🐰会社の動物園2ndシーズン #4 (解決編):うさ太郎の“最初の小さな成長”
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🐰①うさ太郎、ひとりで考える
巻田の抽象的な説明に打ちのめされ、
うさ太郎は席で固まっていた。
でも、昨日の自分を思い出す。
──少しでもできるようになりたい。
うさ太郎(心の声):(……分からないけど、
昨日カバ次郎さんが言ってた“基礎”を使ってみよう)
うさ太郎は震える手で、
ホワイトボードの端に小さなメモを書き始めた。
• まずは論点を分ける
• それぞれの課題を書く
• 原因を考える
昨日、忠犬太やカバ次郎が話していた“基礎の基礎”だけを頼りに。
うさ太郎(心の声):(……これで合ってるか分からないけど、
やってみるしかない)
🐰②うさ太郎、巻田に提出する
数時間後。
うさ太郎は勇気を振り絞って巻田の席へ向かった。
うさ太郎:あの……巻田さん。
さっきの件、こういう形で整理してみました……
巻田は資料を受け取り、
パラパラと目を通す。
巻田:……うーん……
なんか違うんだよねぇ
うさ太郎:(やっぱりダメか……)
巻田:“構造化”って言ったよね?
これ、ただ分けただけじゃん
うさ太郎:……すみません……
巻田はため息をつき、資料を机に置いた。
巻田:まぁいいや。
とりあえずこれで進めておいて
うさ太郎(心の声):(……全然伝わってない……
でも、前よりは“何か”できた気がする……)

🐶③忠犬太、静かにフォロー
巻田が去った後、
忠犬太がそっと近づいてきた。
忠犬太:うさ太郎、
さっきの資料、ちょっと見てもいい?
うさ太郎:あ……はい……
忠犬太は資料を見て、優しく微笑んだ。
忠犬太:うん。
これ、すごくいいよ。
うさ太郎:え……?
忠犬太:“論点を分ける”って、
最初にやるべき一番大事なことなんだよ。
巻田さんの説明は抽象的だったけど、
君はちゃんと“基礎”を使って整理できてる。
うさ太郎:……ほんとに?
忠犬太:うん。
最初の一歩としては十分すぎるくらい。
ここから一緒に“構造化”を足していこう。
うさ太郎の胸に、じんわりと温かいものが広がった。
うさ太郎(心の声):(……昨日より、少しだけ前に進めた気がする)
忠犬太は資料を見終えると、 ふと、少しだけ照れたように目をそらした。
忠犬太: ……それとさ。 さっき、巻田さんに言ってくれたんだってね。
うさ太郎: え……?
忠犬太: “忠犬太さんのこと、悪く言わないでください”って。
うさ太郎は一瞬、顔が赤くなる。
うさ太郎: あ……あれは……その…… なんか……嫌だったので……
忠犬太は優しく笑った。
忠犬太: ありがとう。 すごく嬉しかったよ。
うさ太郎: ……っ
忠犬太: おまえがそう言ってくれたから、
俺も“もっと支えてあげたい”って思えたんだ。
うさ太郎の胸に、 さっきよりももっと大きな温かさが広がった。
うさ太郎(心の声): (……忠犬太さん…… 僕なんかのために……
そんなふうに……)
忠犬太は照れ隠しのように頭をかきながら言った。
忠犬太: これからも、困ったら言ってね。
君が頑張ってるの、ちゃんと見てるから。
うさ太郎は小さくうなずいた。
うさ太郎: ……はい。

🌀エンディングに差し込むシュールな一幕
そのとき、少し離れた会議室から声が聞こえた。
巻田:だから“本質的な課題”を──
ナマ助:……本質って……何キロくらいなんですかぁ……?
巻田:重さじゃないよ!!
ナマ助:……巻田さん……大変そうですねぇ……
なんか……話、全然伝わってないみたいで……
巻田:君のせいだよぉぉぉぉぉ!!!!!
ナマ助:えぇ〜……? ぼく……聞いてただけなんですけどねぇ……
うさ太郎(心の声):(……あっちも地獄だ……)
忠犬太:……まぁ、うちの会社って、だいたいあんな感じだよ
鹿子はうさ太郎と忠犬太の近くに寄ってきた上で、話しかけてきた。
鹿子:……今日はまだ静かなほうね
うさ太郎:えっ……これで……?
二人:「「これで。」」
──そして、
その日、会議室に響いた巻田の叫びは、
誰にも届かず、ただ静かに天井へ消えていった。
──うさ太郎は、自分の悩みが“まだ軽症”だと知った。
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🐍会社の動物園2ndシーズン #3🐍抽象的な指示しかしない先輩ヘビ・巻田、今日もうさ太郎に意味不明な呪文を唱える|組織動物園ラボ(三毛)
