【創作大賞2026お仕事小説部門応募作】🦍【図鑑】#9/ゴリ蔵、1週間で元通りになるの巻(他責の呼吸・終の型:ゴリ蔵リターンズ)
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🟪ナレーション
ゴリ蔵が“ファクトの光”に焼かれて崩壊した翌日── 彼は珍しく静かだった。
🦍ゴリ蔵: う、うさ太郎くん!昨日は悪かったな!
今日の作業、手伝おうか!?なんでも言ってくれよ!
うさ太郎は困惑しつつも、 「だ、大丈夫です……」と返すしかなかった。
その後も数日は、 ・丁寧な挨拶 ・妙に優しい声色 ・やたらと距離が近い
そんな“媚び売りモード”が続いた。
🟦そして1週間後──
昼休み、うさ太郎がコピー機の前で資料をまとめていると、
背後から聞き覚えのある声が飛んできた。
🦍ゴリ蔵: おい新人!この資料、なんでまだできてねぇの!?
昨日“やっとけ”って言ったよな!?
🐰うさ太郎: ……(言ってない……)
鹿子が横からスッと現れた。
🦌鹿子: ゴリ蔵さん、それ“言った気がする”じゃなくて?
🦍ゴリ蔵: はぁ!?俺はちゃんと──
🦌鹿子: ログ、見ます?
🦍ゴリ蔵: ……いや、その……今日はいいわ……
ゴリ蔵はそそくさと去っていった。
🟩休憩スペースにて
🐰うさ太郎: ……鹿子さん。
ゴリ蔵さん、完全に元に戻りましたね……
鹿子はコーヒーを飲みながら、 “あーあ”という顔で言った。
🦌鹿子: うん。まあ、ああいうタイプはね──
“痛み”で一時的に静かになるだけで、 “学び”には変わらないのよ。
変わるんじゃなくて“戻る”の。だから仕組みで守るしかないのよ。」
🐰うさ太郎:……戻る、ですか。
🦌鹿子: そう。
反省してるように見えても、 “痛み”が薄れたら、また同じ行動に戻る。
だからこそ、 あなたが“正しい手順”を覚えたのは大きいよ。
相手が変わらなくても、 自分が折れない方法を知ってるって強いから。
うさ太郎は、少しだけ視線を落としながらつぶやいた。
🐰うさ太郎: ……前の僕なら、
今日みたいに冷静に対処できなかったと思います。
鹿子はふっと微笑んだ。
🦌鹿子: そうそう。
ゴリ蔵さんは戻るけど、 あなたはもう戻らない。
それが一番の成長だよ。
二人は顔を見合わせて、 小さく笑った。

🟧ナレーション
ゴリ蔵は変わらない。
でも、うさ太郎は確実に強くなっている。
“学ばない人”に振り回されないための戦い方を、 彼はもう手に入れていた。
うさ太郎はまた一つ、職場で生き抜く術を身につけた。
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