ノートの使い方、指導方法
本投稿は宿題のさせ方に関する記事の続編である。
上記記事後半に、学習方略というワードを出した。
学習方略というのはざっくり言うと、
どの方法を、いつ、どのように選択、実行するのか、頭の中の作戦
のことを指す。
状況に応じて自分を一歩俯瞰で見て(メタ認知)、やり方をコントロールすること
を言う。
一方学習方法とは、
・単語帳をくりかえしめくる。
・問題を三回解く。
・ノートをきれいにまとめる。
等々、明らかに目に見える行動のことを言う。
最近の教育は、
とにかくこの学習方略をいかに子ども達に身に着けさせ、
学びのコントローラーを自分自身で握り
受け身ではなく自立した学び手を育てることが大切か
ということが謳われるようになった。
私が現場で指導していて感じることは、
学習方略は
あらゆる学習方法を知って、ためして、自分に最もあう方法を模索して、
試行錯誤をした末に身に付けられる能力だと考えている。
つまり、
「はい、自分が苦手なとこを自分なりに考えてやってね〜。」
では子どもはどう動いてよいか分からないのである。
どう考えればよいのかが分からないのである。
自立した学び手を育てるには、
まずは教え手が、
「こんな方法があるよ、やり方があるよ。」
と
選べる引き出し、選択肢を充実させてあげることから始まる
と考えている。
というわけで、私は毎年、何年生を受け持っても、
ノートの基本の使い方は以下のように伝えている。
①間違えたら答えを隠して、もう一度、1から解き直すこと。
私は子どもらにはっきり述べる。
正解した問題は既にできるのであるから、どうでもよい。
間違いや失敗の中にこそ、人が成長するためのタネが眠っている。
間違いを間違いのまま放置してフタをするのは、成長のタネをドブに捨てているようなもの。
成長の伸びしろを捨てることほどもったいないことはない。
学んでいて意味のないことはない。
だから間違えた問題は、答えを隠して、もう一度解きなおすこと。
分からなければ友達に教えてもらいましょう。
先生をつかまえて質問しましょう。
②◯をつける時は、始めと終わりの繋がったきれいな◯をつけること。
私は以下のように伝える。
「ザッ」と丸をつけると、脳はそれを「落書きだな」と判断する。
せっかくやったのに、成果を落書きだと判断されるのは成果が反映されず、もったいない。
早く、そして丁寧に、きれいな◯を毎回つけること。
③ノートは広く、大きく使うこと。
①とも関連する。
まず詰めて小さく書くことで、計算ミスが発生する原因になる。
次に、もし間違えた際にやり直すスペースが必要になる。
大きくバツをつけたら、その横に再度解き直すスペースを作るのである。
③に併せて
「東大合格生のノートは必ず美しい」太田あや 著
の話をする。
勉強ができる人のノートはもれなく隙間が意図的に空けられていて、読みやすく、ゆったり書かれている。
という話をする。
おそらくその余白に、計算を書いたり、後から読み返した時に感想や意見や考えの変容を書き込むための
余白
をつくっているのだろう。という話をする。
今回は学習方略を身に着けさせるために必要な学習方法のうちの1つ、
ノート指導について書いてきた。
自立した学び手を育てるために、今日も奮闘したい。
現場からは、以上です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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