【AI小説工房 第14話】「今どこ?」をなくす|進行中・確認待ち・公開済み・修正必要を制作台帳で見える化
「マンガでわかる:制作台帳で『今どこ?』をなくす」

この記事でわかること
AIとの制作が増えるほど「今どこ?」が起きる理由
進行状態を4つに絞るメリット
別のチャットでも迷わず再開できる制作台帳の作り方
台帳を増やしすぎず、実際の作業を軽くする考え方
「あの記事、本文まではできたんだっけ?」
「画像を入れたのは、どの下書きだった?」
「公開したと思ったら、リンクカードだけ直し忘れていた」
AIと一緒に作れる量が増えるほど、今度は“進行状態を探す時間”が増えてきました。
第13話では、本文、画像、リンク、タグ、作業状態を一つの制作パッケージへまとめました。別のチャットへ移っても、資料を渡せば続きから再開できるようになった。
ところが、パッケージが増えると次の問題が起きます。
どれが進行中で、どれが確認待ちで、どれが公開済みなのか。箱の中身は揃っていても、箱が棚のどこにあるのか分からない。
そこで今回は、制作物を増やすのではなく、現在地だけを示す「制作台帳」を作ります。
状態は4つだけでいい
最初は細かく管理したくなります。
執筆中、画像待ち、リンク確認中、タグ設定中、公開待ち、告知待ち……。
でも、状態を増やしすぎると、台帳を更新すること自体が新しい仕事になります。そこで、今のAI小説工房では次の4つに絞ります。
進行中
本文、画像、投稿設定など、いま制作を進めているもの。
確認待ち
AI側の作業が終わり、人間が本文や画像を確認する段階。
公開済み
noteへの公開と、必要な告知まで完了したもの。
修正必要
リンクカード、画像、目次、表記などに問題が見つかり、直す場所が明確になっているもの。
「止まっている」と「失敗した」を同じ箱へ入れないのがポイントです。修正箇所が分かっていれば、次の作業は迷いません。
台帳に必要なのは、現在地と次の一手
制作台帳へ入れる項目も、増やしすぎないようにしました。
作品名
話数または章
現在の状態
次にする作業
止まった理由
下書きや素材の保存場所
重要なのは、「何をしたか」より「次に何をすれば動き出すか」です。
たとえば「第14話・確認待ち」だけでは、本文なのか画像なのか分かりません。
でも、「第14話・確認待ち・4コマ挿入後に公開前確認」と書いてあれば、別のチャットでも人間でも、すぐ同じ地点から再開できます。
会話の記憶ではなく、作業の事実を残す
AIに長い会話を全部読み直してもらえば、過去の流れを思い出せるかもしれません。
ただし、それには時間もトークンもかかります。しかも、重要な決定が大量の会話に埋もれることもあります。
制作台帳に残すのは、感想ではなく事実です。
何が完成しているか
何が足りないか
どれが採用版か
次にどの操作をするか
必要な資料だけを読めば再開できるので、過去ログを毎回すべて探す必要がなくなります。
これは効率化だけでなく、AIの使いすぎを防ぐ仕組みにもなりました。
自動化は「動くこと」より「迷わず直せること」
自動化というと、ボタン一つで最後まで動く姿を想像します。
でも実際の制作では、画像の見た目が少し違う、リンクがカードにならない、公開後にカバーが消える、といった例外が起きます。
そのとき、何度も同じ操作を試すより、状態を「修正必要」に変え、問題点と再開地点を残すほうが速い。
自動化の強さは、失敗しないことだけではありません。
止まっても、次の一手が分かること。
そこまで含めて初めて、日々の制作を支える仕組みになるのだと思います。
今回できたこと
第10話で、Obsidian、GitHub、Pagesの役割を分けました。
第11話で、万能AIをやめて仕事別に分けました。
第12話で、一言指示を制作フローへ変えました。
第13話で、別のチャットへ渡せる制作パッケージを作りました。
そして第14話では、そのパッケージを「進行中」「確認待ち」「公開済み」「修正必要」の4状態で追えるようにしました。
会話が変わっても、AIが変わっても、作業の現在地は残る。
これでようやく、小さなAI編集部に“編集机”だけでなく“進行表”が加わりました。
次回予告
次は、この制作台帳を実際のnote投稿と連動させます。
下書きを作ったら「確認待ち」、公開したら「公開済み」、問題が見つかったら「修正必要」へ。
人間が台帳を書き換え続けなくても、作業結果から状態が更新されるところまで進められるのか試します。
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