インターンは何社行けばいい?28卒の平均参加社数とスケジュール詰め込みすぎを防ぐ5つのコツ
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はじめに|「何社が正解?」その焦り、まずは一度深呼吸を
夏インターンが解禁されて、毎日のように届く案内メール。SNSを開けば「もう10社エントリーしました」という投稿が流れてきて、なんとなく焦ってしまう……。そんな気持ちを抱えている28卒の方は、決して少なくありません。
結論からお伝えします。インターンの参加社数に「絶対の正解」はありません。ただし、多くの学生が参考にできる目安の数字と、予定をパンクさせずに乗り切るコツは確かに存在します。
この記事を読み終える頃には、「自分は何社を目指せばいいか」「どうすればスケジュールに押しつぶされずに済むか」が、きっと具体的に見えてくるはずです。焦って闇雲に応募する前に、少しだけ立ち止まって一緒に整理していきましょう。
そもそも、みんなは何社行っているの?最新データで確認しよう
まず気になるのは「周りは実際どれくらい参加しているのか」ですよね。ここは感覚ではなく、数字で確認しておきましょう。
マイナビが2028年卒業予定の学生を対象に行った調査では、今後参加したいキャリア形成プログラムの数は平均7.9社という結果が出ています。「10社以上」参加したいと答えた学生も34.4%にのぼり、意欲の高さがうかがえます。
一方で、直近の26卒学生を見ると、インターン参加率は85.3%、実際の平均参加社数は5.2社でした。「参加したい数」と「実際に参加できた数」には、ある程度の差が生まれるのが実情のようです。
プログラムの期間によっても、参加できる社数は大きく変わります。
1day(オープン・カンパニー含む):平均8.3社
2〜4日間のインターン:平均2.8社
5日程度のインターン:平均1.6社
2週間以上の長期インターン:平均1.2社
期間が長くなるほど参加できる社数は自然と減っていきます。これは選考のハードルが上がることや、スケジュールの制約が大きくなることが理由と考えられます。つまり「7.9社」や「5.2社」という平均値は、1dayも長期も混ぜ合わせた数字だということです。単純に「10社行かなきゃ」と比べるものではありません。
また理系学生を対象にした28卒向けの調査では、9月末までに参加したい社数として「3社」と答えた人が23.2%で最多でした。文系・理系、志望業界によっても、ちょうどいい数はかなり変わってくるのです。
数より大事なことは?目的別に考える参加社数の決め方
数字を見て「じゃあ自分も7〜8社は行かなきゃ」と思われたかもしれません。ですが、ここで一つだけ立ち止まってほしいことがあります。それは「何のためにそのインターンに行くのか」です。
マイナビの調査でも、学生が就活で困っていることとして最も多かった回答は「自分に合う業界・企業がわからない(45.7%)」でした。つまり多くの人が、社数を増やすこと自体よりも、自分に合う場所を見つけられていないことに本当は悩んでいるのです。
インターンには、大きく分けて二つの役割があります。
視野を広げるためのインターン(1day中心):業界のイメージを掴む、選択肢を増やす
志望度を確かめるためのインターン(複数日〜長期):実際の業務を体験し、「この会社で働きたいか」を確認する
私自身、就活を経験した人から話を聞くと、「とりあえず数をこなした1day」よりも「じっくり参加した1社」の方が、選考で語れるエピソードとして深みが出たという声をよく耳にします。数はあくまで手段であって、目的ではないのです。まずは「広く知りたいのか」「深く確かめたいのか」を、自分の中で一度言葉にしてみてください。
スケジュールがパンクするのはなぜ?詰め込みすぎのサイン
ここからは、少し耳の痛い話をします。予定を詰め込みすぎている人には、いくつか共通するサインがあります。当てはまるものがないか、確認してみてください。
エントリーシートが、毎回ほぼコピペになっている
移動時間や休憩を考えずに、予定と予定の間を空けずに入れている
参加した後、内容をほとんど覚えていない
睡眠時間や食事の時間を削ってスケジュールを組んでいる
「参加すること」自体が目的になってしまっている
たとえるなら、旅行に行くときに「あれもこれも」とスーツケースに詰め込みすぎて、いざ開けてみたら何がどこにあるかわからなくなってしまう状態に似ています。荷物(インターン)を増やせば増やすほど旅(就活)が充実するわけではなく、むしろ必要なものを取り出せなくなってしまうことがあるのです。
大切なのは「何社参加したか」ではなく、「一つひとつから何を持ち帰れたか」です。詰め込みすぎのサインが一つでも当てはまった方は、次の見出しで紹介する対策を試してみてください。
プライベートと両立するには?無理なく続けるスケジューリング術
とはいえ、「じゃあ数を絞ればいいんですね」と単純化してしまうのも少しもったいない話です。ここでは、心と体を壊さずに、それでいて有意義に参加を続けるための工夫を紹介します。
週の上限社数を先に決めておく:たとえば「週2社まで」と自分でルールを決めておくと、次々に届く案内に振り回されにくくなります
移動・準備・振り返りをワンセットで予定に組み込む:インターン当日だけでなく、事前準備と事後の振り返りの時間もあらかじめ確保しておきましょう
「絶対に譲れない予定」を先にブロックする:友人との時間、睡眠時間、趣味の時間など、心の余裕を保つための予定を先に手帳に書き込んでおくのがおすすめです
エントリー前に「参加目的」を1行メモする:「業界研究のため」「志望動機を固めるため」など、目的が曖昧なまま応募しないようにするだけで、無駄な予定が自然と減っていきます
こうした小さな仕組みを先に作っておくことで、案内メールが届くたびに一喜一憂せずに済むようになります。就活は長丁場です。夏の時点で全力疾走しすぎてしまうと、秋以降の本選考に向けて息切れしてしまうことも少なくありません。
自分に合った「ちょうどいい」数の見つけ方
最後に、タイプ別の目安をお伝えします。あくまで参考としてご覧ください。
志望業界がある程度固まっている方:数社に絞り、2〜4日間以上のプログラムでじっくり深掘りするのがおすすめです。1社ごとの理解を深めることで、志望動機に説得力が生まれます
まだ業界を絞り切れていない方:1dayを中心に、やや多めの社数で幅広く触れてみましょう。視野を広げながら「自分が惹かれるポイント」を探る時期と捉えてください
理系で研究や実験が忙しい方:無理に社数を追う必要はありません。3社程度を目安に、量より質を重視した参加でも十分に評価される準備は整えられます
どのタイプであっても共通して言えるのは、「平均だから」という理由だけで社数を決めないことです。平均7.9社、5.2社という数字は、あくまで多くの学生の結果を集めたものであり、あなた一人の答えではありません。
まとめ|今日からできる、最初の一歩
ここまで、インターンの参加社数について、データと考え方の両面からお伝えしてきました。最後に、今日からすぐに始められることを3つだけお伝えします。
今週中に「今月参加したい上限社数」を1つ、自分の中で決めてみる
気になるインターンに応募する前に「この会社で何を知りたいか」を1行だけメモする
予定表に、あえて「何も入れない日」を1日以上確保しておく
インターンは、たくさん参加すればするほど良いものではありません。一つひとつの経験を自分の中でしっかり消化できてこそ、本選考で語れる言葉になっていきます。
焦って予定を詰め込む前に、まずは自分にとっての「ちょうどいい数」を決めることから始めてみてください。それが、パンクせずに納得のいく就活を進めるための、いちばん確かな一歩になるはずです。
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