🐍会社の動物園2ndシーズン #3🐍抽象的な指示しかしない先輩ヘビ・巻田、今日もうさ太郎に意味不明な呪文を唱える
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# はじめに『職場の人間関係を“動物キャラ”で解説する世界へようこそ|会社の動物園とは?』|組織動物園ラボ
🐍① 新キャラ・巻田、登場
翌日。 うさ太郎は昨日の続きをしようと資料を抱えて席に戻った。
その瞬間、スルスルと影が近づく。
巻田:うさ太郎くん、ちょっといい?
うさ太郎:あ、はい!
巻田は細長い指で資料をトントン叩きながら、
妙に抽象的な口調で話し始めた。
巻田:この案件さ、全体の方向性を俯瞰して、
構造的に整理しておいてほしいんだよね。
うさ太郎(心の声):(……方向性?俯瞰?構造的?
どこから手をつければ……)
そのとき、うさ太郎の心の中で、
読者に向けて“あのヘビ”の正体が語られる。
うさ太郎(心の声): (この人は巻田さん。ヘビの巻田。
いつも音もなく近づいてきて、言うことはだいたい抽象度MAX。
“俯瞰”“本質”“構造化”みたいな言葉が大好きで、 こっちはまだ“資料を読む”で精一杯なのに、 いきなり“宇宙から地球を見る視点”を求めてくるタイプ。
……説明がふわふわしすぎて伝わらないと嫌味を言ってくるから、
新人の僕には、正直ちょっと怖い。)
うさ太郎:えっと、具体的には……?
巻田は眉をひそめる。
巻田:え、普通分かるよね? “全体を俯瞰して整理”って言ったじゃん。
うさ太郎:(いや、それが抽象的なんですよ……
どうして分かる前提で話すんだろう……)す、すみません……
うさ太郎の胸がぎゅっと縮む。

🐍② 抽象攻撃:うさ太郎への能力及び忠犬太への指導能力批判
巻田: ていうかさ……うさ太郎くんって、
“構造化”とか“論理の積み上げ”とかの基礎がまだ全然できてないよね?
うさ太郎(心の声): (……そんな言い方しなくても……
僕、そんなにダメなのかな……)
巻田はさらに言葉を重ねる。
巻田: 「新人だからって言い訳にならないよ? 基礎ができてないと、周りが困るんだよ。」
うさ太郎(心の声): (……なんでここまで言われないといけないんだろう…… 昨日、頑張ろうって思ったばかりなのに……)
巻田: それにさ── 君のOJT担当の忠犬太さん、
あの人もどうなんだろうね。
うさ太郎: ……え?
巻田: 君の基礎ができてないってことは、 “教える側のレベル”も推して知るべし、って感じじゃない?
うさ太郎(心の声): (……忠犬太さんを悪く言うのは……違う……
僕のことはいい。
でも、忠犬太さんを否定されるのは…… なんか、すごく嫌だ……)
巻田: まぁ、あの人のやり方じゃ、 “本質的な課題”なんて見抜けないよね。
うさ太郎(心の声): (……やめてほしい……
忠犬太さんは、僕のために毎日遅くまで残ってくれて……
僕の弱いところも全部受け止めてくれて……
そんな人を、こんなふうに言われるのは……悔しい……)
うさ太郎は、震える声で言った。
うさ太郎: ……忠犬太さんのこと、悪く言わないでください。
巻田は一瞬だけ目を細め、 「へぇ?」とでも言いたげな表情をした。

🐰③うさ太郎の決意
巻田が去った後、 うさ太郎は資料を前に固まっていた。
うさ太郎(心の声): (……僕のことを言われるのは、まだいい。
でも、忠犬太さんを悪く言われるのは……絶対に嫌だ……)
うさ太郎はゆっくりとペンを握りしめた。
うさ太郎(心の声): (……やってみるしかない。
巻田さんに何を言われても、 忠犬太さんの努力を無駄にしたくない……
僕は僕のやり方で、ちゃんと向き合うんだ……)
その目には、さっきまでの迷いとは違う光が宿っていた。
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🐰会社の動物園2ndシーズン #4 (解決編):うさ太郎の“最初の小さな成長”|組織動物園ラボ(三毛)
