【第6回】辞退防止:内定辞退の真実。候補者が不安に感じているポイントへの「先回り」
この記事は、有料マガジン『【企業向け】選ばれる組織の「採用・育成」戦略 』の第6回です。
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「内定を出した。あとは入社を待つだけだ」
もし、そう一息ついているなら、それは経営者として最も危険な「油断」かもしれません。
実は、内定を出してから入社日を迎えるまでの数週間から数ヶ月こそが、採用活動の中で最も「辞退」という名の痛恨の失点が起きやすい、薄氷の上の期間なのです。
第5回までのプロセスで、膨大なコストと情熱をかけ、ようやく「この人だ」と思える本物の人材を惹きつけました。しかし、内定を出した瞬間に、立場は逆転します。
選ぶ側だった企業は、入社日まで「選ばれ続けなければならない側」へと変わるのです。
候補者の心の中では、内定の喜びの直後に、マリッジブルーにも似た「入社前ブルー」が必ず巻き起こります。
「本当にこの施設でやっていけるだろうか?」
「今の職場の引き止めを振り切ってまで行く価値はあるのか?」
「もっと良い条件の場所が他にもあるのではないか?」
この沈黙の不安を放置すれば、ある日突然、一本の無機質な「辞退メール」で、これまでの努力はすべて水の泡となります。その損失は、求人広告費だけでなく、現場の期待を裏切るという目に見えないダメージとなって組織に突き刺さります。
今回は、候補者が口に出せない「不安」の正体を突き止め、経営者が先回りしてその芽を摘むことで、確実に「入社」というゴールへ導くための鉄壁の防御戦略を解説します。
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