみたいに読める」なら合格です。「これ自分の言葉じゃないな」と感じたら、その部分を書き直しましょう。

この流れで作ったESは、技術的にも「AI製」とは判定されませんし、面接で深掘りされても自信を持って答えられる文章になります。

④ 企業がAI活用を「好意的に見る」ケースもある?

AI活用を「評価するポイント」にしている企業も

最近では、AIリテラシー(AIを使いこなす力)を選考で重視する企業が増えています。特に外資系コンサルやIT・テック系の企業では、「AIをどう使いこなして生産性を上げるか」が入社後の業務そのものに直結するからです。

こういった企業の面接では、「ChatGPTをどのように活用しましたか?」と聞かれることがあります。このとき、「AIで一から作りました」と答えるのは論外ですが、「自分の思考を整理するツールとして使い、最終的には自分の言葉に落とし込みました」と答えられる学生は、むしろ高く評価されることがあります。

マイナビの調査では、採用担当者の57.7%が学生のAI活用に「前向き」(積極的に活用してほしい:5.0%、慎重に検討のうえ活用してほしい:52.7%)という結果が出ています。

つまり、多くの企業は「AIを使うな」ではなく、「正しく、考えて使ってほしい」というスタンスを持っているのです。

ただし「使い方を正直に語れる」ことが前提

「AIを使ったこと」を面接で聞かれたとき、後ろめたさを感じながらごまかそうとする学生と、「こういう目的でこう使いました」とさらりと言える学生では、どちらが信頼できるでしょうか。

答えは明らかです。AIを道具として使いこなし、かつそれを堂々と話せる姿勢こそが、これからの時代に企業が求める人材像に近いのかもしれません。

⑤ 28卒が今すぐできる!ESのAI活用5ステップ

まとめ:明日から使えるチェックリスト

ここまで読んでくださったあなたに、すぐ行動に移せる形で整理してお渡しします。

【AIを使う前にやること】

  • 自分の経験を箇条書きで5〜10個書き出す

  • 「なぜその行動をとったか」「そのとき何を感じたか」を自分に問いかける

  • 志望企業が求める人物像をWebサイトや採用ページで確認する

【AIに頼む作業・頼まない作業】

AIに頼んでOK自分でやること文章の読みやすさを改善してもらう経験の中身・エピソードを考える深掘り質問を出してもらう質問への答えを自分の言葉で考える誤字・文法チェック「なぜこの会社か」の志望動機の核心複数のバリエーション案を出してもらう最終的な文章の採否を判断する

【提出前の最終チェック】

  • 声に出して読んで、自分の言葉として違和感がないか

  • 面接で「この部分、もっと詳しく話せますか?」と聞かれたら答えられるか

  • AIが生成した「定型表現」が残っていないか(「貴社に貢献したい」「主体的に取り組んだ」など)

  • 企業名・職種名が正しいか(使い回しのミスに注意)

【おすすめのAI活用プロンプト】

就活ESで特に使えるプロンプト例を2つご紹介します。

▷ ガクチカ作成の壁打ち用

私の経験を以下に書きます。就活のガクチカとして書くために、
①もっと深掘りすべきポイント
②面接で想定される深掘り質問3つ
③より具体的にすべき箇所
を教えてください。[経験を貼り付け]

▷ 完成したESの添削用

以下のエントリーシートを添削してください。
・読みにくい表現があれば指摘してください
・AIっぽい(定型的な)表現があれば教えてください
・面接官が「もっと聞きたい」と思う箇所はどこか教えてください
[ESを貼り付け]

まとめ|AIは「ズル」じゃない。使い方を知った人だけが内定に近づく

就活を始めたばかりの頃、「エントリーシートって何を書けばいいんだろう」と途方に暮れた気持ち、私にはよくわかります。自分の経験が薄いように感じたり、言葉がうまく出てこなかったり。そんなとき、AIは本当に心強い存在になれます。

でも、AIに「代わりに生きてもらう」ことはできません。あなたが経験したことも、感じたことも、考えたことも——それは世界中どこを探しても、あなたの中にしかない素材です。

AIはその素材を磨く「砥石」です。砥石だけでは刃物は作れませんが、腕のいい職人が使えば、素材が何倍にも輝きます。

28卒のあなたへ、お願いがあります。

今夜、ESの下書きに使った箇条書きを見直してみてください。そこにある「生々しい言葉」こそが、あなたのESを唯一無二にする宝物です。AIにはそれを光らせる手伝いをさせてあげてください。

就活は長く、苦しいこともあります。でも、正しい道具を正しく使えば、必ず道は開けます。あなたの「内定」を、心から応援しています。

今日から始める3つのアクション

  1. 自分の経験を箇条書き10個書き出す(スマホのメモでOK)

  2. ChatGPTに「深掘り質問」を出してもらう(上記プロンプトをコピーして使う)

  3. 完成したESを声に出して読んでみる(違和感がなければ合格)


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